『週刊文春』青山繁晴をトンデモ候補とはそれこそトンデモ記事だ。
今週の『週刊文春』(7月7日号)で参院選に立候補した青山繁晴さんをやり玉に挙げている。「安倍首相自ら口説いた参院選トンデモ候補青山繁晴」。
なにがトンデモなのか。
いくつか挙げているが、主なものは、1996年のペルー日本大使公邸人質事件のとき共同通信記者として現地に長期派遣された青山さんが、経費を私的に使いすぎたというもの。
いったいいくら使ったのか?
<「彼はペルー滞在の四ヶ月で約千五百万円の経費を使った。そのうち少なくとも四百五十万円に私的流用の疑いがかけられました」(元同僚)>
あの緊急時に4ヶ月で1500万ならちっとも驚かない。ホテル代も入ってるだろうし、タクシーのチャーター代だって、情報源の人物との食事だって普段以上に金はかかるものだ。
金で情報を買うこともあるが、そんな時、領収書なんてもらえやしない。スクープを狙えば金はかかるのだ。ぼくの経験だって、金で情報を買ったことはいくらでもある。その筋の連中から情報をもらったからといって、領収書なんてくれるはずもない。
しかも、青山さんは会社がグダグダ言ってるので、その450万円は、退職金で相殺しているのだ。
『文春』の記事あとは青山さんの独自ネタは裏が取れない、とか、88年の「昭和天皇吐血スクープ」も違う見方をする記者もいるとか、噂話レベルの話ばっかり。『週刊文春』がきちんと検証できているわけではない。
それを青山さんにぶつけ、青山さんが激怒する様子を長々と書いている。