06月29日 20時29分
福井県の1億2000年前の恐竜時代の地層から新種の可能性がある哺乳類の化石を見つけ話題となっている岐阜市の小学生の男の子が岐阜市役所を訪れ、「将来は化石の研究者になりたい」と喜びを語りました。
化石を見つけたのは、岐阜市立長森南小学校6年生の舩渡翔琉くんです。
29日は家族と一緒に岐阜市役所にまねかれ関係者に当時の様子を話しました。
舩渡くんはおととし6月、福井県勝山市の発掘体験で化石をみつけ福井県立恐竜博物館が調べたところ、約1億2000万年前のネズミに似た特徴を持つ哺乳類のものとわかり、6月公表されました。
特に全身の骨格の半分以上が残っている哺乳類の化石は国内初ということで、恐竜博物館は新種の可能性もあるとして話題となっています。
舩渡くんは幼稚園のころ、親に買ってもらった図鑑で恐竜が好きになったということで、岐阜市の関係者に「石を割ったら茶色い化石が見えて草や貝殻とは違うと感じて施設の人に預けて調べてもらいました」と発見時のエピソードを披露しました。
そして、「将来は化石の研究者になりたい」と発見の喜びを語りました。
話を聞いた岐阜市教育委員会の早川三根夫教育長は「知識があったから特別なものだと感じることができたと思う。岐阜の誇りです」と感心した様子で話していました。
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