はじめに

国内でも人気のコミュニケーションツールSlack(スラック)については、皆さんもうご存知ですよね。
詳しくご存知でない方は、先日ご紹介した以下の記事を参考に読んでみてください。

チャットワークとSlackどちらを採用するべき?2大チャットツールの徹底比較をご紹介!



ところでSlackは、コミュニケーションツールとしての使い勝手もさることながら、数多くの外部サービスとの連携できるところが最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。最近ではなんと、連携可能な外部サービスは約300種類にまでのぼると言われています。


今回は、そうしたSlackの外部サービス連携について、各カテゴリから人気のものを抜粋して30選で解説いたします。まだ使いこなせていなかったあなたも、ひとつでも多く実践してみることで生産性を飛躍的に高めることができるかもしれません。

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Slackで連携できる外部サービス一覧(※人気より抜粋の30選)

まず、Slackの全連携サービスのうち、今回ご紹介する30サービスについて、サービスのカテゴリと簡単な機能を一覧でまとめました。
Slackを使い始めたばかりの方や、外部連携サービスのイメージが付きづらい方にとっても、何度も読み返していただけるように、シンプルな内容にしています。

サービス名サービスカテゴリどのような機能か
1LaunchKitDeveloper ToolsAppStore情報のリアルタイム閲覧
2StatsbotMarketingGoogle Analyticsのデータ連携
3BoxFile Managementファイル共有・閲覧
4DropboxFile Managementファイル共有・閲覧
5Google DriveFile Managementファイル共有・閲覧
6AddThis ShareCommunicationソーシャルボタンの設置による情報集約
7FoursquareSocial & Fun位置情報連動のSNS
8GiphySocial & FunGIFアニメーションサイト
9GitHubDeveloper Tools開発プロジェクトの共有サービス
10Google CalendarProductivityGoogle Calendarのデータ連携
11HubotDeveloper Toolsbot(自動化プログラム)の開発
12IFTTTDeveloper ToolsFacebookやinstagramの投稿と連携
13InVision APPDesignデザイン共有のワークフロー
14New RelicDeveloper Toolsソフトウェアのパフォーマンス分析
15RSSCommunicationRSSフィードの連携
16ScreenheroCommunication画面共有のサービス
17SlaaskCustomer Supportカスタマー対応チャットツール
18StripePayments & Accountingグローバルな決済プラットフォーム
19TwitterSocial & FunTwitterとの連携
20Your.MDBots健康アシスタントサービス
21appear.inCommunicationビデオチャットツールとの連携
22ChatlioMarketingサイト訪問者とのチャットサービス
23Google+ HangoutsCommunicationビデオチャット、通話、チャット
24SkypeCommunicationグループ作成不要の通話サービス
25AsanaProject Managementタスク管理ツールとの連携1
26TodoistProductivityタスク管理ツールとの連携2
27TrelloProject Managementタスク管理ツールとの連携3
28WunderlistProject Managementタスク管理ツールとの連携4
29MailChimpCommunicationメール配信・キャンペーンリストとの連携
30ZendeskCustomer Supportカスタマーサポートツール


Slackで連携できる外部サービスの概要

次に、一覧をご覧になっただけでは、連携サービスのメリットを実感しづらい方に対してもご理解いただけるよう、人気の理由に焦点を当てて概要をご説明いたします。
なお、サービスごとの紹介は、一覧の通し番号に沿って後述していますので、詳細については興味のあるところからご覧ください。

プロジェクト共有・タスク管理ツール

最も多かった外部連携サービスは、エンジニアの開発に関するプロジェクト共有やタスク管理ツールとの連携で、GitHubAsanaTodoistTrelloWunderlistの5つがありました。

エンジニアを中心にIT・スタートアップで広まったSlackだけに、業界内でもよく話題にあがるGitHubや最近では利用者の多いTrelloなど、サービス開発チームにとって日々のユーザビリティに関わるタスクの作成・完了・フィードバックなどを重視した連携が人気の要因のようです。

クラウドストレージ・ファイル共有サービス

次点では、ファイル共有サービスのBoxDropboxGoogle Driveの3つがありました。

Slackと連携させることで、各種ストレージサービスに保存しているデータやファイルを閲覧することができ、共有も簡単に行えることから、チームでの生産性が飛躍的に高まる連携サービスと言えるでしょう。

カスタマー対応型サービス

また、次に多かった連携サービスとして、カスタマー対応やサイト訪問者へのチャットサービスであるSlaaskZendeskChatlioなどがあげられました。

連携により、Slackの画面上でお客様からの問い合わせが確認できることから、返答スピードを数分以内などといった目標設定もしやすくなることでしょう。特に、Zendeskでは、iPhoneやAndroidのアプリも利用ができるため、どのようなシーンでも使い分けができるでしょう。

