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 米消費者製品安全委員会(CPSC)は28日、スウェーデンの大手家具メーカーのイケアが米国とカナダで合わせて約3600万個のタンスをリコールすると発表した。転倒したタンスの下敷きになり、これまでで6件の子どもの死亡事例や36件のけがが報告されているという。

 対象の製品は、米国で販売された「MALM」(商品名)などを含めた2900万個のタンスと、カナダで販売された660万個の合わせて3560万個。CPSCによると、対象のタンスは壁に適切に固定されていないと不安定な状態になり、倒れて子どもがけがをしたり死亡したりするおそれがあるという。

 MALMについては2014年から今年にかけ、米国で2歳前後の男児3人が下敷きになって死亡したほか、MALM以外の製品でも1989年から2007年にかけ、1歳から3歳の幼児3人の死亡事例が報告されているという。

 イケア・ジャパンの広報によると、MALMなど一部商品は日本でも販売されており、壁に固定して使うよう説明書で求めているという。担当者は「日本の安全基準は満たしており、事故の報告もなく、リコールには該当しない」と話している。(ワシントン=五十嵐大介