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【プロ野球】

広島、再進撃開始 松山&誠也の連発でDeNA下す

2016年7月2日 紙面から

DeNA−広島 5回表無死、鈴木が右越えに11号ソロを放つ(久野功撮影)=横浜スタジアムで

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◇広島6−2DeNA

 13安打の広島が快勝。3回に失策で2点を先制し、安部の適時打で1点加えた。5回は松山、鈴木が連続本塁打。9回にルナがソロを放った。ジョンソンは7イニング2失点で8勝目。DeNAは守備が乱れて4位に転落した。

 鮮やかな放物線を描き、左半分が赤に染まった敵地が沸いた。広島の松山と鈴木が右中間席に突き刺した2者連続アーチが、再進撃を告げた。

 まずは松山だ。3点リードの5回、先発・井納が投じた1ボールからの2球目。真ん中低め131キロスライダーを完璧にすくい上げた。「積極的に振りにいった中でああいう結果になった」。最高の形で右投手対策としての起用に応えた。22試合ぶりの6号ソロで流れを呼び込んだ。

 これに鈴木が続く。2ボールから外角高め140キロ直球をフルスイング。打球は強風に負けることなくフェンスを越えた。7試合ぶりの11号ソロ。「2ボールだったので割り切っていけたのが良かった。その前の打席で腰が引けていたので、死球でもいいという思いがあり、踏み込めました」と会心の一発を振り返った。

 9回にはルナが2号ソロでとどめを刺した。ホームでは29勝10敗1分けと圧倒的な強さを誇るが、ビジターでは借金3を抱えている。そんな弱みを感じさせない3発快勝には価値がある。

 「大きな連敗はしたくない。その気持ちが出た」と松山。鈴木も「また1つずつ勝ちを積み重ねていくだけです」と前を向いた。貯金は再び16。2位・巨人とのゲーム差は今季最大の9・5に広がった。首位独走。それでも気を緩めることなく、カープが元気よく連勝街道を泳ぎ始めた。 (井上慎也)

 

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