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奨学金検討へチーム…返還なし、来月に初会合

 文部科学省が返還不要の給付型奨学金制度の創設に向けた検討チームを新たに設置することが29日分かった。教委や大学関係者、奨学金に詳しい専門家らで構成し、7月4日に初会合を開く予定。早ければ、来年度予算の概算要求をする8月末までに給付対象者や給付額などをまとめる。

     文科省は意欲や能力があるのに経済的な事情で大学などへの進学を諦めざるをえない人を支援する考えで、給付対象は住民税非課税世帯や生活保護世帯の生徒などを念頭に検討する。2017年春の大学入学者からの適用を目指すが、一定の周知期間も必要なためスタートが18年度になる可能性もあるという。

     文科省は12年度予算の概算要求でも「年収300万円以下」「高校の評定平均4.3以上」の生徒を対象に毎月5万円を支給する給付型奨学金の創設を財務省に求めたが、財源などの問題から実現しなかった経緯がある。【佐々木洋】

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