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春野ユリ春野ユリ  - ,,,  10:00 PM

「楽な仕事に逃げて大事な仕事を後回しにしがち」な人に意識してみてほしいこと5つ

「楽な仕事に逃げて大事な仕事を後回しにしがち」な人に意識してみてほしいこと5つ

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zen habits:もしかしたら読者の皆さんも私と同じように完璧な生産性のシステムを常に探し求めているのではないでしょうか? でも残念ながらそんなものは存在しません。

問題は、次の3点を解決できる生産性のシステムなど存在しないことにあります。

  • 先延ばし癖
  • 不確実性に対する恐れ
  • 不快感に対する恐れ

たとえば、今日の私のToDoリストの一番上には「禅の習慣に関する記事を書く」と「整理整頓のし方の紹介を書く」があります。とてもシンプルでしょう? かなり内容がはっきりした作業が2つです。でも、この記事を書き始めたとたんに私がしてしまったのは、メールを何通もチェックして返信し、妻にメッセージを送り、自分の財務状況を調べ、台所を少し掃除することです。大事な作業を先延ばしにしていると、細かいことに関してはとてつもなく生産的になります!

どんなに素晴らしい生産性のシステムも、私が物事を先延ばしし始めるとたちまちガラガラと崩壊するのです。

作業が気分の良いものではないと、ほとんどの人がするように私も先延ばししてしまいます。結果がどうなるかわからない不確実性の高い作業に出くわすと、また先延ばししてしまいます。たいていの人はそんなふうではないでしょうか。

生産性を高めたい人がよくやることとしては、新しい生産性システムを考案する、新しいToDoリストのアプリを試す、きちんと段取りを組むようにする、メールの受信ボックスを空にするように心がける、生産的になるための新しい方法が書いてあるものを読む(ちょうど今のあなたがしているようにです)、などがありますが、何を試したところで、結局は不確実性を感じたり、やりにくい作業に直面すると先延ばし癖が出てしまいます。

それに、重要だとわかっていても不安を感じさせるような作業に取り組むよりも、娯楽や細かい作業に逃避しているほうがはるかに楽です。自分の口座がある銀行のウェブサイトで口座残高を調べたり、お気に入りのブログや新しいサイトをチェックしたり、大好きなソーシャルメディアのネットワークを立ち上げて開いてみたりするほうが簡単です。楽々アクセスできますし、いつも楽しみや情報など何らかの得るものがあります。一方で、難しい作業をしてもネガティブなフィードバックをもらったり、作業を始めるまでにいくつもの障害があったりします。これでは勝負にならないでしょう。

では、どうしたら良いのでしょうか。次のことをお勧めします。


1. 一歩距離を置いてみる


気が散る原因になるものや細かい作業とは距離を置く必要があります。PCから離れて、外に出て散歩したり、シャワーを浴びたり、瞑想したり、1分間何もせずに座ってみましょう。それだけでいいのです。一歩引いて、一番楽にできることやついつい手を出してしまうことよりも、今すぐしなければいけないことを考えてください。


2.誰のためにしているかを意識する


一歩距離を置いてみたら、あなたがこの重要な作業をしているおかげで助かる人のことを考えてみましょう。それは同僚でしょうか? それともクライアントや顧客でしょうか? あるいはあなたの愛する人でしょうか? もしかしたらあなた自身ですか? どのように助かるのでしょうか? 誰かに何らかの助けになるのかもしれませんが、もしかするとそれこそが、その作業に感じる苦痛を癒したり、重要なニーズを満たすのかもしれません。私の場合は、私自身の快適さを意識すると大切なことも先延ばしにしてしまう一方で、誰かの助けになることを意識すると先延ばし癖を克服できることに気づきました。


3. 嫌なことにも果敢に飛び込む


注意力散漫の元になるものを排除して、この作業だけをするのに必要なもののみを残したら、嫌だなと思う気持ちを数分間我慢してみましょう。確かに、嫌な気分です。でも、やってみると実はそれほど悪くはないでしょう。ちょうど冷たい水に飛び込むのと似ています。余計なことは考えず、とにかく飛び込むのです。ひとたび飛び込んで不快感があってもリラックスすると、恐れていたほど悪くないことがわかります。


4. 不確実性を受け入れる


尻込みしてしまう原因は不確実性に対する不安であることが多いものです。やり方がわからないことや、結果がどうなるかわからないことはちょっと怖いです。そんなことに手は出したくないですし、考えるのも嫌です。だからそういうものは避けて先延ばしにして理屈をつけるのです。

そうする代わりに、不確実性も人生には必要な一部として捉えましょう(何もかも結果がわかっている人生を望む人などいないはずです。だってそれはあまりにも退屈ですから)。そして、不確実性を人生のワクワクする部分だと思うようにするのです。そこには、感動、好奇心、学び、探求、冒険がつまっています。不確実性を悪いことだと思わずに、受け入れて、うまく味わっていけるようになりましょう。不快感の時と同じように、そこに思い切って飛び込んでリラックスしましょう。


5. 少しずつやる


間違いなく、不確実性も不快感も扱いにくいものですから、両方とも克服しようとして挫折しないでください。実行するときは少しずつにしましょう。作業をするときはほんの数分だけにして、それができたら歩き回って休憩しましょう。それからもう一度座って集中するのです。不快感と不確実性を受け入れてリラックスしながらです。このパターンを繰り返してください




このように意識した実践を重ねると、不快感や不確実性にうまく対処できるようになっていきます。そして、結果的に他人のためになることをしながら、生産性を向上させるときにもっとも困難な点を打破できるようになるはずです。


What Productivity Systems Won't Solve | zen habits

Leo Babauta(訳:春野ユリ)
Photo by Stephanie Booth/Flickr (CC BY-NC-SA 2.0).

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