バングラデシュではここ数年、イスラム過激派による外国人や異教徒らへの殺害事件が相次いでいる。政府は先月、大規模な「過激派取り締まり作戦」を行ったが、実効性には疑問の声が上がっている。
今回の現場となったグルシャン地区は首都きっての高級住宅街。同国で初めて過激派「イスラム国」(IS)を名乗る犯行声明が出たのが、この地区で昨年9月、イタリア人男性が殺害された事件だった。その数日後には、同国北部で日本人男性(66)が殺害され、再びISの声明が出た。
バングラデシュは、人口約1億5千万人の9割がイスラム教徒。2013年以降、イスラム過激派に反対する世俗派や無神論者のブロガーや性的少数派、ヒンドゥー教徒のほか、同じイスラム教でも少数派のシーア派らの殺害事件が20件以上、起きている。1日にも、同国南西部でヒンドゥー教徒が殺害された。
一連の事件に対し、ハシナ首相…
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朝日新聞国際報道部
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