【ヒューマン】
ドラマ「水族館ガール」松岡茉優【拡大】
親近感がある古風な顔立ちと、まっすぐに射抜くようなまなざしが印象的だ。
「ご足労いただき、本当にありがとうございます」とペコリと頭を下げる松岡。21歳ながら堂々たるオーラを感じさせるのは、NHKでの連ドラ初主演&大河デビューという大役をつかんだ自覚の表れに思えた。
主演作「水族館ガール」(金曜後10・0)は、商社から系列の水族館に出向を命じられたOLがイルカの飼育員として奮闘する物語。300キロもあるイルカと対峙し、体をあざだらけにしながら撮影に挑んでいるが、「イルカには本当に癒やされる。倒されても愛に感じます」とすっかり魅了されている。
現場では先輩飼育員役の桐谷健太(36)に大きな刺激を受けたといい、「現場のムードメーカーで芝居も頼もしい。演技で悩んだときも全部引っ張ってくれた。自分が目指すべき方向にいる先輩だと思う」と瞳を輝かせる。
一方、「真田丸」(日曜後8・0)では主演の堺雅人(42)扮する真田信繁の正室となる春役で出演。3日の放送回から登場し、「本当に手に汗握るというか、現場にいるだけで体が熱くなる。興奮しました」と初体験の大河に感激。慣れない和装での撮影にも前向きで「現代劇で応用できる所作が多いので勉強になる」と壁が高いほど燃えるタイプだ。