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東京五輪2.2億円裏金疑惑 “渦中の黒幕”は直撃に潔白強調

 竹田会長は高橋氏の関与を否定したが、疑惑の“黒幕”と名指しされた高橋氏とはどんな人物なのか。

「電通のスポーツ部門で長年活躍し、11年まで同社で顧問を務めていました。現在は組織委の理事です。スポーツ人脈の広さでは、国内で高橋さんの右に出るものはいない。ブラッターFIFA前会長とも関係が深く、日韓W杯招致にも尽力しました。バブル紳士として有名だった『イ・アイ・イ―インターナショナル』の故・高橋治則元社長の実兄です」(スポーツライター)

■「なんで私の名前だけが…」

 日刊ゲンダイ本紙はもろもろの疑惑について、直接、高橋氏に確認しようと27日自宅を訪ねたが不在。後刻、本人が電話をかけてきて、ウンザリした様子で自らの身の潔白をこう強調した。

「今回の件に、私は一切関与していません。BT社も、その代表の人物も報道で初めて知ったほどです。招致委がBT社について電通に照会し、電通が『問題なし』と判断した結果、招致委の事務局がGOサインを出したと聞いています。電通の関係者に聞いたところ、BT社は北京五輪招致の際もコンサルを請け負った実績のある会社だそうです。当時、私は電通を退職してましたから2億円超のコンサル料が高いか安いか、判断のしようがありません」

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