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(朝鮮日報日本語版) ソウル東部地裁、ドーピング朴泰桓のリオ五輪出場資格認める

朝鮮日報日本語版 7月2日(土)9時16分配信

 競泳の朴泰桓(パク・テファン)選手(27)が「過去のドーピング(禁止薬物使用)違反を問題にし、私を韓国代表に選出しなかった大韓体育会の決定を取り消してほしい」として、仮処分を申し立てた件で、ソウル東部地裁民事21部(ヨム・ギチャン裁判長)は1日、「朴選手の韓国代表としての欠格事由はなく、朴選手には韓国代表としての地位にある」との決定を下した。朴選手側の主張が認められた形で、これを受け大韓体育会は「裁判所の意見を尊重する」と表明した。このため、朴選手がリオデジャネイロ五輪に出場できる可能性はかなり高まった。

 朴選手は2014年9月、仁川アジア大会前のドーピング検査で引っ掛かり、国際水泳連盟(FINA)から18カ月間の選手資格停止処分を受けた。この処分が終了した後の今年4月、朴選手はリオ五輪の韓国代表2次選抜で、4種目全てで1位となった。ところが大韓体育会は「ドーピング違反により懲戒処分を受けた者は、その後3年が経過するまで韓国代表にはなれない」という代表選抜規定を盾に、朴選手の韓国代表としての資格を認めなかった。

 これに対し地裁は「当該規定を今回の代表選抜に適用した場合、二重の懲戒処分に当たると考えられ、無効だ」との判断を示した。

最終更新:7月2日(土)10時23分

朝鮮日報日本語版

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