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愛すべき『蟲』と迷宮での日常 作者:マスター
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第三十五話:生誕祭(3)

今日で休みが終わるか…次話の投稿は、しばらくかかりそうです;;
 各国の使者を招いて行われる晩餐会が夜という事もあり、時間までは蟲カフェのマスターとして働いてから行く予定だ。

 その間、ゴリフターズと蟲達が裏で社交の場に出ても恥ずかしくない衣装を作ってくれている。朝から疲れているにもかかわらず、夫である私の為に頑張る妻達…結婚して良かったわ。

 あ…でも、ゴリフ系のメニューどうしよう。

 ゴリヴィエもゴリフといえばゴリフか…嘘じゃないが、何か違うよね。ここは、従業員の一人を裁縫に回して、ゴリフを前線復帰させよう。

「ゴリヴィエ、裁縫は得意かね?」

「無論です。裁縫と言わず、家事全般から戦闘まで何でもこなせます。むしろ、家事全般が苦手な女性なんて存在しないでしょう?」

 うちの従業員で家事全般が得意だと明言していないただ一人のタルトを見た。同じ亜人で性別も同じだというのに、世の中不平等だな。

「わ、私だって一応家事くらいは出来ますよ!! 迷宮で料理作っていたじゃありませんか…」

 炒めた野菜やきのこに調味料を振りかけただけの物でも料理といえば料理だね。

「ゴリヴィエ…迷宮の事だけでなく、女性としての必要技能についても色々教えてやってくれ。このままじゃ不憫だ。後、申し訳ないけどどちらかと裁縫替わってきて…ゴリフシリーズの料理は、あの二人が居ないと提供できないからさ」

「タルトの件も含めて、このゴリヴィエにお任せ下さい。どこに出しても恥ずかしくない淑女に育て上げましょう」

 この私が直々にレベリングして育てた後輩が、女性らしきスキルがさっぱりとなっては紳士の名が廃る。

………
……


 準備も整い、いざ晩餐会に行こうと思った矢先に重大な問題に気がついた。

「ば、晩餐会の会場って何処だっけ。後、招待状も無いけど入れるのかな。更に言えば、時間も夕方だと思っていたけど…よく、考えれば何も聞いてないな」

 皇帝陛下から口頭で伝えられただけで詳細な情報を全く聞いていなかった。

この規模の晩餐会ともなれば招待状が無い客は、入れないのが当然だろう。もしかして、実家に招待状が届いているかもしれないが…それをすぐに確認する時間的猶予は無い。

 この際、招待状とかはどうでもいい。例え、王妃の寝室であろうとも私が潜入できない場所はない。最悪、勝手に侵入して皇帝陛下を見つけてから、執り成してもらおう。

「ご安心ください。元より我々が出席する予定であった晩餐会です。場所も時間も把握しております」

「パーフェクトだ。ゴリフリーテ。流石、私の妻だ」

 旦那が忘れていたところを完璧にフォローしてくれるあたり出来る女は違うね。

「いえ、そんな…ですが、馬車の手配までは流石に間に合わず…」

「馬車?別に歩いてでもよくない?」

「いけません!! 晩餐会の会場では、国外の使者だけでなく国内の有力な貴族達も沢山来られるでしょう。そこに歩いてくる者などおりませぬ。皆が家紋を入れ、贅を尽くした馬車で来るのが通例なのです」

 馬車がないどころか、家紋すら無いのではないかな?貴族として任命されてから今まで見た事すらないぞ。

「馬車が無いのは、会場に忍び込めばなんとかなるだろう。そして、皇帝陛下を見つけるかさり気なく会場にいる客人に混ざれば問題ない。隠密行動は、これでも得意でね。……で、恥かしながらうちの家紋ってどんなの?」

「執事のベレスからは、旦那様がノリノリで描いてコレしかないと皇帝陛下に提出なさったと伺っておりましたが…今、着ているお洋服の胸元に家紋を入れておりますよ」

 家紋を見てみると、だんだんと思い出してきた。

 あの時は、皇帝陛下に度数の強いお酒を飲まされて意識混濁したのかで描いた家紋だ。地球原産の細菌兵器のマーク…まさに、私にぴったりだろうと思って、提出したのだ。危険物的な意味では、あながち間違ってはいない。

「思い出した。そうだった、この細菌兵器が家紋だったわ。男の子だもんね…かっこいい家紋に憧れるから仕方がない。私は、決して悪くない。では、行き先のメモも貰ったし、軽く走ってくるわ」

