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愛すべき『蟲』と迷宮での日常 作者:マスター
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第八十七話:(絹毛虫外伝)嫁入り(1)

 本日で、『愛すべき『蟲』と迷宮での日常』の一周年を迎える事ができました。これも読者の方々からのお声があってこそできたと心から思っております。

 そんなわけで、本来戦争編を投稿しておりましたが割り込みで絹毛虫ちゃんのお話をやらせていただこうと思います。作者的には珍しく綺麗に終わった気がする。


◆全部:絹毛虫ちゃん
■一つ目:エルメス嬢
※◆だと絹毛虫ちゃんと区別がつきにくいと思い、■を採用しました。


 澄み切った空、心地よい風、そんな日はまさに絶好のお散歩日より!!という事で、近所の八百屋に寄ってから公園でランチタイムと洒落込みましょう。

………
……


モキュ~(うーーん、どうやって仲間を出し抜いて抱き枕の地位を得られるかしら。同種族だけあって、思考回路が似通っているから悪巧みがすぐにバレちゃうのよね。この間だって、朝起きたら入れ替わっていたわ)

 ムシャムシャムシャ

 噴水の前にある長椅子でキャベツを貪る。むむ、この食感と栄養が行き渡っている葉っぱ…間違いなく瀬里奈ハイヴ産だわ!! ちょっと、お値段が高かったけど、奮発して良かった。

 瀬里奈ハイヴ産の野菜を扱うなんて良い品揃えをしているじゃない。今後は、御贔屓にしてあげるわ。

ジィジ(我々が見張っておりますので、ご用がありましたらお声掛けください)

モッモキュ(ありがとう。いつも本当に助かるわ。あ、これ食べかけだけど皆さんも一緒にどうかしら?)

 その瞬間、待っていましたと言わんばかりにここまで運んでくれた蜂達がお昼ご飯のキャベツに群がった。これが私達…絹毛虫の魅力。私達の食べかけの野菜なんて、他の蟲達からすればヨダレモノ。全く、魅力的過ぎるのも困っちゃうわね。この魅力でお父様も堕としてみせるわ!!

 全く間に、1玉あったキャベツが半玉に変わった。

モッモ(美味しいご飯。そして、日光浴。幸だわ…)

「確か、『蟲』の魔法を使う冒険者の…。相席させてもらってもいいかな?」

モッキュ(むむっ…私が先に座っていたんです!! この椅子は占拠しました。ディーフェンス~、ディーフェンス~)

 身体を伸ばして椅子を占拠する。相席といわれても、その体格で椅子に座られたら総面積の7割が奪われてしまう。全く、おデブちゃんはこれだから困りますね。相席したいというのならば、先に文字通り一人前の体積になってから来てほしいものです。

「どうしてもダメかな…他の席は、埋まっていて。そうだ!! もし、相席させてくれるならこれを分けてあげるよ」

 おデブちゃんが紙袋に入っていたパンを取り出した。普通のパンなら見向きもしなかったが、それは違った。『ネームレス』で大人気のパン屋が一日30個限定で販売しているプレミアム・メープルサンド!! いつかは食べてみたいと思っていた食べ物の一つだ。

モッモキュ(し、仕方ありませんね。一人で椅子を占領するのはよろしくありませんので相席させてあげます。だから…チラチラ)

 座れるだけの面積は明け渡した。さぁ、早くそのプレミアム・メープルサンドをプリーズ。もう、分けるとか言わないで全部でいいわよ。

「ありがとう。これが約束のモノね…ボクも食べるから半分ずつで」

モキュキュ(ふっふっふ、分かっているじゃありませんか。では、いただきまーーーす)

「ふぅ~」

 プレミアム…どこがプレミアムかわからないけど、何故か美味しい気がするという不思議な魔法。噛めば噛むほど分かってしまう。舌が肥えているが故の弊害…これが唯のメープルパンだという真実にたどり着いてしまうのだ!!

