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愛すべき『蟲』と迷宮での日常 作者:マスター
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第七十四話:不穏分子(5)



「「さようなら」」

 双方の思いが一致した瞬間、腹部に『風』の魔法を受けて壁まで吹き飛ばされた。ボーリングの玉で殴られたような鈍痛が走る。だが、壁に飛ばされる瞬間にテーブルを蹴り上げてロンド・グェンダルにぶつけてやった。

「並の人間なら腹部を貫通してもおかしくない威力だったのに、平然としているとは…しかも、飛ばされるさなかこちらに反撃までしてくる。足癖が悪いですよ」

 ポンポン

 服についた埃を叩き落す。

 この男、無詠唱でこの威力…ランクB中堅以上の実力者だな。どっかの迷宮で相当レベリングを行っている。身を守るための武力にしては些か過剰過ぎる。

「親の七光りとばかり思っていましたよ。存外やりますわね」

「それはこちらのセリフです。ギルドの死神と高ランク冒険者から恐れられているだけの事はありますね」

 死神らしく、しっかりあの世に送ってやるよ。

「お褒めの言葉をありがとうございます。しかし、残念でしたね。冥土の土産にならなくて」

「なに、問題ありません」

 ロンド・グェンダルが指をパチンと鳴らすと扉の向こうから縄で拘束フローラ嬢と剣やナイフもった子供達が一緒に入ってきた。

 なるほど、ここは売春孤児院や人身売買孤児院ではなく殺し屋育成孤児院だったか。そして、すれ違った冒険者は教育係といったところか。子供を使って大人を脅すとかダメですよ。子供だから許されるなんて冗談話みたいな展開はありませんよ。

「うごかぁ…」

 所詮は子供だ!! この私が本気を出せば指一つ動かすより早く首を刎ねる事ができる!! 全部で四人。全員を確実に殺すプランを考えて行動に移す。

「はあぁぁぁぁぁ」

フローラ嬢にナイフを突き立てていた子供の首に廻し蹴りを入れて胴体と首を分断、死んだ子供が手に持っていたナイフを小突いて二人目の子供の脳天をぶち抜く。念には念をいれて、頭部に刺さったナイフにケリをいれて貫通させる。そして、残った二人の子供がこちらに振り向こうとするが遅い。二人の頭を左右の手で掴んでそのまま壁に押し付けて壁を脳みそで飾りつけしてやった。

こちらに敵意を持つ者なら女子供など関係ない。完全に機能を停止させる。一秒にも満たない時間で何が起こったかわからず死ねる子供は幸せであっただろう。死に際にも子供の幸せを考え上げるなんて早々出来る事ではない。

 おっと、血飛沫でフローラ嬢が汚れてはいけない。すぐに抱き寄せた。子供を抱くフローラ嬢の手が綺麗でなければならない。

「えっ…マーガレット!! あなた…」

「大丈夫よ、怪我なんてしていないから」

「違うわ!! そんなことじゃなくて…話し合いでも解決できたんじゃないの」

 流石に、それは無理だと思うよフローラ嬢。だって、相手のロンド・グェンダルがそんな雰囲気じゃないもん。だが、フローラ嬢の要望なので一応確認してみる。

「ロンド・グェンダルさん…話し合いで解決は可能だったのかしら」

「いいや、不可能だマーガレット君。今更、話し合いで解決などお互い信じられないだろう。だから、この場で君を殺してフローラ君だけを頂くとしよう。あの小僧を脅すのにマーガレット君は不要だ」

 流石のフローラ嬢も状況が完全には理解できていないようだ。だが、雰囲気だけは察する事ができたであろう。ロンド・グェンダルは聖人君子でもなんでもない、ただのゲス野郎だということをね。

「面白い冗談ですわね。この私を殺せるとでも。死神と言われているこの私を」

「多少、実力があるからといって粋がるなよ。お荷物を守りながらどこまで戦えるかね。当然、私も本気でいかせてもらおう。まさか、卑怯だとはいうまい」

 言わないさ!!

「構いませんわ。弱者に配慮するのは強者の特権です。義姉さん、これを被って壁際に」

 絹毛虫ちゃん100%のコートを影の中からこっそりと取り出した。傍から見たら、一瞬にして真っ白な毛皮のコートを何もない空間から取り出したかのように見えただろう。

モッキュ(お父様の大切な人は私達なんですからね!! 本当ならライバルのあなたなんて助けてあげませんが…ライバルが減っては、張り合いがなくなってしまいます。だから、仕方なく助けてあげるんですからね。勘違いしないでくださいよ。女子力スカウター発動………ギューーーーー。むむ、女子力が高い!! )

 ロンド・グェンダルが座っていたソファーの下から双剣を取り出した。ご立派な事にオリハルコン製である。生身で受けたら腕が切断される。無手の女性相手に恥ずかしくないのだろうか。

