こぐまです。
6月に大阪へ行った際、ずっと興味があった「カフェ ハピネスライフ」さんでランチをいただいてきました!
なんとこのハピネスライフさんを経営しているのは元ホームレスの方。
正直どんなところなのか、ちょっと不安もありつつ訪れたのですが、良い意味で期待を裏切られまくってしまいました。
大阪市営地下鉄の今里駅から30分弱ほどテクテク歩いて到着したのがこちら。
手作り感あふれる店先でしたが、中に入るとウッディな雰囲気で想像以上にオシャレ!
今日も二人仲良くお料理タイム!明日のお弁当と鯛の煮付けだそうです!少しづつ居場所が増える!ビッグイシュー\(^^)/ pic.twitter.com/Uin1UZtMcw
— みっくん (@minoru5068) 2016年6月28日
壁全体にビッグイシューや本が置いてあって、読み放題なのもうれしいポイント。
ハピネスライフの和風ハンバーグランチ(500円)
ごはんとお味噌汁
まずはごはんとお味噌汁が出てきました。
ごはんはお茶碗に山盛りです。炭水化物ラブ女子代表こぐまにはありがたい。笑
お味噌汁は写真だと具が沈んじゃってますが、けっこう具だくさん!玉ねぎやお揚げが入ってました。
なんとふだんは徳島県で作られたお味噌を使われているそう。この日は偶然きらしてしまっていて、徳島のお味噌と味が近いものをシェフが選んで購入したものを使われていたそうですが、とても優しいお出汁のきいた味でした。
和風ハンバーグ
そして焼きたてアツアツのハンバーグが運ばれてきました♡
和風ハンバーグなので、ネギと海苔がたっぷりかかっています。
このハンバーグはやばいんですよ。
安いお店のハンバーグを食べると半日ぐらい後味の悪さが喉の奥ですることがありませんか?そういうのが一切ありませんでした。
「良いお肉使われてるんですか?」と聞いたところ「いや~ふつうのだよ」とシェフはおっしゃってましたが、すごくジューシーでうまみたっぷりなのに全然しつこくなくて最高でした。
また、付け合わせのアジの南蛮漬けがまたとても美味しかったのです。
この日は蒸し暑くバテそうな機構でしたが酸味がけっこうきいていて、食欲が増しました!
サラダとポテサラもたっぷり盛られてて、栄養バランスも完璧です。
これで本当に500円でいいの!?と思う味とボリュームに大満足!!
読売新聞さんにも掲載されてました!
この記事に書かれている69歳のシェフが、今回私が食べたランチを作ってくださり、またお話を聞かせてくださった後藤さん。
なんと徳島県出身で、中学校を卒業してからケーキ屋さんに就職し、その後様々な飲食店で調理師としてキャリアを積んでこられたそうです。
しかし60歳を過ぎてから仕事に就くことが難しく路上生活を送るようになり、そのときビッグイシュー販売者に出会い自らも販売するようになり、そのご縁でハピネスライフで働くようになったとのこと。
ビッグイシューとは?
イギリス発で、ホームレスの人がビッグイシューを販売し、その売り上げの何割かが販売者の収入となる画期的なシステムが有名な雑誌です。
日本版は350円で、そのうち180円が販売者の収入になるとのこと。
私が購入した289号は、アリアナ・グランデが表紙でした!
ビッグイシュー読む💗 pic.twitter.com/O98GylZEFd
— こぐま(ボブロガー) (@koguma87) 2016年6月17日
アリアナの兄弟はLGBTで、そこから貧困問題にも関心を持ったのだとか。
また、272号の表紙であるBECKは若いころに故郷を飛び出て着の身着のままでヨーロッパ中を旅し、音楽を始めたそうです。
このように、世界的なアーティストなども頻繁に掲載されているビッグイシューは、普通に読み物としてもクオリティが高く面白いです。
エンタメ以外にももちろん貧困問題とそれに関連する社会問題や経済の話題が書かれていてなかなか読み応えがあるんですよ。
日本の各地で買うことができ、販売者がいない県は通販することも可能です。
ちなみに、ビッグイシューオンラインの編集長は超有名プロブロガーのイケダハヤトさん。
ビッグイシューの過去記事も一部無料で読めるので、興味のある人はぜひ読んでみてください!
ハピネスライフでは、お金がない人は無料でご飯を食べられます!