情報集約ツール

情報集約ツールとして便利なAddThis ShareFoursquareIFTTTTwitterRSSも人気に多く見られました。

FacebookやTwitter、定期的に情報収集をしている気になるサイト情報についても、channel作れば参加メンバーがタイムリーにキャッチアップできることから、情報収集スピードの圧倒的な向上と情報の一元集約ができるようになるでしょう。



また、その他にも最新のbot(自動化プログラム)の開発botによる健康アシスタントサービスなど、多くの連携が登場していますので、以下、詳細についてご紹介いたします。



外部連携の方法について

さて、ここまでSlackには連携サービスがたくさんあることを紹介してきましたが、そもそもサービスの連携をさせたことがないという人にとっては、連携方法がわからないかと思います。

そこで、この段落では簡単にSlackとの連携のさせ方についてご紹介をいたします。既にご存知の方は、読み飛ばしていただけると幸いです。

Make Slack even better.

連携にはまず、Slackのサイト内にあるこちらにアクセスします。すると、以下のようなページに飛びますので、次の手順に従って作業を進めてください。

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サイトのキャッチは「Make Slack even better.」ということで、ここでは様々な連携サービスがカテゴリごとに分かれており、人気や名前でもソートして検索できるため、気になるものからお選びください。
また、サービス名を知っているものについては、検索窓から直接調べることもできます。


検索イメージ

https://gyazo.com/8c5ec31fa60288d95319b471987d39ed

連携方法の説明

次に、連携方法を簡単にご紹介いたします。まず、カテゴリから入り、気になるものがあったらそのサービスを選択してそのページに遷移します。

今回はSkypを例にいたしましょう。サービスのページに進むと、緑の見慣れたアイコンで「Sign in to install」というボタンがあるのでそちらをクリックします。

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ここをクリックするとSlackのログイン画面になりますので、ログインを進めると選択したサービスとの連携が完了しています。

その後は、各サービスごとの細かな設定等がある場合もありますが、基本的には非常に簡単にステップで連携サービスを追加することができるため、どんどんチャレンジしてみるとよいでしょう。


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各種連携サービス30選の詳細について

こちらでは、一覧でご紹介した個別のサービスについて簡単にご紹介しています。
ボクシルに掲載のあるサービスも多くありますため、気になるものは資料をご覧になってみてください。

AddThis Share

AddThis Shareは、ソーシャルボタンをまとめて設置できる連携サービスです。Slackを連携させておくことで、何か良いサイトやシェアしておきたい記事を見つけた時に、ソーシャルボタンからすぐにSlackで共有することができます。

appear.in

appear.inはアカウントのいらないビデオチャットツールです。Slack上で「/appear ルーム名」と入力するだけでチャットルームが作れると同時に、メンバーに共有してすぐにビデオチャットを利用することができます。

Asana

Asanaを連携することで、タスクの作成・完了・コメントされた内容などの受信できるようになります。また、「/asana」と打つことによって、タスクの完了や作成もできます。

Asanaのサービス詳細については、ボクシルでチェックしてみてください。

Box

box はクラウドのファイル共有サービス・オンラインストレージとして有名ですが、Slackと連携することでファイル共有のみでなく、各種ファイルの更新時にも自動でアップデートをしてくれるため便利でしょう。
boxのサービス詳細については、ボクシルでチェックしてみてください。

Chatlio

Chatlioを連携させれば、サイト訪問者とのチャットがSlack上でできるようになります。
自分のHPに問い合わせ用のチャットフォームを設けている際に、別のツールで管理する必要がなくなりますし、普段使っているSlackで対応ができるため、返答スピードも上がるでしょう。

Dropbox

Dropboxは、オンラインストレージとして利用している人も多いのではないでしょうか。連携させることで、Slack上でファイルの閲覧やファイル名検索をすることができるので、情報共有がよりスピーディーになります。
Dropboxのサービス詳細については、ボクシルでチェックしてみてください。

Foursquare

Foursquareは、GPSによってチェックインをした場所でバッジがもらえてポイントが溜められたり、Twitterで共有できるSNSとして有名ですが、Slackと連携することによって、近くの人気店やオススメの店が探せたりもするので、業務の集中を切らさずにランチの場所探しなどもクールに検索できるでしょう。

Giphy

Giphyは様々なGIFアニメーションが掲載されているwebサイトとして人気です。「/giphy ◯◯」と入力するによって、当てはまるgifアニメーションをSlack上に投稿してくれるため、チーム内のコミュニケーションの幅が広がるでしょう。
また、アイデアに行き詰まった時などに面白いgifを共有することで、効果的な息抜きになるかもしれません。

GitHub

GitHub はソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスであり、利用している人も多いのではないでしょうか。Slackと連携すると共有が簡単にできて、フィードバックがすぐに貰えたり、何人かで開発を行っており、Slackで情報交換をしている場合には、より効率よく作業を進められます。
GitHubのサービス詳細については、ボクシルでチェックしてみてください。