「では、私は弱者という事なのでこれを使わせてもらいましょう。構いませんよね」

「無手の女性相手に素晴らしい根性です。まぁ、当たらなければどうという事はありません」

 それに、私もこっそりと蟲達を使わせてもらうけどね。既に、服からはみ出している手首や頭部以外は、変身済みだ。よって、オリハルコン製の武器でも容易く切断される事はない。

 ロンド・グェンダルの体格から双剣を持った際の攻撃範囲を考える。更に関節の可動域を考慮すれば、今いる場所から2m程前に進めばロンド・グェンダルは何もできなくなるだろう。だが、それを理解してないような使い手ではないだろう。

 まぁ、こちらから近づく気など皆無だけどね。

 影の中から弾となる蟲を取り出す。

 パパパパパパン

 指弾の要領で蟲を撃ち出していく。文字通り蜂の巣にしてくれるわ。お高そうな骨董品が本当にゴミクズにようにボロボロ砕け散っていく。それなりの数は捌かれたが、全く問題はない。ズブリとロンド・グェンダルの腹部に2発と肩に1発くい込むのが見えた。

「ちぃ!! 指弾か」

 攻撃を捌きながらも『土』の魔法で私との間に壁を作る。一発一発の威力を察しての行為だろう。木材で出来た家具では壁の代わりにもならないと判断しての行動。

「『風』だけでなく『土』の魔法も使えるとは、惜しい才能だ。まぁ、この狭い空間だと無駄だけどね」

 蟲の弾なんだよ!! その気になれば跳弾させる事など造作もない。弾道の補正などはすべて蟲任せだ。

くたばれ。

「はあぁぁぁ!!」

 ロンド・グェンダルの気合を入れる声と共に眼前にあった岩が切り崩される。跳弾して背後から迫る指弾を防ぎながら、切り崩すとはやるじゃないか!!

 あ…まずい。

 魔力の軌跡が確認できた。これは『火』の魔法!! 広範囲…いや違う。この狭い部屋の中で放てば本人も丸焦げ。更には、人質として使うフローラ嬢も丸焦げになるだろう。ならば、的を絞った単体魔法。

肉を切らせて骨を断つ!!

 右拳に力を込める。ロンド・グェンダルの魔法より警戒すべきは剣である。故に今がチャンス!! 岩を切り裂くのに振り切った刃が私めがけて切り返してくるより、こちらの拳が速い!!

 ボゥン

 本気の右ストレートを顔面にブチ込むと同時にロンドの魔法が顔面に直撃した。顔を丸焦げにされたが…確実に鼻をへし折った。ついでに、前歯も全滅させてやった。

「ごふぅ…。まさか、あのタイミングで殴ってくるとは。だが、致命傷をくらわせたぞ」

 精度は申し分ないが、威力不足だ。一撃で頭を消し飛ばす程でなければダメじゃないか。まぁ、並の冒険者なら即死レベルくらいの威力だったけどね。顔の表面が見事に焼けてしまった。焦げる匂いと共に肌が焼け落ちていく。

「優男だと思っていたら、中身は狂犬だったようね。乙女の柔肌を焼くなんて紳士のやることじゃないわよ」

「ま、マーガレット!! 早く、治癒薬を…」

 フローラ嬢が万が一に備えて持っていた治癒薬をこちらに渡そうとしてきたので止めた。そんな高価な品を使わずともこの程度すぐに元通りだ。

「おや、どうしたのかね。ロンド・グェンダルさん…顔色が悪いですよ」

「な、なぜその状態で話せるんだ!! 確実に顔を焼いたのだぞ!! なぜ、もがき苦しみ死なない!!」

 どうやら、過去にかなりの数の人間の顔を焼いているようだね。どの程度で死ぬのか、どの程度苦しむのかを理解している。酷いことをする人間だな。

「ロンド・グェンダルさん…死神と呼ばれるこの私がこの程度で死ぬわけありません。顔の皮膚が溶け落ちている? その程度、こうすれば…」

 崩れ落ちる皮膚に思いっきり指を食い込ませる。そして、一気に皮を剥ぎ落とす!! 

 ベチョ

 マーガレットだった顔の皮が床に落ちる。

「何度でも元通り!!」

 金太郎飴の如く再び無傷のマーガレットが誕生する。元々表面は、マーガレットの顔に擬態化する為の蟲が張り付いていたのだ。それが、剥ぎ取ると同時に新しい蟲を貼り付ける。すごく単純な作業である。

 故に、マーガレットは死なぬ!! 何度でも蘇るのだ。

「いやぁぁぁぁぁーーーー」

 フローラ嬢が悲鳴をあげる。マーガレットの無事の姿を見せれば喜ばれる事はあったとしても、こんな悲鳴をあげられる事なんて…はっ!! よく見ると、フローラ嬢の服にわずかだが血が付いている。

 ロンド・グェンダルが自ら作った土壁を粉砕する際に豪快に腕を振るっていたから、傷口から血が飛び散ったのだろう。幸い、服だから良かったが、万が一生身に貴様のようなゴミの血が付いたら穢れるだろう。

 ぶち殺してくれる!!

