ローマ法王「別の形の連合を」
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は26日、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、「EU加盟国に、より独立心と自由を付与するような別の形の連合」を模索すべきだとの考えを示した。
加盟国の国家主権を吸い上げ、連邦色が濃い現在のEUよりも、ゆるやかな結びつきの「国家連合」を念頭に置いた発言とみられる。アルメニア訪問からの帰路、特別機中で記者団の質問に答えた。
法王は「イタリアでは25歳以下の40%が仕事を持っていない。(現在の)堅固なEUには、うまくいっていないところがある」と語り、加盟国の高失業率などEUが抱える問題点を指摘した。
さらに、「『EU加盟国だが、自分の文化を保持したい』と国家が言えるような形を模索しなければならない。EUが当初の力を取り戻すには、結びつきをゆるめ、加盟国に独立心と自由を与える別の形の連合を考える必要がある」と述べた。