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愛すべき『蟲』と迷宮での日常 作者:マスター
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第七十話:不穏分子(1)

◆一つ目:エルメス嬢


健全な生活は、人生を良い方向へと導く。

 寒さが残る季節…暖かいベッドの中で朝を迎えるのは幸せだ。このひと時を味わうためならば、仕事を放りだしても構わないと思うほどに。

 少し前まで一人暮らしをしていた時ならば、それも叶ったのだが…最近増えた同居蟲がそれを許してはくれない。毎朝、決まった時間になると毛布を剥ぎ取りに来るのだ。最初の頃は、後五分と抵抗をしていたのだが…勝てないので諦めた。だって、私より強いんだもん。

 ゆさゆさ

『朝ですよエルメス嬢。お湯を沸かしてありますので顔を洗って、歯ブラシをしてから食卓に来てください』

 ペチペチ

 60cm程の巨大蟻がプラカードでこちらに意志を伝えてくる。プラカードで頬を叩くのは止めてほしい。プラカードが冷たくて、嫌でも意識が覚醒する。

 レイア様から頂いた蟲…この世界に生存するモンスターでは無く、レイア様が生み出したモンスターだ。特殊な生まれを持つからか分からないが、所有技能は凄い。主婦歴10年を誇るベテラン以上に家事が上手く、作る料理も絶品だ。

 しかも、気遣いもできるので最近、家事をした記憶がない。

 朝には、洗顔用にお湯を沸かしておいてくれる。朝食も作り立てがでてくる。衣服も洗濯済みでノリが効いており、新品同様にしっかりとしている。朝食を食べている間に、髪も整えてくれるし…香水もレイア様の蟲謹製の非売品をどこからか持ってきてくれる。その為、市販の化粧品に戻れない程にされてしまった。部屋も清潔でホコリなどは見ないし、部屋の空気も緑あふれる森林に居るかのように爽やかだ。

 そして、何より嬉しいのが…部屋に虫が湧かなくなった事だ。残念な事に…どんなに清潔にしていても台所やゴミ捨て場などには、コバエやGが湧く事があるのだ。だが、最近はまるで見なくなった。本当に嬉しい限りだ。

「エリスちゃん…今起きるね」

 エリス…それは、私がこの子につけた名前だ。モンスターの固有名称で呼ぶのはよろしくないと思いレイア様の許可を得て命名したのだ。

………
……


 食卓に並ぶ料理は、エリスちゃんが作ったので当然美味しいとして…気になるのはそれが盛られているお皿とナイフとフォークなどの食器一式だ。エリスちゃんには、生活費としていくらかは渡しているが、これらの食器一式はその程度のお金で買えるような物ではない。

「え、エリスちゃん。このミスリル製の食器一式はどうしたのかな?」

 間違いなく、一式揃えると私の数年分の年収になる物だった。ギルドの受付嬢としての給料とガイウス皇帝陛下から頂いているスパイとしての給料総額での年収である。

 食器戸棚を見てみると、一式どころか戸棚の食器がすべてミスリル製に替わっていた。人生やり直しても買えない程の金額になりそうだ。

『お父様の倉庫にあったので貰ってきました。ちゃんと、許可は頂いております。これが、エルメス嬢宛への手紙です』

 プラカードに書かれた文字を見て絶句した。レイア様が許可をだしたの!?

「どれどれ『これは、エルメス嬢ではなく私の可愛いエリスにくれてやったのだ。なんでも、安物を使っていると聞いたからな。よいか、私の可愛いエリスが世話をするエルメス嬢が貧相では困るのだよ。エリスの品格が落ちる。良い生活をさせろとは言わぬ。もう少し使う物に気を回すといい』…相変わらず行動が大胆すぎる」

 こんな高価の物を平然とポンと赤の他人に…いや、レイア様の大事な蟲でしたね。過保護もここまでいくと恐ろしい。万が一、蔑ろに扱えばどのような末路が待っているか考えるだけで寒気がする。