「私達は、しっかりと店番を致しますのでご安心を」

「本来であれば、私やゴリフリーテも参加すべきなのですが…お気を使っていただきありがとうございます」

 背伸びしないと届かないふたりの頭をナデポして、「大丈夫だ」と声をかけてから出立した。




 晩餐会の会場は、帝都のお城に離宮で行われる事になっており、開始時間の一時間前にもかかわらず、馬車が行列をなしていた。

 不審者が紛れ込まないように入念なチェックが門で行われているが…上空からの侵入に対しては無防備もいいところだ。警備をしている騎士団の練度もたかが知れていると思ってしまう。

 おかげで、離宮の屋上に難なく取り付けたよ。

 まぁ、全身に蟲を纏って周りに風景に溶け込んでいるから早々見つかる事は無いけどね。全く、皇帝陛下のおかげでリアルスネークをする事になるとは…。

 会場は一階だから、窓から侵入した後に下へ下へと人目を避けて降りていけばいいな。うまくいけば、道中で皇帝陛下を見つけられるかも知れないしね。

 カチャカチャ

 窓の施錠を外して離宮内部に潜入…招待客なのになんで私だけ;;

 窓から潜入し、姿と足音を消しつつ堂々に下の階へと下っていく。全く、警備体制がザルすぎる。希に巡回している警備が居たが…姿を消して天井に張り付いたら気づかずに通り過ぎたぞ。

 クンクン

 これは、『絹芋虫ちゃん香水』の残り香だな。人間では、感知不可能な匂いだろうとも、蟲の匂いならば犬並みに察知出来る自信がある。

要するにお店を訪れた紳士達が、万が一徒党を組んで私を襲いに来たとしても、ストラップや蟲産の品を身につけているだけで位置バレするという隠し機能付きだ。まぁ、そんな事態は訪れないだろうがね。

 そして、匂いを辿り着いたのが…王族の控え室である。

 無論、警備の屈強な兵士が居たが、眠らせるなど造作もないわ。無色無臭の毒の生産など楽勝である。ガイウス皇帝陛下がここに居る事も聞き出したし、後は、朝まで眠ってなさい。尻拭いは、してあげるからさ。

 扉をノックする。

「ガイウス皇帝陛下…お待たせいたしました。レイア・アーネスト・ヴォルドー、お招きに預かりまして、只今參りました」

「入れ。遠路はるばるご苦労。お主が来た時の為に、顔を知る娘の一人を案内役として入口に待機させていたのだが、会わなかったか?」

 中に入ってみれば、そこには皇帝陛下とお后様…仕えるメイドと執事らしい者がいた。なかなか、腕が立ちそうだな。護衛も兼ねていると見て間違いない。それにしても、美人なお后様が居ると言うのに皇帝陛下は、全くナニやっているのだろうね。

「急な事でしたので馬車の準備が間に合わず、仕方なく空から不法侵入致しましたので…お手数を煩わせてしまい申し訳ありません」

「構わぬ。晩餐会まで、時間があるので部屋を用意させよう。休んでいるといい」

「お心遣い感謝いたします。あと、ここの部屋を警備していた者を眠らせてしまったので、どうかお咎め無きようお願いいたします」

 執事に連れられて個室に案内された。そして、待つ事数十分…ついに、ストレス地獄の晩餐会が始まった。



皇帝陛下のご挨拶後に各国使者のご挨拶が長々と続いた。その間、美味しい食べ物を沢山頂いていたら、何故か私のご紹介が皇帝陛下から成されたのだ。

今まで、壁の花として美味しい食事を貪っていたいつの間にか、私という極上の蜜に群がる腹黒い者達がワラワラと集まってきた。紹介がされる前までは、「あいつ誰だよ」って目で見ていた貴族達の目の色が変わった。まさに、獲物を見る肉食獣の目だ。

思わず魔力を全開にして、昏睡させてやろうと思ったが…皇帝陛下主催の催し物でそんな無礼が出来るはずもなく私に挨拶すべく行列が出来てしまった。

さり気なく、皇帝陛下の方を見てみると「これで、ワシの方に来る者達が減ったわい」と安堵のため息を吐いている。謀りおったな皇帝陛下!!

「ご挨拶が遅れてしまい誠に申し訳ありません、私は………。で、こちらが娘の……。どうぞ、よろしくお願いいたします」

「ご高名は予てより伺っております。我が商会では………」

………
……


 側室にどうかとか、是非我が領地に遊びに来てくださいとか、迷宮での品を高く買うのでよろしくとか、宿の部屋番号を書いたメモをこっそり渡してきたり…本当に、色々とお話が続いた。

 作り笑顔を続けているせいで胃に穴が空きそうだ。挨拶しに来る者達はヘラヘラと頭を垂れているが腹の中ではどす黒い思いが一杯なのがよく伝わって来る。

 実に醜い。

だが、私以上にすごい行列を成しているところがあった。一瞬、皇帝陛下に挨拶する列かと思えば違った。そこには、見知った顔の義弟達が居たのだ。会場に訪れている男性女性問わずに並んで挨拶しているのが凄い。

性別問わずに大人気だな。全く、羨ましくもない。

 そして、「やったぜ、これで挨拶から解放される」と言わんばかりに笑みをこちらに向けてきた。やめろ!! お前等が考えている事は手に取るように分かるぞ。お前等、私をダシにして行列を解散させる気だろう!?

