木造の家は当たり前だけど木で作られている。
木は自然の中で40年くらいかけて育てられ(勝手には育たない)、加工されて住宅になる。
プラスティックじゃないからそれぞれに節があったり、癖もある。
家を建てて、しばらく聞こえる謎の音
家を建ててしばらくは家から「パキパキっ」っと音がすることがある。
よく言われることなのだけど、これは木が乾燥し強くなっている証拠で別に家が不良品というわけではないから心配する必要はないです。
家の営業マンが説明するのを忘れたか、しなかったらお施主さんは知らないのでこの怪奇な音に恐怖するんでしょうね。
木は加工所で十分乾燥されるんですけど、熟成するには年月が必要ってだけで、乾ききってないから強度が出てないとかそんなことは全然ないので心配する必要はない。
あと、背割りと言って木に割れ目を入れる加工をするとこの現象は起きなくなる。
もしくは木を乾燥させる過程で木の中に背割れを入れる(言葉おかしいけど)ことも、水分量の調節で出来るみたいだから、全部の家でこの「パキパキ」音がするというわけではないです。
因みに新築の家からする音つながりで「ブーン」と虫が鳴くような羽音のような音がする時がある。
これは、外装がサイディングの時に多いんですけど通気シートと言われる一次防水層が、風を通す設計になっているため起こる現象で、多くの場合たまたま起こります。
特に施工に問題があるわけではないけど、風の入り方が多すぎてこの通気シートがぶるぶると震えて起こる現象。
でもマジで五月蠅いのでこれは早めに直してもらいましょう。
新壁工法の時に気を付けること
新壁工法というのは、家の中の柱が見える工法の事。
最近の普通の家で柱が見える家はあまりないと思います。
和室にはマンションとかでも柱っぽいのが付いてると思いますが、あれは付柱といって張りぼてです。
新壁にするときは、昔ながらの和風な家に仕上がることが多いと思いますが、新壁工法はその分建築単価も上がるし大工さんの技量も要求される高等技術。
でも、仕上がったらすげぇカッコいいから是非おすすめ。
一つ気を付けたいのは、壁を塗りにする際ちゃんと柱にシャクリを入れて貰わないと、半年後とか一年後に柱と壁の間に隙間が出来て凄い格好悪いことになるということ。
これは壁材が乾燥して、小さくなるのでその分計算してシャクリの中に壁材を入れ込んでおこうということ。
絵を描かないと説明しずらいけど。
まあ同じ乾燥でも、木は乾燥したら強くなるからいいけど、壁材は乾燥すると至る所に隙間が出来るからちゃんと見切りを入れたりしないと、カッコ悪い。
だから、廻縁とか見切り材を付けたくないとか言わない方が良いかもね。
まとめ
家シリーズ。
ブログネタがなくなってきたので、僕はしばらく家シリーズに走ります。