 その優しさが、一般市民に向けられるようになれば本当に良い統治者になれるでしょうに。まぁ、現状でも他の貴族の方を比べれば信じられない程の善政を敷かれているのですが掴みどころのない性格のせいで随分と損をしているように思える。

 ガタン

あぁ…エリスちゃんが、戸棚から謎のガラス小瓶を出してきた。一瞬だが、中身が見えてしまったが、予想が外れてほしいと思わずにはいられない。

ギィィ(特別に、お父様手作りのイナゴの佃煮を分けてもらってきました。とっても、健康にいいんですよ。これを食べられるなんて、運がいいです。あ、半分ずつにわけましょうね)

 瓶のふたを開けてお皿に盛りつけられるイナゴ…。確かに、迷宮では食糧事情の関係で蟲を食べる事はある。だが、最終手段となる事が殆どだ。高ランク冒険者は、そんな事を気にかけない者が多いらしいが、私のような一介のスパイに些か荷が重い。

 しかし、この状況下で断れるだろうか。エリスちゃんは、ご機嫌である。大好きなお父様手作りのお惣菜という名のアレを食べるのを楽しみにしているのだ。共食いではないだろうかと思ってしまったが、モンスター同士での殺し合いや共食いの話はよくある。特に、蟲中には繁殖の為に交尾が終わった雄を食べる風習が存在していたりもする。

「美味しそうね。ありがとうエリスちゃん」

 イナゴの佃煮以外は本当に美味しそうである。

ただ、一つのお惣菜が食卓に並ぶだけで天国が地獄に変わるとは、流石はレイア様の手料理だ。料理一つで天国を地獄に変える事ができるなど、並みの者では不可能だ。

『そうでしょう!! そうでしょう!!お父様の手料理を食べられるのは、本当に一握りの蟲しかいないんですから…数の問題で。 では、最初の一口はエルメスさんにお譲りします。さぁさぁ、がばーーとどうぞ』

 エリスちゃんが、お玉くらいのスプーンでこれでもかという程、イナゴを盛ってくれた。そして、私に食べるように差し出してきたのだ。

 人生初のアーーンが異性どころか、蟲からになろうとは考えてもみなかった。しかも、食べさせて貰えるのはイナゴ…要するに蟲だ。これを断るのは、簡単だ。だが、エリスちゃんを悲しませる事は、自ら死刑執行書にサインをするようなものだ。

 私の初体験がぁぁぁ。レイア様恨んでやる!!

「あ、あーーーん」

 涙を飲んで、一気に口に放り込んだ。

 むしゃむしゃ

 よく味の染み込んだ蟲は、柔らかく舌の上で溶けだした。極上の霜降り肉のように蟲汁があふれ出し、口の中に旨みが充満する。更にイナゴのお腹には、味の染み込んでいる炊き込みご飯が詰まっており、一粒で二度おいしい。

 そう…本当に美味しいのだ!!

 食材の味は当然として、レイア様が丹精込めて育てた蟲だけの事はある。噂では、治癒薬に等しい効果もあると言う事で体の内側から悪い場所を治してくれる。料理は見た目で判断してはいけないと理解できる一品であったが…やはり、見た目も大事にして欲しい。

蟲を食べる乙女って結婚できるかしら。

あぁ…でも、本当に美味しいわね。見た目にさえ目をつぶれば。

「あ、お代わりいただけるかな」

ギィ(ふっふっふ、嵌りましたね。ようこそ、蟲のいる世界へ。おっと、そろそろ出勤のお時間ですね。靴を磨いておかないと。えーーと、本日のスケジュールを纏めたメモは確か…)



 ガイウス皇帝陛下も生涯現役とは明言しているが、寄る年波には勝てないと愚痴をぼやいている。そろそろ、隠居して遊びほうけようかなと…。『神聖エルモア帝国』にその人ありと言われる程の絶大なカリスマを持つガイウス皇帝陛下が退位するとなれば一大事だ。