 いや、待てよ。こちらも同じ手で逃げればいいのだ!!

「お初にお目にかかります。わたくしは、ハイネスト家の…」

 なにやら、身に覚えのある女性とおっさんが挨拶に来たが関係ない。

「悪いね。ちょっと、呼ばれたので失礼するよ」

 ウェイターからお酒のはいったグラスを受け取る。更に、食事が置かれたテーブルからいくつか料理を見繕って影に放り込む。そして、ミルアとイヤレスを見てテラスの方を指差す。

………
……



テラスに移動して、飲み物と影に格納した食事を取り出して二人に手渡した。

「お義兄様からもお姉様達にちゃんと言ってくださいよ!! 本当なら、今頃王宮で惰眠を貪っていたのに…旦那様とカフェをするので使者はできませんってどういう事ですか!? あ、これ美味しいですね」

「むしゃむしゃ、本当です。ミルアも私もこう見えて色々と忙しいのですよ。雑誌の取材とか、諸侯への挨拶回りとか、惰眠を貪るとか」

 ほうほう、それは忙しそうですな。もっと、仕事をさせるように『ウルオール』の国王陛下に進言しておこう。

「諦めて働け。で、なんで二人共そんな中性的な服装なんだ。分かってやっていると思うが…変態達がさっきからこっちを見ているぞ」

 流石に、大貴族と他国の王族が話している横から割り込んでくる者はおらず…テラスの様子をチラチラと窺ってくる者ばかりだ。

「えへへ、似合いますか? 持てる魅力を最大限に引き出しているだけです。まぁ、お姉様達が作ってくれたんですけどね」

 似合うどころか、似合いすぎていて怖いくらいだ。会場にいるどの女性陣よりも美しいと断言できる。一部の女性陣営からは、嫉妬にも似た感情を感じる事が出来るくらいに。

 だが…男だ。

 更に言えば、義弟達だ。

「とても良く似合っているね義弟達。後、私の影で蟲釣りをするのは、やめてもらえないかな」

 ミルアが糸に生ハムや果物をぶら下げて蟲を釣り上げて遊んでいる。そんな斬新な遊びをしないで欲しいね。というか、それに釣られる蟲も空気が読めると言えば読めるのだが…お遊びが過ぎる。

 そのうち、モリを持って潜り込んで「獲ったぞ~」なんて言い始めそうで怖い。

「楽しいのに…まぁ、それは置いておいて。お義兄様も大層のご人気ですね…お姉様を連れて来ないあたり、もしかしてお泊りですか?」

 二人してニヤニヤしている義弟達にデコピンをプレゼントしてあげた。「ぐぉ〜〜、いたああぁぁぁぁい」と叫んでいるが当然だ。痛いようにしたのだ。

「バカを言わない。ほれ、あまり我々だけで話し込んでいると皇帝陛下の負担が甚大なので戻るぞ」

「うぅぅ、痛いです。分かりました、戻りましょうかイヤレス」

「二日酔いの時より頭が痛いです。ううう、後でお姉様に女性達に色目を使っていたって訴えてやる」

おぃ、そんな事実無根な報告はやめろ。というか、お願い止めて…君達のお義兄さんが、好きな物を買ってあげるから許して。

「可愛い顔をしてなんてえげつない。ほ、欲しいモノがあるなら後でリストを渡しなさい。優しいお義兄さんが、全部買ってあげよう」

「流石、お義兄様!! まぁ、お姉様達は、お義兄様にゾッコンですので…実弟の言葉よりお義兄様の言葉を信じるでしょうけどね。明日にでも、ミルアと一緒にリストを持って蟲カフェに行きますね」

「楽しみです。あ、私は蟲釣りも楽しむので準備していてくださいね」

 そういって、晩餐会の会場に戻っていった。

 全く、綺麗な顔してなかなかの悪女…いや、悪漢だな。さて、私も戻るとしよう。あまり、席を外すと後で皇帝陛下に何を言われるか分からないしね。




 再び、挨拶祭りに追い込まれた。全く、貴族の連中は何が楽しくてこんな事をするのだろうね。せっかく、美味しそうな料理が山ほど並んでいるというのにかなりの量が残っている。料理人が一生懸命作った料理を残すとは失礼極まりない。

