日中韓FTA交渉会合終了 引き続き協議へ
日本、中国、韓国の3か国によるFTA=自由貿易協定の交渉会合が、28日までソウルで開かれましたが、高い水準の貿易自由化を求めている日韓と、関税撤廃に慎重な中国との間で歩み寄りは見られず、引き続き協議することになりました。
日中韓3か国のFTAを巡る10回目の交渉会合は、各国の首席交渉官が出席して、28日までの2日間韓国のソウルで開かれました。3か国は、イギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことで、世界経済がさらに不安定になっているため、FTA交渉の加速が一段と重要だという認識のもとで話し合いました。
そして、日本政府の代表団によりますと、政府調達や金融、人の移動など、5つの分野に関しては、正式に交渉を進めていくことで合意に達しました。
しかし、関税についての具体的な交渉の土台となる、貿易自由化の枠組みを巡っては、高い水準の自由化を求めている日本や韓国と、国内産業の保護を重視して関税撤廃に慎重な中国との間で今回も歩み寄りは見られませんでした。
3か国は、次の交渉会合を中国で開くことを決め、引き続き協議することになりました。
そして、日本政府の代表団によりますと、政府調達や金融、人の移動など、5つの分野に関しては、正式に交渉を進めていくことで合意に達しました。
しかし、関税についての具体的な交渉の土台となる、貿易自由化の枠組みを巡っては、高い水準の自由化を求めている日本や韓国と、国内産業の保護を重視して関税撤廃に慎重な中国との間で今回も歩み寄りは見られませんでした。
3か国は、次の交渉会合を中国で開くことを決め、引き続き協議することになりました。