三菱自動車 部品メーカーの休業手当など負担へ

三菱自動車 部品メーカーの休業手当など負担へ
三菱自動車工業は1日、岡山市で取引先の部品メーカーなどを対象に説明会を開き、益子修会長は、燃費不正問題で操業停止に追い込まれた部品メーカーの従業員の休業手当などを全額負担する方針を示しました。
三菱自動車が、部品メーカーなどの取引先を対象に岡山市で開いた説明会には、岡山県内や海外などからおよそ350人が出席しました。
出席した益子会長によりますと、この中では、燃費不正問題を受けて停止したままとなっている岡山県倉敷市の工場での軽自動車の生産について、今月4日に試験的に再開し、今月20日から本格的な生産に移ることや、事実上傘下に入る日産自動車からの支援を受けて再生を目指すことなどを説明したということです。
そのうえで、操業停止に追い込まれた部品メーカーなどが、その間従業員に対して支払った休業手当などは、全額負担する方針を示したということです。
今回の問題で岡山県内では、部品を加工するメーカーが自己破産を申し立てるなど地域経済にも影響が広がっています。説明会に出席した倉敷市の会社の担当者は、「どれくらい生産台数が戻るのか不安ですが、少しずつでも戻ってくれればいいですね」と話していました。