確かに、原料のハチミツは嗜好品である為、高価である。それだけでプレミアムという名をつけてよいかは疑問が残る。せめて、プレミアムという名を冠するのならばお父様の倉庫にある高品質なハチミツを基準にして欲しいですね。

 騙された感が否めない。

 これがお父様の言っていた品薄商法なのね。きっと、このパンを食べた子達は、空気を読んで美味しいと相づちをうっているだけね。そうでないなら、舌が腐っているわ。

 はぁ~、ゴリフリーテ様やゴリフリーナ様が作った蟲パンを食べたいわ。あれは、美味すぎて涙が出てくる。中でも一郎様を模ったカスタードクリームが入った一郎パンが美味しかったわ。一郎様の横で皆で一郎パンを食べるあの光景・・・懐かしいわ。仲間の一人が一郎様に齧りついて大変な事になってしまったのよね。

「はぁ~」

 先ほどからため息が煩いおデブちゃん…なぜか、こちらを見てくる。味が微妙なメープルサンドでも分けてあげませんよ。もう、囓ったし舐め回したもんね!!

 ムシャムシャムシャ

モキュゥ(本当に、ジロジロ見るのは失礼ですわよ。早く、昼食を食べ終えてそこを退いてください)

「実は、ボク…こう見えて冒険者なんだ。でも、要領が悪くてパーティーのメンバーにいつも迷惑ばかりかけちゃってね。さっき・・・固定メンバーを追い出されたんだ」

モッキュ(…誰か通訳を!! 言葉が通じないのを分かっていて私に語りかけてきたわ。色々まずいわよ。この人、痛い人よ)

 この私がお父様の蟲だと分かっていて話かけてきたあたりの度胸や食事をくれた事に対しては評価するけど…これにはドン引きです。一般的に見れば、蟲に話しかけている痛い人。

 この場は、早々に立ち去りましょう。先に、この場所に居たのに移動するなんて・・・決して、負けを認めたわけじゃありませんからね!!

 木陰で待機している蜂さん達を呼んで…。

「あぁ、そうだ…パンと一緒に近くでこれも買ったんだった。バナナっていう果実らしいけど、食べるかい?」

 そんなバナナ!?

 バナナとは…確か、お父様がゴリフリーテ様とゴリフリーナ様と一緒に『モロド樹海』でデートしている最中に見つけたという果実!? 瀬里奈ハイヴで実ったらしいと噂は聞いていましたが、もう市場に出回っていたとは。

 まだ、食べた事がなかったのよね。

 ジュルリ

モキュウ(し、仕方ありませんね。もう少しだけ、話を聞いてあげましょう。全く、食べ物で私を釣ろうなど100年早いですわよ)

「これ、どうやって食べるんだろう?」

 全く、無知な人ですね。バナナの食べ方も知らないなんて…というか、そんな食べ方も分からない物を買ってくるんじゃありません。だから、パーティーから見捨てられるのよ。

ほら、貸してみなさい!!

全く、世話が焼けるわね。

………
……


 その日から、不思議とおデブちゃんと毎日噴水の前で合うようになった。毎日必ず、お昼ご飯を貢いでくるあたり評価してあげるわ。同じ物は持ってこないところも気が利いていて高ポイントよ。

「やっぱり、一度固定パーティーから外されると再就職は辛いね…どこも断られたよ」

モキュゥ(でしょうね。おまけに、こんな昼間に噴水の前で昼食をとっているあたりダメダメです)

 ムシャムシャムシャ

 それにしても、よくも飽きずに言葉が通じない私相手に話しかけられるものだ。周りの視線が痛い事に気がつかないのかしらね。こちらを見て、「あんまり、見ちゃダメよ」と子供を叱りつけて逃げ去る親子が何人いたことか。