 王位継承権を持つ者同士で王位をめぐり内戦が勃発する恐れもある。

 現在、ガイウス皇帝陛下のご子息ご令嬢で継承権を持つ者は、11名だ。この数が多いか少ないかでいえば、よくわからない。本当は、他にも継承権を持つ者は居たのだが…安定した生活を先に確保する為に望んで政略結婚の駒になり、継承権を失った者も多い。その中の一人は、継承権を自ら放棄して迷宮で死亡したのだがね。

「で、私には後継者争いの時に支援者になって欲しいと」

「はい。王位につけた際には公爵の地位と望むポストを差し上げる事を確約します。後、私に子供が生まれた時にはヴォルドー侯爵の子供との婚約を約束します」

 仮に、この者が次の皇帝になった場合には、遠い未来に『神聖エルモア帝国』皇帝の親になれると言う事か。

 地位や権力は好きだが…大事な事を忘れている。私は、『神聖エルモア帝国』に仕えているのではなくガイウス皇帝陛下に仕えているのだ。ガイウス皇帝陛下が居ない『神聖エルモア帝国』など「タコのないタコ焼き」みたいな物だ。

 それに、生まれてもいない双方の子供の将来をこの場で決めるなどアホらしい上に、捕らぬ狸の皮算用というやつにしか思えない。

「確認したいのだがガイウス皇帝陛下は、君を次の後継者に選んだのかね?」

「…いいえ。ですが、王位継承権第一位であるこの私が次の皇帝には一番近い。それは、ヴォルドー侯爵ならば分かっておられるはず」

 確かに分かっている。礼儀もわきまえているし、できるやつだと思ったよ。だが、それだけだ。

「ならば、中立を保たせてもらおう。当然、君が次代の皇帝になった際に私の地位を剥奪しようが降格しようが好きにするといい。だが、差別はしないでくれよ。例えば、私だけ罰しない事や罰する事などはやめてくれ。君の陣営に行かなかった者を等しく罰するならば甘んじて受けよう。公平感は大事だよ」

 全員を打ち首にするというなら流石に『ウルオール』に避難させてもらうがね。

 よくよく考えれば、地位なんてその気になればどうにでもなる。ゴリフターズを連れて小国あたりに殴り込みに行けば三日で王位を簒奪できる自信がある。一週間あれば、二国程度は併合できるだろう。

「本当に無欲ですね。その気になっていれば『ウルオール』の王にすらなれたでしょうに」

「管理する立場より管理されるほうが楽でね。妻達が女王になりたいと希望するなら、頑張ってもよかったが、どうでもいいと言われたのでね」

 ゴリフターズは、『ウルオール』王族だけあって当然王位継承権を持っていた。実は、第一位と第二位の王位継承権を持っていたのだ。何もなければ、次代の女王であったが、私と結婚した際に放棄した。その為、現在は義弟達が次代の王になる予定だ。

 国内外問わず、絶大な人気がある二人だ…がんばれと応援しておこう。当の本人達は、遊ぶ時間がなくなるので嫌だと言っていたが、そこは無理にでも王位に就いて欲しいね。

「わかりました。では、いずれ私が皇帝の座を継承する日にお会いできる事を願っております」

「君が、ガイウス皇帝陛下みたいな偉大な人物になれることを切に願っている。………あぁ、君を応援するわけではないが、王位継承権を争う事になる者は何名か減る可能性があるよ」

 実は、ガイウス皇帝陛下の「退位したい」という愚痴のせいで継承権を持つ者達が各地の有力貴族取り込みに精を出しているのだ。その中には、残念な事に私も含まれているようで毎週のように面談を求めてくる皇族がいるのだ。王位継承権がある者にとっては、私は是が非でも後ろ盾になって欲しい者のようだ。

『ウルオール』との強い繋がりを持ち、武力を伴う争いが勃発しても私やゴリフターズという切り札があれば、勝利は揺るがない。

 そんな戦力を己の陣営に取り込む為、あの手この手を使ってくる。私が一代貴族の時に見下したような顔をした者達ですら頭を下げてくる、女性の継承権を持つ者は、次代の皇帝にならないかと体すら差し出してくる始末だ…既婚及び未婚問わずにね!!

