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 米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地内で30日、発砲情報があり、基地が一時閉鎖された。同日には訓練が予定されており、警護隊が事実誤認した可能性が高い。同基地はオバマ大統領が専用機エアフォース・ワンで、首都ワシントンから移動する際に利用している。

 同基地は同日午前9時(日本時間午後10時)すぎ、「発砲情報があり、基地を閉鎖した」とツイッターで発表。約1時間半後、発砲情報があった基地内の医療施設を除いて、閉鎖を解除した。

 基地では同日午前に、施設内で銃撃があった場合を想定した訓練を予定していた。同基地は、警護隊が訓練を実際の銃撃事件と誤認したとし、「生命に危険が及ぶ事態ではない」との基地司令官のコメントを発表した。

 発砲情報を受け、基地内の人員は一時避難。同基地は前夜にオバマ大統領が北米首脳会議のあったカナダから帰国した際に利用し、バイデン副大統領も30日に同基地からオハイオ州に出発予定だったが、閉鎖を受けて出発を見送っている。(ワシントン=佐藤武嗣)

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