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愛すべき『蟲』と迷宮での日常 作者:マスター
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第五十一話:(過去編)従軍(6)

だいぶ間が空いてしまって申し訳ありません。
 全方位から迫るゴキブリをグリンドールが相手をしている最中、脱兎のごとく山林に駆け込んだ。そして、次々に繁殖力が極めて高い蟲を呼び出し産卵と孵化を繰り返す。仕上げに魔力で強制的に成長を促せばあっと言う間に成体へ成長を遂げる。

 数万の数の蟲でも秒殺できるキチガイだ。故に、数百匹単位で時間差攻撃を決行する。それを幾度も続ければ、流石のグリンドールの魔力が目減りするだろう。

 嫌がらせは任せろ!!

 既に第一陣の数十万のゴキブリ達があの世に葬られた。戦闘開始から、一分程度しか経っていないのにこのザマである。だが、これでいいのだ。『闇』の魔法を相手にどのような特性を持った蟲でも全く意味を成さない。それならば、数で押して少しでも時間を稼ぐしかあるまい。

木陰の隙間からこちらに歩いてくるグリンドールが見えた。

 ズゥン

 突如、激痛が走ったと思えば右腕と脇腹の一部が消失していた。

「ぐっ!! 距離を見誤ったか」

「少し外れたか…まぁよい。少しずつ補正していこう」

 一瞬、何が起こったか理解出来なかったが、グリンドールの射程内に入ってしまったのだと分かり直ぐに距離を取った。

私から見えているという事は相手からも見えているという理論は理解出来るが…観測される側であるグリンドールがこちらに気づくとは信じられない。これでも擬態能力をフル活用しているのに…なぜ、ここまで正確な攻撃が出来るのだ。

 幸い、急所を逸れた事から完全に見えている訳では無いと信じたい。

 孵化したばかりの蚊やゴキブリ達などの蟲達が少しずつグリンドールに特攻していく。勿論、誰一匹もグリンドールの身まで到達する事は叶わない。全て、虚空へと消失させられていく。

 だが、その様子から一つ分かった事がある。

「やはり、グリンドールも特別な属性しか使えないのか」

 大量に迫り来る蟲達を一気に抹殺するならば、『闇』の魔法が最適であろう。だが、少数で迫ってくる弱い蟲相手に『闇』の魔法は些か過剰すぎる。『火』の魔法などでも十分に対応できるだろう。

 まさか、信じられない程低燃費で『闇』の魔法が使えるとも考えにくい。なんせ、性質は消失なのだ。『火』『水』『土』『風』と比べても消費は多いと信じたい。

 故に!! 特別な属性を使える者は、代償として他の属性が一切使えないと考えて間違いない。

………
……


 まぁ、それが分かったところでグリンドール相手に何の意味もないけどね。『闇』の魔法は、威力、射程、範囲のどれを取っても笑えないレベルなのだからね。

 それにしても、間髪容れずに突撃をさせているのだが…自然破壊がやばいレベルだぞ。山林が爆撃にでもあったかの如く穴ボコだらけになっている。

 あっ!!

 擬態して空を飛んでいるのにグリンドールと完全に目が合った!!

「既に再生を始めたか。便利な魔法じゃの」

「器用貧乏でしてね。というか、どんな視力してるんだよ!!」

「これでも伊達にランクAを務めているわけじゃないのでな。長い人生、擬態能力に優れたモンスターを相手にする事など数えきれんほどあるわ。まぁ、平たく言えば勘なんじゃがな」

「流石は、最強の冒険者。だが、こちらとて死ぬ訳には行きませんのであの手この手で楽しませてみせましょう」

「ふむ、期待しておるぞ」

 直ぐに別の山林に駆け込み準備に取り掛かった。やる事は『闇』の魔法の調査研究だ。射程と特性などは分かった。後は、効果時間などを調べたい。視覚外からの攻撃への対処方法など調べれば、グリンドールに一泡吹かせるキッカケになるのではないかと思っている。


2時間後。

 右腕と脇腹の再生は終わったが、あれから左耳を削がれた。少しでも横にズレていたら即死だったので、思い出しただけでも冷や汗が出る。

 今、眼下で塞き止めた水を一気に川に流し込んでグリンドールにぶつけてみる作戦に出てみた。『闇』の魔法で消失させられる総量などを見せてもらおう。

 グリンドールも優しい事にこちらの意図が分かっているのにもかかわらず、あえて川沿いを歩いてきてくれるあたり敵ながら素晴らしい男である。

 そして、蟲達によって築かせていた堤防を崩壊させた。

「蟲達も良い仕事をする。大量の木々まで一緒に流してくれるとは」

 大量の水と木々がグリンドールの300m程手前で大き目の黒い球体が出現して迫り来る物を全て消失させていった。一つの球体で消失させられる質量の上限は存在しないのだろうか…既に体積以上の物質が消失している。