「皇族と言えども平然と首を切れる貴方は本当に怖い」

「接し方を間違わなければ問題ないという認識でいるのだがね。何分、下調べもせずに私に接してくる輩が多くてね。だから、君の今後の活躍に期待している」

 ガイウス皇帝陛下のご子息ご令嬢という事で一度は目を瞑る事にしている。だが、二度も三度も訪れて後援者になれと煩く言ってくる者や私を押し倒そうとする者には残念ながらこの世からご退場願っている。当然、ガイウス皇帝陛下もとある条件を満たした場合のみということで承諾済みだ。

 そのような者が『神聖エルモア帝国』を治める事になれば国家の未来は暗い。仮に、私の予想の斜め上を行くような者が皇帝になった場合は、素直にこの国を去ろう。ゴリフターズと一緒ならば、どこへ行っても怖い物はない。



 本日も面倒な面談を終えて客間に戻るとゴリフターズが用意したお茶菓子と食べつつ、絹毛虫ちゃんと戯れるガイウス皇帝陛下がまっていた。執務については、滞りなく終わらせているようでお忍びで来ているのだ。

「わしの教育方針が誤っていたかどうか、高みの見物といこう」

「ガイウス皇帝陛下もお人が悪い。最初から後継者を指名しておけば争いなど起きないのに、何故このような手間を?」

 ガイウス皇帝陛下は、不穏分子の洗い出しを兼ねて後継者の選別に入ったのだ。生涯現役とは、皇帝という地位の事ではなく下半身事情と恥じる事なく言うあたり清々しいまでの漢だ。男性としては尊敬に値するが、人としてはどうだろうと疑問を持つ者も多いだろうと思ってしまう。

「たとえ指名した場合でも争いは起こる。皇帝になれば『神聖エルモア帝国』という大国を先導する立場になる。当然、多方面に優秀な者でなければ務まるまい。それを産まれた順に振られた王位継承権だけで決めてしまえば国家の弱体化は避けられない。で、レイアの私見では誰が勝つと思う」

「そうですね。順当にいけば、王位継承権第一位のガイゼルでしょう。公爵家と長女と結婚しているだけあって、後ろ盾としては現在最強。資金も豊富なので順当にいけば勝利は揺るがない。次点では、王位継承権第三位のエヴァだと思われます。女性でありますが腕っぷしが強い…皇族の中では、ガイウス皇帝陛下に次いで強いかと」

 金と権力では、ガイゼル。力では、エヴァと面白い勝負になりそうだ。もちろん、他の王位継承権持ちも可能性があると思うが、他の連中はこの二人をどう攻略するかが皇帝になる為の課題となるだろう。

 ちなみに、我がヴォルドー侯爵家は中立を保つ事にしている。一見、公平感があるように思えるが起死回生を狙う継承権が低い者としては是が非でも我が家に後ろ盾になって欲しいと考えているのだろう。そう捉えれば、寧ろ肩入れしているようにも思われかねない。

 まぁ、私以外にも優秀な冒険者は沢山いるのでそれをどこまで取り込めるかだろうね。エーテリアとジュラルドはこの手の争いは引き受けないだろうしね。どこの陣営についても厄介事がついてまわる。

「模範解答でつまらんの。で、依頼していたあの件はどうなった」

 ガイウス皇帝陛下から今回の一件を通じて裏で動いて欲しいと言われた事があるのだ。王位継承権を持つ者のDNA鑑定だ。ガイウス皇帝陛下が持つ神器プロメテウスを以っても男の場合には回答が返ってこない。これは担い手が男性であるが故の弊害とも言える。

「ご安心ください。現時点まででお会いした全ての皇族は全てガイウス皇帝陛下の実子で相違ありません」

 ガイウス皇帝陛下の実子でない場合には、排除していい対象になる。

 前世でも言える事だが…女性が産んだ子供は間違いなく女性の子供である。だが、子供の父親が必ずしも夫という訳ではない。なんせ、種しか提供していないのだから誰の種かなんて分からない。貞操概念の低い場合には起こり得る事なので残念極まりないとしか言えない。

