きょうから国連安保理の議長国に

きょうから国連安保理の議長国に
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日本は、1日から国連安全保障理事会の議長国となります。武力衝突や内戦などの課題に積極的に対応するとともに、今月中に、アフリカの平和構築や中東情勢をテーマにした会議や討論会をニューヨークの国連本部で開催することにしています。
国連安全保障理事会では、常任理事国と非常任理事国の合わせて15か国が、1か月交代で議長を務めることになっており、7月の議長国の日本は、1日から議長国を務めます。

議長国は、武力衝突や内戦といった安全保障上の問題が起きた場合には、こうした問題に対応するため、安保理の緊急会合を招集したり、必要に応じて議長声明を発表したりします。

また、議長国は、ニューヨークの国連本部で、国際的な課題について加盟国が意見を交わす「公開討論」を開催することができるため、日本は、今月、岸田外務大臣が議長を務めて、「アフリカの平和構築」をテーマにした会議を開くほか、中東情勢に関する討論会の開催も予定しています。

政府は、議長国を務めることで、国際的な課題に積極的に関わる機会が増える一方で、各国との調整などの業務も増えるとみていて、ニューヨークの国連代表部に外務省の職員を臨時で派遣するなど、態勢を強化して臨むことにしています。