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【ゴルフ】

谷原、首位タイ浮上 ドラコンプロ安楽拓也のDVDで開眼

2016年7月2日 紙面から

◇長嶋茂雄招待セガサミー杯<第2日>

▽1日、北海道千歳市、ザ・ノースカントリーGC(7167ヤード、パー72)▽晴れ、気温23・7度、南5・2メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽142選手(アマチュア6人)▽観衆2522人

 ツアー11勝の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー奪取(ボギーなし)のプレーを展開。65で回り、通算9アンダーで、タンヤゴーン・クロンパ(タイ)とともに首位に立った。また、谷原と同郷で高校・大学の後輩でもある小西健太(22)=東北福祉大4年=が5つ伸ばして通算7アンダーにし、首位まで2打差の3位タイにつけた。

 伸ばした谷原は隠しアイテムを持っていた。ドラコン王のDVDだ。ドラコン専門のプロで、2009年に日本一の飛ばし屋になり、公式最長飛距離は驚異の404ヤードという安楽拓也プロ(46)。面識はないが、「前週、予選落ちして暇だったので、アマゾンで探して買ってみた。7枚組で2万円くらい」。まだ2枚しか見ていないが、効果は絶大だという。

 「安楽さんはヘッドスピードが秒速60メートルくらいで(われわれに)近いのに、常時360〜370ヤード飛ぶ。その秘訣(ひけつ)は何なのか、と」。特に下半身の使い方が参考になっているという。

 もともと飛距離で勝負するタイプではなく、前戦までのドライビングディスタンスはツアー80位(平均264・5ヤード)。だが、今大会2日間に限れば285・5ヤードで53位と、出場選手中の半分より上。「一緒に回る選手たちにも、それほど置いていかれなくなった。安楽さんは今のぼくの先生。DVDにサインしてほしい。フェイスブックで友達申請しようかな」とぞっこんだ。

 好調なショットで、7バーディーのうち5つは1〜2メートルにつけた。2週前の全米オープンで経験した超高速グリーンの印象があまりに強烈で、前週は「どれだけ強く打ってもカップに届かない」と嘆いたが、ようやく日本のグリーンの勘も取り戻した。

 気持ちは池田勇太、片山と3人で争っているリオ五輪より2週後の全英オープンに向いている。「DVDを全部見終わったときは、もっと飛んでいるんじゃないかな」。このまま優勝したら、2万円の投資がV賞金3000万円に化ける。 (大西洋和)

 

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