競泳・朴泰桓に「リオ五輪出場資格あり」=韓国地裁

【ソウル聯合ニュース】韓国の地裁が北京五輪男子400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン)に対し、リオデジャネイロ五輪に出場する資格があると認めた。

 ソウル東部地裁は1日、韓国代表の選抜規定により8月のリオデジャネイロ五輪に出場できなくなった朴が権利救済のために申し立てた仮処分をすべて認めた。

 裁判所は決定文で「(朴には)大韓水泳連盟の水泳国家代表選抜規定第5条第6号による欠格事由が存在しない」と説明した。また「(朴は)リオ五輪の競泳国家代表として出場できる地位があることを臨時に定める」とした。

 大韓体育会側は「体育会の定款の仲裁条項により朴の国家代表資格についてはスポーツ仲裁裁判所(CAS)で解決されなければならない」と主張したが、地裁は「この事件に該当の定款が効力を及ぼすとみなすことはできない」として退けた。

 朴の弁護人は「今回の決定により朴泰桓はCASの(仮決定に当たる)暫定処分の結果と関係なく国内の裁判所から国家代表としての資格を認められた」と説明した。また「近日中に出されるCASの決定も同じ結果になるとみている」とした上で、「裁判所の決定文にあった臨時に定めるという部分は韓国の裁判所がCASの決定を参考意見として尊重するという意味」との見解を示した。

 地裁は大韓体育会が朴に対し、二重懲罰を行ったと判断した。

 朴は筋肉増強効果があるテストステロンに陽性反応を示し、ドーピング(禁止薬物使用)違反で国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。処分は今年3月に終わり、復帰戦となった4月末の国内大会では出場した4種目全てで五輪参加標準記録を上回る好記録をマークした。

 しかし、大韓体育会は処分終了から3年間は国家代表になれないとの規定に基づき、朴をリオ五輪の代表に選出しなかった。朴はこの規定を不服としてCASに提訴し、判断を待っている状況だ。

 朴側は、リオ五輪の最終エントリー提出締め切り日より前に判断を得るため、仮決定に当たる暫定処分を先月21日にCASに申し立てた。7月5日までに処分を出すよう求めたという。

 CASの暫定処分の結果に基づき、韓国の地裁が判断を示すと予想されていたが、地裁はCASの判断を待たず、朴に代表としての資格があると認めた。

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