ご飯代がない方お金のこと心配しないでご飯食べに来て下さい.相談事もお伺いします月~土8~22時大阪市生野区田島1-9-28カフェハピネスライフ★090-2063-7122ワン切りOKかけなおします pic.twitter.com/Z4JRo85nd2
— ハピネスライフ(みんなの居場所カフェ) (@hpnsl) 2016年7月1日
路上生活者など、本当に困っている人は相談に乗ってくれます!
一人で悩まず、ハピネスライフさんに行きましょう!!
路上生活からビッグイシュー販売者を経験しがんばっているスタッフさんが親身に話を聞いてくださいますよ。
しかし、なぜ無料でもご飯を食べられるのか?という疑問がありますよね。
ハピネスライフさんでは、寄付を募っています。
私も寄付といえるかあやしいほどの少額ではありますが、ほんの気持ちだけ託してきました。
皆様の協力のおかげで2階付新店舗を借りられ感謝で一杯です2階をお金がない方が泊まれる様リフォームしたく、賛同していただける方のご寄付を引き続きお願いしています少額でも助かります★ゆうちょ店番号418口座番号5037384(記号14160番号50373841名義ハピネスライフ )
— ハピネスライフ(みんなの居場所カフェ) (@hpnsl) 2016年4月28日
困っている人のご飯代だけでなく、無料の宿泊・入浴施設をオープンさせるべく頑張っておられます。
また、食べ物(缶詰や乾麺など)の現物での寄付も大歓迎とのこと!
〒544-0011大阪市生野区田島1丁目9-28 ハピネスライフ宛に送ってあげてください。
さらに、Amazonのほしいものリストも公開されていらっしゃいます。
炊き出し等で使われるものばかりです。私からもぜひよろしくお願い申し上げます。
※もちろんハピネスライフに実際行ったからといって、無理やり寄付を迫られたりすることは一切ありませんのでご安心くださいね!
ホームレスに対する支援と自分
私はうつで会社を辞めてから半年以上ほぼ無職の状態です。
実家に住み、両親から支援を受けることができているため生活には困っていませんが、この状況は本当に奇跡のようなものだと感じています。
幸い今は親が働けているので何不自由なく生活できていますが、今後社会復帰ができなければ親子共倒れになる可能性もあります。
自分自身が、路上生活者になってしまう可能性もあるのです。
そして、そのリスクは現代社会を生きる人すべてにおいて他人事ではないのです。
『お金がない人は野垂れ死にしても仕方がない』という自己責任論。お金が今ある人も働けてる人も、いつ何があってお金がなくなるかわからない。自己責任論は周りや社会が助けなくてよい最もな理由として語られていますが、よく考えてみてほしいです pic.twitter.com/Ny0B6IpGE8
— ハピネスライフ(みんなの居場所カフェ) (@hpnsl) 2016年7月2日
ハピネスライフ、そしてビッグイシューはセーフティネットです。
もしものことがあったときに駆け込める場所があるということを知っているだけでも、少し生きづらさがラクになるのではないでしょうか。
セーフティネットの存在を知らず、自らの命を絶ってしまう人はたくさんいます。
少しでもハピネスライフの存在を知ってもらいたいと思い、この記事を書きました。
寄付などはできなくても、「こういう場所があるんだ」「こういう生き方もアリなんだ」とたくさんの方に知っていただきたいです。
ハピネスライフの場所
ハピネスライフと近隣の駅です。1km20分とゆっくりで計算しています。早歩きだとこの半分くらいです。544-0011大阪市生野区田島1-9-28☆090-2062-7122★ご飯代のない人、無料メニュー有!来てくださいね pic.twitter.com/1sLSVdj4qi
— ハピネスライフ(みんなの居場所カフェ) (@hpnsl) 2016年7月1日
場所は正直ちょっとわかりにくかったです(笑)。
私は市営地下鉄の長堀橋駅から出発したので、今里駅から南に30分弱ほど歩いていきました。
距離的には、JR環状線の桃谷駅ルートが最も近く、途中の道も商店街を通るのでラクかなと思います。
ぜひ、お近くにお住まいの方は気軽にランチを食べに行ってみてください。
本当においしくてコスパよしでオススメです!!
*カフェ ハピネスライフ
〒544-0011 大阪市生野区田島1-9-28
TEL:090-2062-7122
営業時間:8時~22時
定休日:日曜日(気まぐれで空いてる日もあり)
Twitter:
名物スタッフみっくんさんのTwitterアカウントはこちら♪おもろいですよ!
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