「よくもフローラ義姉さんを!! 私の本気を見せてあげましょう。はぁぁぁぁぁぁーーーー」

 マーガレットという仮初の姿のまま変身するように見せかける。

 私の影から蜘蛛を呼び出す。蜘蛛の上に乗り接合部を蟲で一体化しているように騙す。更に、変身する事であたかもマーガレットが蜘蛛の化物に変身したように見えるのだ。当然、私だとバレないように擬態化する蟲を被せる事で蜘蛛本来の色を取り戻している。

 流石に、アルビノだとバレるからね。

 メキメキベコン

 その様子を見るフローラ嬢とロンド・グェンダルが息を呑む。

あまりの衝撃的な出来事で動けないのだ。この隙に攻撃をすれば万に一つは勝ち目があっただろうが、私から漏れ溢れる魔力に圧倒されている。

 蜘蛛にしたのは、マーガレットが女郎蜘蛛みたいな存在だからね。お似合いだと思ったのよ。ちゃんと、肉体もそれっぽく変身させておいた。おまけで、妖艶の美に見えるように服装だって中々際どいものにしてみた。

 影の中にいる蟲達からは大変ご好評を得ている。

「ふざけるなぁぁぁ!! この化物が」

「こんな美女を捕まえて化物とは酷い言い草ですね。では、狭い部屋とはお別れして外に出るとしましょう」

 咄嗟にロンド・グェンダルが剣で切りつけてくるが遅い。十分な威力がのる前に問答無用の突進で壁に激突させた。この狭い部屋でワゴン車程のサイズになった突進だ。避ける場所などないのだ。

 ズドドドドン

 何枚もの壁を突き破り外へと押し出した。

外に出ると私から距離と取ろうと移動するが、逃がしはしない。態勢など立て直させるものか。このまま押し切るのだよ。

「距離なんて取らせませんわよ!!」

 ロンド・グェンダルは、近接であるがために自分に害が及ばないレベルで魔法を連発しているが無駄である。その程度の威力の魔法なんて蚊に刺されたレベルでしかない。

「離れろ!! 化物がぁぁ」

「いいですよ。この一撃に耐えられればですが」

 こちらが腹部を殴るのを察したようだ。こちらの一撃に耐えて反撃で首を落とすつもりなのだろう。変身前に食らった一撃から今私が放つ一撃も同程度と想像しているのだとしたら笑い話である。

何十倍に跳ね上がった腕力で殴るのだ。当然、貫通する。

ポン

殴る直前に、ロンド・グェンダル体内に打ち込んだ蟲が爆発する。爆竹程度の威力しかないが、それが体内で爆発した際の威力は激痛である。ロンド・グェンダルの表情が面白いほどに険しくなった。私の攻撃を防ぐために集中していたのが、完全に途切れたのだ。

ブッシャー

「あの指弾にこんな罠が。ごふぅ…た、耐えられるはずだったのに」

 いいえ、耐えられませんよ。たとえ、蟲の自爆がなかったとしても私の腕力で貫通出来るレベルだった。

「ほぅ、まだ喋れるとは元気ですね。しかし、もう助かりません。ここ最近殺し合った者達では一番強かったですよ」

「死神の名に偽りはなかったか………」

その通りだ。

 心音も脈拍も共に停止を確認したのでその体を貰い受けるとしよう。影の中から糸状の蟲が飛び出てきてロンド・グェンダルの耳から脳へと侵入する。

 先日、この子をブレイン・ウォーカーと名付けてあげた。今までは、試作段階であった為名前をつけていなかったが遂に完成したと言えるレベルに達したのだ。これも、第四騎士団の連中が健康な肉体を提供してくれたおかげである。

 さて、脳を掌握するまでの間にロンド・グェンダルの肉体を再生させて残った仕事を片付けておくとしよう。使えそうなものを集めたら文字通り更地に変えて何もなかったようにしておかないとね。証拠の類は残さない。

