【レポート】

「洲崎西」が「あどりぶ」と合同イベント開催 - 洲崎から西へ毛糸ふんどしのプレゼントも

 

声優の西明日香と洲崎綾のラジオ番組「洲崎西」と、巽悠衣子、大橋彩香がパーソナリティーを務めるラジオ番組「あどりぶ」の合同イベントが5月22日、中野サンプラザにて行われた。今回はパーソナリティーとリスナーの絆を感じた夕方の部「洲崎西presents糸~縦の糸はあや 横の糸はあすか~」の模様をレポートする。

「あどりぶグランプリ2016」のレポートはコチラ

左から西明日香、洲崎綾

最初から「洲崎西」の番組らしさ全開

洲崎西は2013年よりスタートしたラジオ番組。公私ともに仲の良い洲崎・西のふたりによる絶妙なかけ合いと、何も恐れることはないと言わんばかりの過激なトークが魅力的な番組だ。また、第2回アニラジアワードにて、最優秀女性ラジオ賞を受賞した旬なアニラジでもある。同ラジオ番組の単独イベントはライブを除けば2015年5月の「ざきにし春の豚まつり ~Majiで絶頂5秒前~」以来となる。

イベントは、スタート直後から「今日(物販で販売していた)Tシャツ着ないでいつ着るの?」「2階席の人ほどTシャツ着てないね」と、豚リスナー(「洲崎西」のリスナーをこう呼ぶ)に対し、躊躇のない言葉を発し、番組らしさ全開のトークを繰り広げた。また、洲崎がケータリングに出ていたぺペロンチーノを「ペロペロンチンチーノください」と言ってしまいケータリング担当のおじさんの時を一瞬止めてしまった、西の事務所同期で、シーサイド・コミュニケーションズで制作されている別番組「BELOVED MEMORIES」のパーソナリティー・田丸篤志がイベントに関係者として観覧予定だったが、急遽行けなくなったなどのエピソードを畳みかけるように披露し、早々から会場の空気をふたりのペースへと持ち込んだ。

そんな雰囲気のなか、最初に行われたのは、会場に集まった豚リスナーから事前に募集した「洲崎西」にチャレンジしてほしいことを発表する「豚リスナーに聞いてみよう」のコーナー。最初に発表されたのは「お酒を飲みながらの収録に挑戦してほしい」という内容。洲崎が泣き上戸+絡み酒となるため、マネージャーからNGが出るかもという懸念がありながらもふたりとも乗り気であった。また、「ポッキーなしのポッキーゲームをしてください」という内容に関しては、イベント中に早速実践。寸前で止めるかと思いきや、「洲崎西SUPER LIVE」でも披露していた、ビジネスキスを再び観客に見せつけていた。そのほか、「ギネス記録を新たに生み出してほしい」「あっち向いてホイがいつまで続くかやってください」など、多数の意見が寄せられた。

巽・大橋のエピソードに思わず……

続いては「あどりぶクイズ」と題した、合同イベントならではのコラボコーナーが行われた。ここで、「あどりぶ」パーソナリティーの巽と大橋が舞台に登場し、「あどりぶ」に関するクイズを出題。全部で4つの問題が出されたが、なかでもインパクトがあったのは、「第62回放送、巽がそんな理由はじめて聞いたと驚いた、大橋が髪を切った理由とは?」という問題。西が、「排水溝を掃除するのが面倒くさい」という理由を見事に言い当てたのだが、「今はキャッチするネットを外したら詰まらなくなった」とその後の顛末を話す大橋に「網目のところに髪がかかるのでは?」と洲崎が素朴な疑問をぶつける。大橋は、「その髪がたまってきたらそのまま排水溝のなかに捨てている」と衝撃の告白。会場中がどよめくこととなった。

また、「巽が夜に1人で外出してやっていることは?」という問題では、「あどりぶ」リスナーであるぱぱっぺ(洲崎の父親)と、問題の内容について電話で話したことがあることという洲崎が「ブランコ(にのっている)」と即答。この回答に関して、巽は、冬の間は寒いからやっていなかったが、最近暖かくなって再開した、と語る。「変人と思考が一緒だ」と西にツッコまれつつも、いまは立ち漕ぎをしたり、ジャングルジムでも遊んだりして楽しんでいると話した。しかし、この会話についていけなくなった洲崎・西のふたりは引いた様子。その空気を感じた巽は大橋に助けを求めるも「そろそろブランコは引退したほうが……」と心配されてしまう結果となってしまった。

本コーナーで出題された全4問すべてに正解した洲崎と西であったが、巽・大橋が舞台から退出した後も話題はふたりの口から出た衝撃のエピソードに集中。今回の話を受けて西から、「へご(大橋の愛称)の生活を見たい」「夜になったらゆっこちゃんの家に行ってみたい。行っても公園に行っているからいないんでしょ」と、ふたりの私生活を覗いてみたい願望が出たところで、コーナーは終了した。

ダーツで単独イベントの行き先を決定

「あどりぶクイズ」の次には、シーサイド・コミュニケーションズ代表の植木雄一郎氏が登場。まずは「洲崎西DJCDvol.9~岐阜でるるきゃんと明日香がぎっぎっぎ~」の発表が行われ、さらに収録時のエピソードも写真とともに語られた。タイトル通り、ゲストに声優・佳村はるかを迎えている本DJCD。養成所時代から佳村と友達関係にある洲崎から「本当にシャイで一緒にお風呂に入ったことがない」と語られるなど、いつもの西との仲睦まじい様子と絶妙な掛け合い以外にも、佳村が加わることによる面白さがありそうだとうかがえる発表であった。