 私の知る限り…仮面舞踏会など素性を隠して集まる貴族のサロンでは、一夜だけの関係が横行すると噂で聞いた事がある。故に、そういった場で種が仕込まれる事も多々あるのだ。貴族の子供なら、まだマシな方だ。酷い場合なんて、夫の部下の子供を妊娠してそれを貴方の子ですといって育てている輩が平然といる。

「DNA鑑定というのは凄いの…神器プロメテウスをもってしても分からぬ事を鑑定できるとは」

「ありがとうございます。私の言葉を信じて頂けるガイウス皇帝陛下がいてこそ成り立つものです。DNA鑑定など、普通の者が聞けば信じる事は無いでしょうから」

「仕方があるまい。儂とて最初は耳を疑ったが…レイアはそれを実証したではないか」

 皇帝陛下立会の下で王宮に勤める者の子供100名に対して親子の判定を行ったのだ。当然、女の子限定だ。罠として親子関係がない者や浮気で生まれた子供など多種多様なトラップが用意されていた。神器プロメテウスが出した回答と蛆蛞蝓ちゃんが出した回答が完全一致した事でDNA鑑定の正当性が証明されたのだ。

「おかげで、その場にいた女性陣営から酷い視線を受けましたがね…あれは軽蔑の眼差しですよ」

「ふっ…神器プロメテウスと同じ回答を出したのだ、当然であろう。ようこそ女性に軽蔑される新世界に!!」

 ガイウス皇帝陛下の顔が笑みでいっぱいだ。『仲間が出来た』と喜びを感じることが出来る。

「いいもん!! ゴリフリーテとゴリフリーナが居れば気にしないもんね!! ガイウス皇帝陛下と違ってお遊びしないもんね」

「その割に淫夢蟲は、やたらと細かい設定が出来るよな。それも儂が知らないような事まで…。本当は色々と遊んでおるじゃろう」

 それを言われると辛い。確かに、淫夢蟲は夢の中でお楽しみの設定が出来る。その際に相手の容姿からプレイ内容まできめ細やかな設定が可能なのだ。しかも、一度設定した内容は淫夢蟲の中でセーブデータのように管理され次回に同じ設定でお遊び可能なのだ。

 もちろん、細かい設定などしないでも楽しめるように予め私が知るアニメや漫画などを覚えている限り設定している。本当にここまで設定できるように蟲を改良するのに何年もかかった。改良を行った回数で言えば、蛆蛞蝓ちゃんを超えている。

「いえいえ、そんな事ありません。ガイウス皇帝陛下に誓ってそのような事はありません!! あんまりお疑いになると淫夢蟲を本日お貸ししませんよ…折角、色々とシチュエーションや衣装、性格、声など色々追加したのに」

 来年の生誕祭に向けて蟲達の改良を行っている。客商売をしている以上、一年経っても何も変わっていないとなっては申し訳が立たない。最近では、ギルドの受付嬢達とも夢の中でお遊び出来るように改善したよ。

お客様達喜んでくれるかな。

「レイア…お前こそ儂の本当の息子じゃ!! 今なら、皇帝の座をくれてやろう。さて、客間は何処かな。本日は、良い夢が見られそうだ」

 仮にも国のトップであるガイウス皇帝陛下が、血縁者でもない私に皇帝の座をくれてやるなど問題発言もいいところだ。私の屋敷だから問題ないが、公的な場で発言されたら国が割れる。

 というか、淫夢蟲の為に皇帝の座を明け渡す陛下とか惚れるわ…漢気溢れすぎている。

 さて、お風呂も沸く頃だし久しぶりにガイウス皇帝陛下のお背中でも流すとしよう。男同士のお付き合いというのも大事だよね。お風呂から出たら、卓球…そして枕投げだ!! ちなみに、卓球も枕投げもダブルス…ガイウス皇帝陛下と私の男性チーム対ゴリフターズという対戦カードになっている。

 長い長い夜の戦いの始まりだ。
さて、お国の為に中から綺麗にしちゃいますぞヽ(・∀・)ノ
待っていろよギルドの犬どもがぁぁぁ
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