 大質量を消失させている時なら背後を付けるか…とも、思った事があったが甘かった。控えさせておいた蟲を突撃させた瞬間、球体によって消失させられた。

「位置的に視覚が届かない位置だったぞ!! なぜ、あれが迎撃できる!?」

実は、オート防御発動とか更にチート的な能力が付加されていたりしないよな。『闇』の特性のオート防御機能あったら流石にどうしようもないぞ。

「面倒じゃな。ほれ」

 グリンドールの一言で巨大な球体が複数個出現して川の流れを完全に変えた。地面を深く抉りとり完全に川の流れを変えたのだ。

………
……


 た、確かに、私も同じ事はやって出来ない事はない。但し、蟲達を使っても丸一日以上掛かるだろう。それを秒で終わらせるとか人間止めるのもいい加減にしろ。


更に3時間後。

 グリンドール相手に地上で戦うのはナンセンスと気がつき拠点を地中に移した。今現在、蟻達によってどんどん拡張されており、長期戦の準備は万端である。

設置された出口から孵化した蟲達が続々と出撃しては、撃退され…本当に悲しいばかりです。そろそろ、こちらの魔力がピンチになってきたので魔力が回復する副作用がある蟻の水を飲んで横になっております。

「鱗粉を使った攻撃なら通ると期待したのだが、耐性ありすぎでしょう」

 グリンドールが長い人生で身につけた耐性は、迷宮の猛毒すら無効化する程の物であった。『蟲』の魔法を持つ私ならいざ知らず、どんな鍛え方しているんだよ。

毒鱗粉攻撃の中を平然と歩き、迷宮下層の蟲持つ猛毒を混ぜ合わせた複合毒を気化させた物を風上から流したが全く効いた様子がない。もはや、グリンドールを本気で殺すならば溶岩の中にでも落とすしか方法がない気がしてきたぞ。欲を言えば、グリンドールの真下で突如、火山噴火でも起きない限り殺せる気がしない。

外では、もうすぐ日が落ちるか。グリンドールの魔法が強くなるとかないよね。『闇』というくらいだから本領発揮されるのが夜とかオチはないと信じたい。

ギギ(大変ですお父様!! グリンドールの魔法の範囲が)

「まさか、広がったのか!?」

ギー(いえ、小さくなった模様です。日が落ちて突撃した者が200m付近まで近づけました)

まじかよ!!

グリンドールの魔力減衰が原因なのか、それとも日が落ちたのが原因なのか判断がつきにくいな。だが、時間的に考えて後者だろうね。

という事は、考えられる要因はただ一つ!!

「夜だし…視界が物理的に悪くなったんだよね。ただし、オート防御まで射程が落ちたのは嬉しい誤算だがさ」

ギィギ(そうですよね)

 どの魔法にも言える事だが…視界条件が悪くなると魔法の性能が低下するんだよね。『蟲』も同じく、夜目が利かない蟲達は極端に戦闘力が落ちる。

悲しい現実だな。


更に2時間後。

 既にグリンドールと戦闘開始して7時間が経過した。

 こちらは魔力が減衰して休まねば維持できない程だというのに、相手は一定間隔ごとに攻めてくる蟲達を問答無用でなぎ払い地形を変えてくる。

 既に二回拠点を移動したが、ここもいつバレるか不安である。急いで他の場所にも作らせているが、いつまで持つか。というか、地下200mをある拠点を僅か2秒足らずで潰すとかありえないでしょう。

 ぐ~

 腹の虫がなり、晩飯時を伝えてきた。

………
……


「そうだ。これしかない!!」

 ダメで元々…時間が稼げるかもしれない方法ならいかなる手段も講じるべきである。

 すぐに絹毛虫と食用のイナゴ達を呼び出して旗を持たせた。引率に何匹か大型の蟲をつけよう。

もきゅう(酷いですわ。私の魅力で男を堕させてこいなんて。でも、お父様がどうしてもと仰ってくれるなら…後、一緒にお風呂にはいってブラッシングしてくださるなら考えて差し上げても宜しくてよ。チラチラ)

「すまぬ。後でブラッシングでもお風呂でも一緒に入ってあげるからグリンドールにディナータイムの申請に行ってくれ。できれば、さり気なく眠気を誘いそのまま眠り落とせばパーフェクトだ」

 グリンドールとて食欲と睡眠欲は持ち合わせているだろう。それを促して時間を潰させる!! 仮に眠らなくても飯で一時間程度潰せるだけでも上出来である。

 最後の別れになるかもしれない絹毛虫ちゃんを抱きしめて送り出した。

………
……


 グリンドールが前線拠点で腰を休めているのが見える。そして、蟲達にグリンドールの射程ギリギリの位置で「ディナータイム及び入浴の休憩を申し入れる」と書いた大弾幕を広げさせた。

