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【サッカー】

U−23日本代表の手倉森監督 リオ五輪代表絞り込めず眠れぬ夜

2016年7月1日 紙面から

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子サッカーU−23(23歳以下)日本代表の手倉森誠監督(48)が30日、東京都内でスタッフ会議を開き、約3時間にわたり、7月1日に発表する本大会メンバー18人の最終的な絞り込み作業をした。先月29日の国際親善試合・南アフリカ戦は4−1で快勝。この日の朝はうれしい悩みに目をこすり、「(選考で)昨夜も眠れなかった。発表を遅らせたいくらい」とこぼした。

 指揮官は最後の最後まで悩み抜く。スタッフ会議では代表コーチ陣や日本協会の霜田正浩代表チームダイレクター(ND)らも出席し、意見を交わした。霜田NDは「(メンバー18人がそろうのは)明日の朝まで待ちます」と語った。あるスタッフも「あと1枠で迷っているよう。最後は監督の判断になる」と話しており、手倉森監督は2日連続で眠れない夜を過ごすことになりそうだ。

 攻撃的MFとボランチに当落線上の選手がそろう。攻撃的MFは左利きの“大砲”野津田(新潟)、脅威のスピードを持つ伊東(柏)、勝負強い豊川(岡山)が南アフリカ戦に出場。ボランチは複数のポジションをこなせる“守備職人”橋本(FC東京)、1月のリオ五輪アジア最終予選準決勝・イラク戦で五輪切符をつかむゴールを決めた原川(川崎)、10代ながら肝の据わった井手口(G大阪)が競う。手倉森監督が「託される選手」と表現する五輪メンバーはどんな構成となるのか。指揮官は一晩かけ、ラストピースを決断する。 (占部哲也)

 

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