DJCDの発表後には「洲崎西」のイベントでは恒例となっている、ダーツ獲得チャレンジのコーナーへと移行。いつもはダーツでDJCDのロケ地を決めているのだが、今回は初となる地方単独イベントの場所をダーツで決めることに。本コーナーでは、その際に投げられるダーツを獲得するべく5つの企画が用意された。

最初に挑戦したのは、箱の中身に入れられたものが何かを当てるゲーム。お互いの手を触りながらも、箱に入れられた「しーちゃん」を見事に当てた。そのしーちゃんを使い、おままごとのように母乳を与える母親になりきる西の様子を見た植木氏は、「なんで君たちはいつもこうなるの?」と呆れた様子であった。続くチャレンジは60秒以内で12星座すべてを答えるゲーム。それぞれの家族の星座を挙げながら、制限時間内にすべてを答えることに成功した。

3つ目におこなわれたのは、60秒間に玉を30個入れたらダーツを獲得できるという玉入れゲーム。ここで、番組スタッフのなかで一番背が高いふかわげんき氏が登場し、カゴを思いっきり高く上げるも、洲崎がそれを引きずり下ろし、西が玉を入れはじめる。不正しかないゲーム展開に「早く終わんないかな……」とつぶやく植木氏ではあったが、一応ゲームは成功扱いとなった。なお、ここで入れた玉はカウントしながら会場へと投げ込まれた。息を切らせながらも会場を縦横無尽に駆け巡り、できるだけ満遍なく客席へと投げ込もうとするふたりの姿からは、リスナーのことを豚と呼びながらも、彼らを信頼し、大切にしているのだということがひしひしと伝わってきた。

続いて、「洲崎西」スタッフ陣のなかで、一番遠くまでボールを投げられるのは誰かを当てるスタッフダービークイズが行われた。番組ディレクター露木直人氏、ふかわ氏、植木氏のほかにシーサイド・コミュニケーションズの南本広樹氏の4人が登場。洲崎と西は昨年の同ゲームで2階席までボールを投げ入れたふかわ氏と予想。利き腕と逆を使うというハンデはありながらも、握力が約70kgあるというふかわ氏の力投が期待されたが、コントロール不足で目の前の客席にボールを飛ばすというまさかの結果に。予想は外れ、このゲームではダーツを獲得できなかった。

同コーナー最後に行われたのは、60秒以内に用意された長めの赤い糸をたぐり寄せ、相方を抱きしめることができればクリアというゲーム。どちらかがクリアできればOKというゲームだったが、結果はふたりともが成功。その功績を称えて、特別に2本のダーツが与えられ、単独イベントの場所を決めるダーツは結果的に5本獲得となった。

ふたりの絆を確かめるイベント名にちなんだコーナー

ダーツの本番の前に、ふたりの絆を確かめるメインコーナー「縦の糸はあや 横の糸はあすか」が行われた。用意されたお題に対するお互いの反応に関し、絆が100%だとスタッフが判断したときに、スクリーンに絆マークが表示されるという企画で、2回ずつ行われた。

最初に出された「お互いが悩んでいるときに声をかけるとしたらどんな言葉?」というお題では、脱毛エステサロンで恥ずかしい目に遭ってしまったという洲崎に、西が「ぺっちゃんのデリケートゾーン、すごくきれいだよ?」と励ましの言葉をかけた。洲崎は「やかましいわ」とツッコミながらも、元気が出たという洲崎の言葉に絆マークがスクリーンに表示された。

続く「お互いに彼氏ができたときの反応は?」という問いかけに対しては、以前、占い師に「どちらかに彼氏ができたら、もう一方にもできる」と占われたことから、洲崎が「西のために彼氏を作ってきた」と答える。その言葉を受けた西が「どんな人?」と聞くと、洲崎は「太っていて、ラジオのディレクターをやっている人」と、スタッフの露木氏をあげた。この返答に西と会場は大笑いし、絆100%と判定された。

ダーツが指し示した単独イベントの会場は……?

イベントの最後には、いよいよ単独イベントの場所を決めるためのダーツが行われた。京都、岡山、青森などの希望が洲崎と西から出されるなか、最後の5本目のダーツが刺さったのは青森県。見事に希望通りの場所で単独イベントを行うことが決定した。

すべてのコーナー終了後、洲崎と西が観客に挨拶。と、ここで突然、洲崎が西に「あなたに公約していることがある」とつぶやく。糸をテーマにしたイベントにちなんで、編み物をやっていたという洲崎は、西にサプライズプレゼントを用意していたのだという。当初、マフラーになる予定だったが、長さが足りなかったために、毛糸のふんどしとなったプレゼントに西は「ベストフンドシストをとったなかで今日が一番うれしい」と喜びをあらわにしていた。

オープニングからエンディングまで終始笑いに包まれた本イベント。しかし、躊躇なく豚リスナーをイジりながら笑い合う洲崎と西の姿からは、リスナーを信頼しているという、絆のようなものが感じ取れた。

なお、本イベントでは、「洲崎西SUPER LIVE」BD&DVDを発売すること、2016年9月4日に中野サンプラザで「洲崎西」単独イベントを開催すること、洲崎綾生誕祭イベントが2016年12月24日に行われること、毎年恒例となった「SEASIDE LIVE FES 2016」が舞浜アンフィシアターで12月11日に開催されることが新たに発表された。詳細は追って、シーサイド・コミュニケーションズ公式サイトや番組内で告知される。

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