小池氏立候補の意向 桜井氏は固辞 自民都連の対応は

小池氏立候補の意向 桜井氏は固辞 自民都連の対応は
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来月の東京都知事選挙を巡って、自民党の小池百合子元防衛大臣が立候補する意向を表明したことに対し、党の東京都連からは反発も出ていて、都連幹部は29日桜井俊前総務事務次官に立候補を要請しました。ただ、桜井氏は立候補を固辞していて、今後、難しい対応を迫られることも予想されます。
自民党の小池百合子元防衛大臣は29日記者会見し、舛添前知事の辞職に伴う来月の東京都知事選挙について、「希望あふれる未来の首都・東京の構築のために、崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」と述べ、立候補する意向を表明しました。
これに対し、自民党の東京都連からは、「事前に相談もなく、候補者選びへの妨害行為だ」などと反発も出ていて、29日の会合で、候補者の選定は執行部に一任することを改めて確認しました。都連では、支援した都知事が政治とカネの問題で2人続けて辞職したことを踏まえ、政治資金の問題などが指摘される事態を避けるため、政治家の擁立は望ましくないとしていて、幹部が29日、桜井俊前総務事務次官に立候補を要請しましたが、桜井氏は固辞しました。都連は、引き続き桜井氏に要請を続ける方針ですが、今後、難しい対応を迫られることも予想されます。

一方、民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党は、参議院選挙と同様に、連携して候補者の擁立を目指すことで一致していて、このうち民進党は、29日の東京都連の会合で、江田代表代行や長島昭久元防衛副大臣ら、党の幹部や東京都選出の衆議院議員を擁立することも選択肢に、調整を急ぐ方針を確認しました。