「そろそろ、晩飯の時間だ!! ハラが減っては戦ができぬとあるだろう。腹も減ったし魔力も回復したいから休ませてください。勿論、タダとは言いません!! 私の蟲の中でも女子力の高い子を晩酌に付き添わせましょう」

「なんじゃ、若いのにダラシがないの。まぁ、こちらもディナーと入浴をしたいと思っていったし良かろう。では、再戦は1時間後としよう」

 できれば、二時間くらい欲しかったが仕方がない。

「了解した。その間、全ての蟲を遠ざける。それと、ささやかな贈り物がある。是非賞味してくれ。もし、気に入ったならば定期販売も受け付けているから宜しく頼みます」

「こんな時でも商売をするのか。まぁ、賞味して美味ければ考えてやろう。もっとも、生きて帰れればだがな」

 そんな殺す気マンマンで言わないでください。グリンドールが本気になれば恐らく、私など数分も持たずにこの世から消滅させられるだろう。その証拠に、自ら率先して特攻を仕掛けてこない。

 ランクAの身体能力に『闇』の自動防御と消失の能力が加われば、走るだけで敵が消滅していくというチート兵器が出来上がるのだ。

 実に恐ろしい人だ。

「では、一時間後に!!」


更に1時間後。

 英気を養い、絹毛虫ちゃんを迎えに近くまできてみれば信じられない光景を目にしてしまった。

………
……


ももきゅ(おじ様。そのおヒゲ素敵です。触ってもいいですか)

「これこれ。わしのヒゲで遊ぶでないぞ」

 わ、私の絹毛虫ちゃんが寝取られた!!

 完全に女の顔になってやがる。一体どんな手品を使ったんだよ!! 『蟲』の魔法により生み出された絹毛虫ちゃんを簡単に手篭めにされるなんてあってはならんぞ!!

 というかジジイ!! そういう事は、お父様である私の許可を取ってからにしていただこうか。

「なんじゃ、もう時間か…」

ももきゅきゅ(こ、これは違うんですお父様!! このまま、あわよくば添い…じゃなかった。眠らせようとした作戦で)

「お楽しみのところ申し訳ない。時間なので娘を返してもらおうか」

 別れを惜しむかのように悲しみの雰囲気を醸し出す絹毛虫ちゃんには、申し訳ないが回収させてもらおう。


9時間後。

 ついに、山々が消失して地平線が見えるようになった。更に。地面にアリの巣の如く張り巡らせた穴が地面ごと消失させられて丸で月面の如く穴ボコだらけになっている。

「無理無理無理!!」

 背中の羽は消失して、既に再生するだけの時間も余裕もない。

 第二形態で走っているのにもかかわらずグリンドールが振り切れない。どう見ても歩いているように見えるのだが、こちらの速度により若干速い。蟲達を使って所どころで足止めをせねば追いつかれて死んでしまう。

「どうした。攻撃の手が止まっているぞ」

 毒鱗粉、毒液、蜘蛛の糸などで常時攻撃をしているのだが全て無視してくる貴方にそんな事は言われたくない!!

「そんな事より、時間だろう!! さっさと引き上げろよ」

「いやいや、まだ数分ある。それに、手土産も無しでは帰れないだろう」

 そんな事はない。手土産なら、置き去りにされている騎士団の荷物を持って帰れ。必要なら私が後で宅配サービスも行ってやるわ。

「そんなに、手土産が欲しいならくれてやるぞ!!」

 本当なら持ち帰って色々と実験に使う予定だったが、仕方がない。

 その瞬間、一人の女性が私とグリンドールの間に割って入ってきた。そして、グリンドールに向かって矢を放った。当然のごとく、矢はグリンドールに届く前に消失した。

「見た顔だと思えば、我が国のキリカ・ルーンベルトだったかな。どういうつもりかね。……いいや、正気じゃないか。目が完全に死んでいる」

 流石は、グリンドール。初見でそこまで見破るとはね。だが、完全にバレたわけではあるまい。

 ならば、やる事は一つ!!