 おデブちゃんのワンマンライブのおかげで、おデブちゃんが固定パーティーを外された理由に見当がついた。おデブちゃん…冒険者の癖にコミュ障なのだ。どのレベルのコミュ障かというと、お店の店員と話す際にも全く言葉を発しないでお金を渡して頷くだけしかしないのだ。基本的に「うん」「あ」「はい」などしか喋らないらしい。冒険者に必ずしもコミュニケーション能力が必要だとは言わないけど、限度ってものはあるわよ。

 そのコミュ障の原因の一つにおデブちゃんの容姿があると考えられる。

お世辞にも容姿が優れているとは言えないでしょうね。おデブ、低身長、顔が濃い、毛深い…私達的な感性で言わせてもらえば、容姿なんて些細な問題だと思うのですけどね。多種多様の容姿を持つ私達からしてみれば、容姿なんて非常に優先度の低いものだ。

しかし、人に取っては重要なファクターらしい。なんでも、容姿がその人の99%を表すと言われているほどだ。大事なのは中身だと思うのだけど、その中身を知るにしても容姿が好みでないと中身すら知ろうとも思わないらしい。

そのおかげで、損な役回りをしている人は沢山いるだろう。

モッキュ(一体、いつまで私相手に会話の練習をしているんですか…早く、仕事を探してきなさいよ。パーティーに入れなくても『ネームレス』近郊での歩合制依頼はあるでしょう)

「ボクのことを心配してくれるのかい…」

モッモキュ(誰がそんな事を言ったのよ!! ここは私の席なのよ。早く、仕事を探しにいってらっしゃい。シッシ)



 ここ最近は、臨時のパーティー募集や歩合制の仕事をこなしておデブちゃんは頑張っているらしい。

「オークってやっぱり強いね…流石に4匹出てきた時は死ぬかと思ったよ」

 今日の貢ぎ物は、林檎ですか…まぁ、少しくらいなら話し相手になって差し上げましょう。次はもっと美味しい物を貢ぐように!!

モキュゥゥー(全く、オーク4匹程度で死にかけるとか…鍛え方が甘いです。なんですか、その怪我は。お昼ご飯を買うお金があるなら薬の一つでも買って治療しなさい。傷口から化膿すると大変よ。食後の蟲ダシコーヒーを煎れてあげるから飲んだら治療していらっしゃい)

 お父様の倉庫からコーヒーを煎れて持ってきたのだ。私の分だけでもよかったのだけど、一人分が二人分になっても手間は変わりませんからね。用意してきたカップに蟲ダシコーヒーを注いで渡す。

「コーヒーをくれるの。ありがとう…!! このコーヒーは、美味しいね!? こんな美味しいコーヒーは初めて飲んだよ」

 当たり前です!! おデブちゃんのような人が飲めるような安物ではありませんよ。今回は特別に分けてあげているんですからね。味わって飲むように。

 それにしても、オーク程度に苦戦ですか・・・お父様に掛かればデコピン一発で終わるようなモンスターですわよ。流石に、おデブちゃんにそこまで求めるのは酷ですが、集団戦における基本戦術がなっていないんじゃありませんか。



 チラチラ

 いつもなら、この時間にはお昼ご飯を手に持ってデブデブと歩いてくるのだけど、一向におデブちゃんが来なかった。

モキュ(……来ないわね)

ジッジ(そろそろ、三時を回るので帰りましょう。お父様もお戻りになられますので)

 もう、そんな時間なのね。

 冒険者ですものね、きっと迷宮とか狩りに泊りがけで行っているのよね。

………
……


 翌日も、その翌日もおデブちゃんが来なかった。

 ムシャムシャム…

モキュ(味気ないわ。何ていうのかしらね…た、確かエリスちゃんのところのエルメスさんってギルドの受付嬢だったかしら)

 となれば、冒険者の情報くらい持っているわよね。

 えぇーーーい!! ウジウジするのは止めだわ!!

モッキュ(エリスちゃんのところまでお願い出来るかしら)

ジー(構いませんが、お父様にご相談したほうがよろしいのでは?)

