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導入20年「スルッとKANSAI」終了 磁気カード乗車券、来春で
利用は平成30(2018)年1月末まで…「ピタパ」に交代
関西の私鉄やバス会社などが加盟する「スルッとKANSAI協議会」は1日、各社の路線で利用できる共通の磁気カード「スルッとKANSAI」の販売を平成29(2017)年3月末で終了すると発表した。駅の自動改札機やバスでの共通利用は30(2018)年1月末まで。
スルッとKANSAIは平成8(1996)年に導入。現在は関西の36事業者で利用できるが、IC乗車券「PiTaPa(ピタパ)」の普及に伴い、利用が減少しているため廃止を決めた。
スルッとKANSAIの磁気カードは阪急電鉄や近畿日本鉄道といった関西の私鉄やバスのほか、大阪市や京都市の地下鉄でも使える。
協議会では新たな磁気カードの導入は検討していないという。