 私とグリンドールの間にいるキリカを蹴り飛ばしてグリンドールの方へ吹っ飛ばした。続いて、キリカの肉壁に利用して蟲を指弾の要領で打ち出す。更に、ここぞとばかりに影から蟲達を呼び出して、特攻させる。

 今までも蟲と違い単体で高ランク判定を受けている蟲達だ。

 グリンドールが人命優先という尊い精神を…

「小賢しいわ!!」

 キリカの死体は見事に消失した。同時に攻め込んだ蟲達も綺麗にバラバラにされてしまった。

「まさか、ワシがこの冒険者に情けを掛けて攻撃せぬとでも思ったのかね」

「何も殺さなくても…。というか、少しは躊躇ってください!!」

「死人を殺してもそのセリフは適用されるものなのかの。じゃが、最後の攻撃はなかなか面白い手じゃったぞ。違和感がなければ、攻撃の手を止めていたからの」

 短期間の調整では無理があったか。もし、次にグリンドールと戦う機会があれば、やつの身近な連中を全員物理的に洗脳して尖兵に仕立て上げるしかないね。

 朝日が昇り周囲が明るくなる。

「また、機会があれば十全な準備をして挑みます。で、約束の明朝ですよ」

「もう、そんな時間か。楽しい時間は過ぎるのが早いの」

 一方的になぶり殺しにするのは、さぞや楽しいだろう。

「その楽しい時間とやらのせいで、私の肉体が物理的に消失したのですが」

「手加減なしで魔法を使っておったからの。まぁ、代わりにそこまで動かんでやっただろう。さて、契約も終了した事だし帰るとしよう」

 まぁ、言われてみればそうだよね。私の第二形態に匹敵する身体能力…もう、人間兵器だよ。

「グリンドール殿。お帰りになる前に手土産を」

 影からグリンドールを接待した絹毛虫ちゃんを取り出した。

「その蟲、確か…」

もきゅう(お父様!! 行ってまいります!!)

 あまりの即断に、思わずこけそうになった。少しは、お父様との別れを悲しむとか…まぁ、この子が幸せならそれでいいんだけどさ。

「どうにも、グリンドール殿に惚れ込んだようだ。よろしければ、貰っていただけませんかね? 食事は、毎日水200mlと週に一度キャベツ一玉あげれば十分です。定期的に洗ってあげて天日干ししてあげてくださいね。主に、抱き枕として使ってあげてください…毎晩熟睡出来る事は約束しましょう」

「随分と年寄り向きな蟲じゃの。よいだろう大事にしよう」

絹毛虫ちゃんをグリンドールの下へ届けさせた。本来なら手渡しを行いたいのだが…グリンドールの射程に入るのは御免こうむる。

「もう会わない事を切に願いますので…さようなら、グリンドール殿」

「何を言う。数少ない特別な属性の持ち主同士じゃ。これを機に縁が出来て、また会うに決まっておるじゃろう」

 いや、本気で会いたくない。

「では、またお会いしましょうグリンドール殿」

「あぁ、期待しておるぞレイアよ」

 グリンドールが『聖クライム教団』に向かい歩みを進めるのを確認して、騎士団が残した荷物を物色した。今回の蟲達の損失の穴埋めには、全然足りていないがないよりはマシだろう。

 それにしても、グリンドールが完全に見えなくなった頃になって『神聖エルモア帝国』の皇帝陛下率いる部隊がお迎えに来てくれた。




後日、『聖クライム教団』との戦争で味方の為に殿を務め見事に役割を果たしたことで皇帝陛下から爵位と名を頂いた。その日からレイア・アーネスト・ヴォルドーと名乗る事になり、色々と書類を書くのに苦労をした。

 今現在、皇帝陛下の私室にて、愚痴っている。

「というか、ガイウス皇帝陛下…援軍ならば、もっと早い段階できてくださいよ!! 本気で死にかけましたよ」

「グリンドール相手に援軍など無意味だろう。一応、儂の部隊は前夜には現場近くまで行っておったぞ」

 遠くで私がフルボッコにされる様を見ていたらしい。

さらに言えば、ギルド経由でグリンドールの契約内容を確認して契約時間が終わるのを待っていたとの事だ。『神聖エルモア帝国』もギルド内部に何人も間者を送り込んでいるので、そういった情報も得られるらしい。

「まぁ、改めて思えば…グリンドール相手に援軍とか死人が増える展開しか思いつきませんしね」

「そうじゃろう。戦争で死なれると見舞金など色々と出さないといけないから面倒なんだわ」

 戦争はお金が掛かるもんね。

 さらに言えば、今回金鉱の権利は全て取られてしまい国家としても懐事情が寂しいとの事である。

「それはそうと、よくぞ無事に帰ってきた!! 第四騎士団の連中が戻ってきて殿にレイアを残してきたと聞いたときは肝が冷えたわい。というか、参戦するならわしに一声掛けて欲しかった」

「陰ながらガイウス皇帝陛下の為に働こうかと思いまして…次からは、一声掛けるように致します」

 それかも、グリンドールとの戦闘でいかに死にかけたのかを愚痴りながら飲み明かした。

次回は、瀬里奈さん再び(´・ω・`)

元気にしているかなお母さんヽ(*´∀`)ノ
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