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英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

英語の発音能力はどう磨くか 〜シャドウイング実演〜

発音方法論

シャドウイングは「スクリプトを見ずに」「リアルタイム」で

英語の能力には、単語・熟語知識、文法知識、発音知識の3つがありますが、今回は発音知識について詳しく説明していきたいと思います。

 

言語として英語を使いこなすための発音知識は以下のように把握できます。

 

  1. 英語の発音パターンの正確な音イメージ
  2. 音を聴いた時に1を頼りに単語を検索する能力
  3. 英語の音を口で発音する能力

そして、1から3までの能力は無意識レベルで動作する能力ということになるので、英語を習得するためには、まず前提として英語の音パターンに従った情報処理を何も考えずに無意識でこなすことができるようになる必要があります。

 

そして、そのためのトレーニングが「シャドウイング」なのです。

 

シャドウイングとは

シャドウイングを、英語の音を2〜3秒ほどの間隔で止めながら後をついていくように発音するようなものとか、もしくは、耳で音を聴きながら、スクリプト(原稿)を見ながら後を付いていくように発音するものだと勘違いしている方もいるかもしれませんが、それは違います。

 

シャドウイングは、音源を止めずに、かつ、原稿を見ずに、初めて聴く音源と同じ発音をしていくことを指すのです。

 

以下、シャドウイングの説明と実際にやってみた動画を作成しました。

(顔出しするのは少し恥ずかしいので、家にあった狐のお面を付けて撮影しています)

 

www.youtube.com

 

使った音素材は、

  • Wall Street Journal This Morning(やや速)
  • VoA Learning English(遅い)
  • Toeic 公式問題集 Part4(やや遅い)

 

の3つです。

さすがにWall Street Journalは一切手加減なしの音素材なので、いきなりシャドウイングすると音が聞き取れていても口が追いつかない箇所が出てきてしまっています。ただ、ネイティブの日常会話はもっと速いので、あれについていくのであればもっと回転を上げていく必要があります。

 

動画でも説明していますが、シャドウイングの目的は、英語の音を聴いて、同じ音を口で再現するという処理を無意識レベルに落としこむ点にあります。

 

いちいち英語の音に対応する口の動きを「考えて」発音していてはダメなのです。英語での思考を邪魔しないようにするためには、何も考えていなくても口が勝手に動くレベルにまで英語の処理エンジンの性能を上げておかないといけないのです。

 

シャドウイングは1日10分〜30分、3ヶ月で成果が出る

私自身の学習の経験からすると、シャドウイングは毎日やらないと身につきません。

また、ギリギリついていけるスピード(自分のそのときの能力を100とすると、120前後)の素材を使い、常に程よい刺激でトレーニングをする必要があります。

発音の能力が安定するまでは、スクリプト付きの素材を用意した方がいいです。

ただし、最初の1週間ほどは、スクリプトを一切見ず、耳だけを頼りに口を動かし、毎日同じ音素材を使ってトレーニングします。

1週間経過したら、スクリプトをチェックし、発音できない部分の発音記号をチェックし、正確な発音ができるようにします。

最後に、文章の意味をチェックします。

 

シャドウイングは文の意味が分かっているかどうかとは全く別の次元のトレーニングをしているので、最初は意味は気にしなくていいのです。英語の音が耳と口に馴染んできた段階で、初めて文章の意味をチェックすべきです。

 

むしろ、意味を過度にチェックしてしまうと、正確に発音を真似することができなくなってしまいます。

 

参考:さかさまスケッチの理論

www.eigokouryaku.com

 

ポイントは、聴いた通り発音することと、無意識で口が動くレベルまで繰り返すことです。

 

一度発音のパターンを頭の中に入れてしまえば、後がとても楽になります。

発音に癖を残したまま会話の訓練をするのは、チューニングをしていない楽器でアンサンブルをしているようなもので、いちいち無駄が生じますし、英語の単語やフレーズ、例文も、英語の音と紐付けられない知識として暗記することになってしまうので、後々無駄が生じてしまうのです。

 

英語の発音練習は頭の良し悪しは一切関係ない

英語の発音練習は、聴こえてきた音を真似するだけですから、頭の良し悪しは一切関係ありません。覚えるパターンも少ないので、ひたすらお手本に近い音を出すための口の動きを繰り返すだけでよいのです。しかもそのパターンは46パターンしかないのです。

 

 

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