 孤児院の中にいた子供の戦闘兵は、外に出る際に蟲を放って全部始末させた。敵兵が残っている場所に、フローラ嬢だけをあの場に残すことなどしない。当然の配慮である。

 …いや、まだ人の気配がある。数は、四人。

孤児院にいるフローラ嬢が狙いか。違うな、まっすぐ私の方に向かってくる。

 孤児院の後方から人影が見えた瞬間に、二本の矢が飛来してきた。一本目は、避けたが二本目は回避した位置を予測して狙ってきた。仕方なく、受け止めようとしたが…やめた。

「その距離で当ててくるとは、なかなか」

 脇腹を抉られてあげた。

 今この状況で手を塞がれると頭を砕かれかねないからね。風の魔法で体を見えにくくしているが左右より冒険者二名が急接近してきている。遠距離攻撃に注意を引いいての強襲。

 左からは剣をもった冒険者が下段から切り上げる鋭い一撃を、右からは槍をもった冒険者が心臓めがけて突進してきた。見事な連携プレイだ。当然、私は片手で双方の攻撃を防ぐしかない。

 剣を左手で弾き、槍を右手で掴み取った。

 ぐぅぅ

 その瞬間、目の前が真っ赤になる。残った一人が『火』の魔法で私を殺しに来たのだ。

 傷口から体内を焼かれるのでなかなか堪える。

「流石は、ロンド様を殺せる程の化物だ。歯ごたえがある」

「ギルドの死神が本当の死神だったとは…一部の冒険者の戯言かと思っていたぞ」

 見覚えのある顔だと思ったら、馬車でここに来る途中ですれ違った連中だ。タイミング悪く戻ってきやがったのか。本気を出していないとはいえ、私に手傷を負わせる程の冒険者。いい手駒を持っているな。

「その死神の力、身を以って知ることになるんですけどね…後、女性に刃を向けるなんて嫌われますよ」

 ニヤ

 顔を潰してやろうと思ったら、直ぐに離れていった。武器を手放すあたりいい判断である。

「おっと、危ない危ない」

 魔法を放った冒険者と矢を放った冒険者まで揃って向こうは準備万端のようだ。槍の使い手は、予備も準備していたようで直ぐに別の槍を構える。

 装備も一流だな。これは美味しい稼ぎになるわ。

「4対1…降伏するなら命だけは助けていいですよ」

 完全に自分たちが優位にいると思っている冒険者達。だが、それは大きな間違いである。

「面白い冗談ですね。その程度の戦力でこの死神を倒せるとでも? あまり舐めないで頂けないかしら」

「いいや、倒せる!! 一人二人犠牲は出るだろうが、なんとか倒せる」

 冷静な分析が出来る冒険者がいたのか。確かに、この状態でやり合ったならば私のほうが不利。連携プレイとは厄介なものだ。だが、私には後2回変身が残されている事を忘れないでいただこう。それに、蟲達も召喚していないというサービスモードなのだ。

 それがなくても冒険者達には勝利の可能性はないのだ。

「いいや、不可能だわ。なぜなら、本日は特別ゲストも一緒に来ておりますので…やっと出番ですよ」

 指をパチンと鳴らすと空から巨大なオリハルコン製のハンマーを持ち、圧倒的な質量を持つ何かが天空より降ってきた。着地と同時にあたりの地面が悲鳴をあげる。

 ズウドーーーーン

そして、別の場所からは地中から謎の光が立ち上り大穴を開けた。地中から伸びる光の柱の中から、オリハルコン製の刺棍棒を二本もった何かが現れた。

バコーーーン

 普段は一人でしか行動しない。だが、相手の裏をかくには普段行わない行動をすべきだと思うのだよ。そして、今回ゴリフターズには私の後をこっそりと付けてもらっていたのだよ。

 なにやら、冒険者一同の顔が青ざめているが気のせいだろう。流石に、ゴリフターズは有名人だな。そこから私の正体も導き出されたのだろう。

「3対4だ。以前そちらに分があるぞ。楽しませてくれよ」

「旦那様に傷をつけた罪は重いぞ」

「安心しなさい。圧倒的な力の差というものを教えて差し上げましょう」

 ゴリフターズから恐ろしいまでの闘気を感じる。

 大切に思われているっていいよね。おっと、冒険者諸君…ゴリフターズに傷一つでもつけたら、何度も再生して何度も苦しめてやるからな。

「では、誰に喧嘩を売ったか教えてあげましょう」

 未だかつて経験したことがない程の絶望的な戦いが幕をあげた…冒険者達の。
マーガレットが究極進化したΣ(゜д゜lll)
今回の出来事を『受付嬢の秘密』という本を出版すれば、大ヒット間違いなしだっわ。これで、お見合い話が殺到するでしょう。

余談
瀬里奈「レイアちゃん、蟲と一体化する武装を作りたいの!?」
レイア「また、ロマン兵器を…あっ、それならちょうどいい子がいるよ!! 一度、身につけたら二度と出たくなるなるような子が(´・ω・`) 。その名も…!! 好物は蜜柑だから用意しておいてね」
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