トルコとイスラエル 6年ぶり外交関係正常化で合意
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2010年以降事実上の国交断絶の状態が続いてきたトルコとイスラエルが、6年ぶりに外交関係を正常化させることで合意しました。
トルコとイスラエルは2010年、パレスチナ暫定自治区のガザ地区に支援物資を運んでいた市民団体の船がイスラエル軍に拿捕(だほ)されトルコ人9人が死亡したことをきっかけに、事実上の国交断絶の状態が続いてきました。
これについて、トルコのユルドゥルム首相とイスラエルのネタニヤフ首相は27日、それぞれ記者会見し、6年ぶりに双方の外交関係を正常化させることで合意したと発表しました。
イスラエル政府によりますと、合意にはイスラエルが拿捕事件の遺族に対して2100万ドル(日本円で21億円余り)を支払うことや、イスラム原理主義組織ハマスがトルコ国内を拠点にイスラエルを攻撃することを認めないことなどが盛り込まれているということです。
一方、トルコ側はイスラエルが発表した内容について一部、明らかにしていません。
トルコとしては、去年11月に起きたロシア機の撃墜事件で関係が冷え込むロシアに代わり、新たなエネルギーの調達先として沖合にガス田を持つイスラエルと手を結びたい思惑があるものとみられます。
また、イスラエルとしても地域の大国であるトルコと良好な関係を築くことで自国の安全保障を強化するねらいがあるとみられます。
これについて、トルコのユルドゥルム首相とイスラエルのネタニヤフ首相は27日、それぞれ記者会見し、6年ぶりに双方の外交関係を正常化させることで合意したと発表しました。
イスラエル政府によりますと、合意にはイスラエルが拿捕事件の遺族に対して2100万ドル(日本円で21億円余り)を支払うことや、イスラム原理主義組織ハマスがトルコ国内を拠点にイスラエルを攻撃することを認めないことなどが盛り込まれているということです。
一方、トルコ側はイスラエルが発表した内容について一部、明らかにしていません。
トルコとしては、去年11月に起きたロシア機の撃墜事件で関係が冷え込むロシアに代わり、新たなエネルギーの調達先として沖合にガス田を持つイスラエルと手を結びたい思惑があるものとみられます。
また、イスラエルとしても地域の大国であるトルコと良好な関係を築くことで自国の安全保障を強化するねらいがあるとみられます。