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安保理非常任5カ国を選出 17年からイタリアなど

2016/7/1 7:57
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 【ニューヨーク=高橋里奈】国連総会は30日、2016年末に任期が終わる安全保障理事会の非常任理事国の後任5カ国を決めた。28日の選挙でカザフスタン、ボリビア、エチオピア、スウェーデンの4カ国を選出していたが「西欧・その他」の議席を巡りイタリアとオランダが接戦となり選出が難航した。30日の投票で任期2年のうち最初の1年をイタリアが務めることが決まった。

 任期は17年1月から18年末までの2年間。イタリアとオランダは5回の投票でも勝敗がつかず、1年ずつ務めることで折り合った。17年はイタリア、18年はオランダが非常任理事国となる。1つの議席を分け合うことは1950~60年代にも5回ほどあったという。

 安保理の非常任理事国は10カ国で、毎年半数の5カ国が入れ替わる。今回はアンゴラ、マレーシア、ニュージーランド、スペイン、ベネズエラの後任を選んだ。日本も16年1月から非常任理事国を務めており、7月は議長国としてアフリカや中東の紛争問題などを主導する。

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