 残ったら皇帝陛下にお願いして、持ち帰りOKかを聞いてみよう。妻と蟲達に食べさせてあげたい。

「お久しぶりですレイア様。覚えていらっしゃいますか?」

 今まで適当に相槌を言っていたが、何やらお知り合いのようなのでよく顔を見てみると…前に、助けたクォーターエルフだった。流石は、エルフの血筋だね。一線を画す美しさだ。

「これでも記憶力はいい方でね。確か、ミーティシア・レイセン・アイハザード…覚えているさ。あれ以来、無理なレベリングは行っていないようで何よりだ」

「その節は、大変お世話になりました。少し、お話があるのですがお時間いただけませんか」

 私がどういう人物が知っている上でお誘いだろうね。更に言えば、アイハザード家の当主である父親が居ないのが若干気になる。会場を見渡してみると…あ、居た。少し離れた場所で別に貴族とお話中であった。

 周りの者に少し席を外すといって人気の少ない壁際へと移動した。

「で、私に何か御用かね?」

「無礼を承知でお願いいたします。私の妹をお許し願いませんか」

 どんな事で呼んだかと思えば、そんな事か。

「あぁ、上層で今も生きている妹さんの事かね。なに、私とて鬼や悪魔じゃない。既に、あの時の無礼についての報復は、終えている。現にアイハザード家に対して何もアクションを起こしていないはずだが」

 金銭の要求もしていないし、謝罪の要求もしていない。私が知らない場所でゴリフターズが過去に無礼を働いた者達に報復を行うはずもないし、何が言いたいのだろうか。

「やはり、今も生きていたのですね。あれから、妹について高名な『水』の魔法の使い手にお願いしてどうにか治せないか色々とやってみました。ですが……」

「まぁ、無理でしょうな。殺すだけなら、ランクBの冒険者ならば可能でしょうが…治すのは別問題だ。私の蟲は、それほど甘くはありませんよ」

 苗床にしている蟲がいるからこそ生きているのだ…それを排除したら死ぬ。だが、排除しないと治療ができない。助けられるのは、『蟲』の魔法が使える者だけだ。

「妹のコミットは、確かにレイア様にご無礼を働きました。そして、あのような仕打ちを受けて…もう十分ではありませんか。どうか、妹を」

「殺してくれと?」

 まぁ、確かに十分苦しんだから殺すのも頃合かもしれない。他のオブジェクト諸君も随分と道標として役に立ったしね。まぁ、自分で建てたオブジェクトだから私が始末するのが当然だしね。

 故に、お前が建てたんだからお前が壊してこいと言いたいのだろう。

「違います!! 元に戻して欲しいのです」

「…言っている意味がわかりませんね。処分するなら理解できますが、何故元通りに治す必要があるのですか?」

「妹を助けたいと思うのは、姉として当然です。生きているなら尚の事…ギルドを通じて正式に依頼を出しますのでどうかお願い致します」

 ギルドを通されても、別に受けないけどさ。それに、治したら逆恨みで何をやらかすか分からない。

「お断り致します。抹殺依頼なら喜んでお受けいたします。ですが、妹を元に戻す依頼は受けられませんね。だって、理不尽な因縁を付けられそうで怖いじゃないですか。私は、モンスターより人間の方が遥かに怖いと思っているのですよ。故に、火種になりそうな存在を元通りにするなど有り得ぬ」

「そんな、どうかお願いで…」

「やめい!! ミーティシア…皇帝陛下がいる場所でそのような話をするものではない。妹の事は忘れろと言ったはずだぞ。娘が失礼を致しましたヴォルドー候爵」

「いいえ、妹を思う姉ならば当然です。ですが、これ以上その件について言われますと私としても非常に遺憾ですが…身の安全の為に、事を構える次第です」

 ニコリと微笑むと親に強引に連れられてミーティシアが離れていった。
皇帝陛下の神器の紹介は、後々やるますよ。
武器防具の類でなく知識を得る系の物の予定。
※最近帝都で流行りのウ=ス異本もこの神器が絡んでいたりする。

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マーガレット嬢「ここの支払いは、私が持つわ」※蟲カフェのお値段を知らない人
先輩A「あらいいの? なら、ご馳走になるわ」※蟲カフェのお値段を知っている人
後輩A「流石、大先輩!!」※蟲カフェのお値段を知らない人
メニュー表を見たマーガレット嬢。
マーガレット嬢「レ、レイア様…メニュー表に書かれているお値段が若干0が多く見えるのですが」
レイア「適正価格のはずなんだけど…仕方がない。ツケにしておいてあげるよ」
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