モキュ(問題ありません。夜にちゃんとお話しします)

 この私を待ちぼうけにさせた罪、利子をつけて支払ってもらいます。




 やばいわ、これは久しぶりにやばいと感じたわ。

 業務時間中に同僚が裏口で「御家族が呼んでいますよ」といわれてきてみれば…エリスちゃんと絹毛虫ちゃんが待っていたのだ。御家族って…あながち間違っていないけど、何故か釈然としない。

 そして、なぜ呼ばれたかエリスちゃんが通訳してくれた。一言で言えば、『気になる冒険者がどうしているか知りたい』と…絹毛虫ちゃんが!? と驚いてしまった。レイア様の蟲の中でもヒエラルキー上位に位置する蟲。その子がこんなお願いをしてくるなんて眠気も一発で吹き飛んだ。

 この事をレイア様は知っているのだろうか。

ここで問題です…この状況下で、私が冒険者の情報を絹毛虫ちゃんに教えないという選択肢は存在しているのだろうか。先ほどから、こちらを鋭い眼で睨んでいる大きな蜂がいる。

断れば…ゴクリ。

「流石に、みんなで来ると目立つので蜂さん達は待機していてね。ちゃんと、連れて帰ってくるから安心して。私だって死にたくないから」

モッキュ

 流石に、おデブちゃんという情報だけでは誰の事だか分からなかったのでエリスちゃんと絹毛虫ちゃんをギルド本部の中に連れて入った。絹毛虫ちゃんを首に巻いて、エリスちゃんを背中に背負った。

 モフモフ

 いい匂いだわ。それに、この手触り…首に巻いただけで女子力が向上した気がする。絹毛虫ちゃん…レイア様が抱き枕として重宝するのも肯ける。一瞬、立ったまま寝そうになってしまった。そのまま、人目を避けて書庫に入った。ここならば、冒険者の情報が集まっているのでおデブちゃんに関する情報も見つかる。

 エリスちゃんが背中から飛び降りて慣れた手つきで書物を読みあさっていく。本当に手際がいいわね。まるで、何回も来た事があるかのように。

 それから、少ししてお目当ての情報が見つかった。

「建前上、ギルドの受付嬢である私が冒険者の個人情報を漏らすのは良くないです。だから、あくまで独り言ですよ」

モキュ

「えっと、絹毛虫ちゃんがおデブちゃんと呼んでいる冒険者の名前はランクDのマルコ・ポーレ26歳。数日前に、固定パーティーの臨時募集に参加して『モロド樹海』の低層へ行っております。その雇われ先の固定パーティーというのが曲者で…過去に臨時で雇われた冒険者の半数が死亡しております。残りの半数も大なり小なり怪我をしており無傷の者はおりません」

モッモキュ

エリスちゃんがすかさず代筆する。『構わん。続けたまえ』…って、どこのお代官様ですか!? 絹毛虫ちゃんがエリスちゃんをペシンペシンと叩いている。どうやら、代筆に若干の誤りがあるようだ。

「えーっと、続けるわね。そして、今現在マルコ・ポーレ様は、ギルドが運営する病院で入院中です。私達としてもあのパーティーへの斡旋は控えているのですが、本人たっての希望でした。なんせ、金払いだけはしっかりしており、多少の危険あっても構わないという方が多いので」

モッモキュゥ

『おデブちゃんは、なんでそんな危険なパーティーに?』と書かれたプレートをエリスちゃんが掲げる。

「詳細までは、存じ上げませんがお金が欲しかっただけだと思います。孤児院出身者のようで身寄りもないはず。恐らくは、生活費の為かと。それと、ギルド運営の病院は決して安くはありません。金銭が支払えない入院患者は、強制退去させられます」

 治癒薬を使うよりかは安価ではあるが、病院というのは安くないのだ。事実、入院患者の半数は途中で治療費が賄えずに強制退去させられておりそれが原因で死ぬ事が多い。病院とて慈善事業ではないのだから当然だ。金にならない患者を退去させてベッドを開ける。そして金になる患者を受け入れる。誰も批判できない当然の流れだ。

