グアム米軍基地も射程内
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北朝鮮が23日「中長距離戦略弾道ロケット火星10」(ムスダンミサイル)の試験発射写真を公開した。労働新聞は同日、「金正恩同志が地対地中長距離戦略弾道ロケット火星10の試験発射を現地で指導した」として関連写真数十枚を公開した。写真はミサイル発射の様子=聯合ニュース
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高角発射は弾頭再進入技術の保有を主張し
日本の反発を鎮める意図
金正恩が3月に指示した
「核弾頭爆発試験」には言及せず
韓国軍「エンジン技術は進展
再進入技術は未保有」と評価 北朝鮮が23日、4月から失敗を続けてきた「中長距離戦略弾道ロケット火星10」(ムスダンミサイルと推定)の試験発射に成功したと発表した。北朝鮮の複数のメディアが6回目に「成功」した試験発射の結果を大々的に発表したことにより、これまで積み重ねられた疑問が一部解けた。北朝鮮の発表どおり、実際に「発射成功」したのか韓米日各政府の暫定評価内容が微妙に食い違っている。 まず北朝鮮は、試験発射に成功した対象を「地対地中長距離戦略弾道ロケット火星10」と明らかにした。「ムスダンミサイル」を指すものと推定される。ムスダンは米国の情報衛星が北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクド)舞水端里(ムスダンリ)でこのミサイルを初めて識別したことに由来するもので、北朝鮮が定めた名称ではない。 北朝鮮は「弾道ロケットの最大射程距離をシミュレートして、高角発射体制で進行」したとし、「頂点高度1413.6キロメートルまで上昇し、400キロメートル前方の予定された目標水域に落弾」したと説明した。「高角発射」とは、正常軌道より高い角度でロケットと弾頭を分離させる方式だ。北朝鮮が頂点高度を明らかにしたのは今回が初めてだが、高度1400キロメートル以上までミサイルが上がったなら、正常角度(45度)での射程距離3000~4000キロメートルのムスダンミサイルに見合うエンジン出力と専門家らは判断している。
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朝鮮中央テレビは23日、前日の中長距離戦略弾道ロケット火星10(ムスダン)の試験発射成功を主張し、関連した様々な場面を公開した。写真は金正恩労働党委員長がリ・ビョンチョル党中央委第1副部長と抱き合う様子=連合ニュース
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http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/749438.html 訳J.S(1929字)