 この事を伝えるか迷ったけど、今教えておかなければ後々大変な事になりそうな予感がヒシヒシとしている。

モキュウ

『情報提供ありがとうございます。お礼は必ず…』と書かれたプレートをエリスちゃんが掲げる。そして、エリスちゃんが背中に引っ付いてきた。どうやら、お外まで連れて行って欲しいとの事だろう。

しかし、これって恋ですよね。レイア様の蟲がマルコ・ポーレ様に恋をしたという事かしらね。大事件に発展しなければよいわね。なんせ、レイア様が絡めば人の予想の遥か斜め上を行くのは明白。



 エルメスさんから貰った情報を元にギルド運営の病院に寄ってから帰った。

 流石に、病院の面会時間を過ぎているのに入るわけにはいかない。それに、蟲であるこの私が誰の許可も得ずに入ってしまえば大騒動は目に見えている。お父様にまでご迷惑がかかる可能性がある。だから、窓の外から一室ずつ覗いておデブちゃんがいるかを見て回った。

そして、二階にある大部屋でおデブちゃんを発見した。

左足と腹部に包帯が巻かれている。腹部の包帯には、血が滲んでおり怪我が治りきっていないのが分かる。治癒薬を用いない場合には、自然治癒に頼るしかない。お父様のような規格外の治癒能力をお持ちならば、その程度の傷など唾をつけていれば瞬く間に治るでしょうが…おデブちゃんには難しいでしょう。

モキュゥ(あのレベルの怪我になると、治癒薬無しでは完治は難しい。お金があるならそもそもこんな場所に入院なんてしませんよね)

 とりあえず、今日無事である事が確認できただけでも不幸中の幸い。まだ、生きている…それで十分の成果だわ。

 帰ってから、お父様に色々とお願いしないといけませんわね。お父様、なんて言うかしら…怒るかしら、悲しむかしら。でも、自分の気持ちに嘘はつけないわ。

………
……


 倉庫にあるベッドでお父様が来るのを待つ。本日は、いつもの宿ではなく、倉庫整理も兼ねて倉庫に宿泊すると仰っていたから、ここで話しをする。

 なんて切り出そうかと考えていると、お父様がお部屋に入ってきた。お風呂上がりのようで水も滴るいい男とはこの事だと瀬里奈様なら言うでしょう。

「珍しいね。絹毛虫ちゃんが飛びついてこないなんて。どうしたんだい? 相談事でもあるのかい?」

モモキュ(あ、あのお父様。実は、お願いがあります)

 お父様が私を持ち上げて膝の上に乗せてくれた。そして、優しくブラッシングをしてくれている。本当に幸せだ。こんなにも私のことを大事にしてくれているお父様にこれから言うセリフを考えると心が痛い。

 でも、覚悟を決めました。

「叶えよう」

モキュ(まだ、内容もお伝えしていないのですが…)

「普段、何一つワガママを言わない絹毛虫ちゃんがお願いをしてくれたのだ。それを叶えるのは当然だ。さぁ、何でも言いなさい」

 流石、お父様。

 じゃあ、遠慮なく言いますね。

モキューー(実は、好きな人が出来ました!! その人は、コミュ障で、おデブで、馬鹿で、貧乏で才能もない冒険者なんです。でも、とても心は綺麗な人なんです。私は、その人と一緒に人として生きたいです!!)

 ブハッ

 お父様が血反吐を吐いて倒れた。
後編も予約投稿済みです。
2015/05/31の09:00に投稿されます。

話数については、戦争編後に見直しを致しますので暫定でXXXとさせていただいております。本当は、瀬里奈外伝の後に割り込みしたかったのですが、予約投稿を利用した場合には割り込みが利用できないらしく><
cont_access.php?citi_cont_id=850036392&s
+注意+
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