Google Calendar

Google Calendarは皆さん使っている方も多いでしょう。Slackと連携すれば、Google Calendarの通知をSlackに送ることができます。個人だけでなく複数の人に一斉共有や同時通知を送ることで、全員の予定をシェアし、予定を管理しやすくなるでしょう。

Google Drive

Google DriveとSlackを連携することで、boxやDropboxと同様にSlack上からストレージにアクセスできます。
Google Driveでは、ファイルのURLを貼ることでSlack上でファイルとして認識されることが特徴的だと言われています。

Google+ Hangouts

Google+ Hangoutsは無料でビデオチャットや通話、チャットができるサービスです。「/hangout」のコマンドを使えば、Slack上で簡単にその場でチャットを開始できます。インターフェースが一元化できる点はありがたいでしょう。

Hubot

Hubotは、GitHub社が開発したチャットbot開発・実行フレームワークで、bot(自動化プログラムの一種)を作ることができます。
エンジニアによって自動化したい作業をカスタマイズしてもらうこともできますし、コミュニケーション上での遊び心のあるツールとしても使えます。最近では、他の人が作ったbotも多く公開されていますので、参考にしてみてください。

IFTTT

IFTTTは、様々なSNSを繋げることができるようになるサービスです。Slackを連携させることで、Facebookやinstagramの投稿をSlackで見れたり、あのアプリ同士がつながったら良いなというかねてからの想いも実現するかもしれません。
人気のあるようなレシピは既に公開されているものもあるので、探してみると良いでしょう。

InVision APP

InVision APPは、webサイトやスマートフォンアプリのデザインを共有できるワークフロープラットフォームです。Slackと連携させることで、デザイン共有から意見交換まですべてをスムーズに行うことができるため、作業効率が上がることは間違いないでしょう。

LaunchKit

LaunchKitは、AppStoreでリリースするアプリのサポートサイト作成やレビューチェックが可能なサービスです。
Slackと連携させることで、自社アプリのセールス情報やレビューなどがリアルタイムで確認できるようになるため、日々のグロースハックに活かせるのではないでしょうか。

MailChimp

MailChimp といえばメール配信のシステムとして有名ですし、ボクシルマガジンでも何度か紹介しているので知っている人も多いかもしれません。これをSlackと連携することで、キャンペーンリストから誰かが抜けた時、言い換えればメルマガの登録を辞めた際に通知が来たりするので、すぐに改善に動くこともできます。

New Relic

New Relicはソフトウェアのパフォーマンスを分析してくれるサービスです。New Relicには大きく分けると7つのサービスがあり、基本的に無料で使えます。Slackと連携することによって、分析したデータや概要をSlackに送ってくれるので、気になるデータはすぐに確認をできるので便利です。

RSS

RSSは、その名の通りSlack上でRSSフィードをチェックできるサービスになっています。RSSフィードのURLとchannelの登録をするだけで、最新情報が更新される度にSlack上で受け取ることができます。
よく見るサイトがある人やメールで受け取っている人は導入してみてはいかがでしょうか。

Screenhero

Screenheroは画面共有のサービスなのですが、よくあるものと少し違うところとして、お互いのマウスポインターが画面に表示されます。よくあるサービスは片方の画面がそのまま相手に送信される形が多いですが、Screenheroはお互いのを見れるのでよりわかりやすかも知れません。Slackと連携すると/hero @usernameとうつだけで共有ができるので非常に簡単です。
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Skype

Skypeは皆さんも御存知のサービスだと思います。Skypeだと都度グループを作ってから通話などが始まっていましたが、Slackと連携することで「/skype」と打つだけで通話を始めることができます。
どのチャンネルで通話をするのかをあらかじめ決めておくと慌てることはないでしょう。Skypeのサービス詳細については、ボクシルでチェックしてみてください。

Slaask

Slaaskは、自分のwebサイトにSlackの画面を埋め込むことで、カスタマーからの問い合わせをSlack上で行えるサービスです。
普段からSlackを利用している場合、CSのオペレーションをすべてSlackのインターフェースで対応できるので、非常に便利かもしれません。また、対応履歴も残るので、使い勝手がよいのではないでしょうか。

Statsbot

Statsbotを連携させることで、Google AnalyticsのデータをSlackに流すことができるようになります。アクセス数やユーザー数など、自社サイトのついてリアルタイムで把握したいデータをSlack上の任意のチャンネルに流してくれるため、オススメの外部連携サービスです。

Stripe

Stripeは、アメリカ発のグローバルな決済プラットフォームです。イメージとしてはAlipayやPayPalなどと近いかもしれません。Slackと連携することによって、チャージが発生した時など何か動きがあった際にSlackにログとして連絡が入るため、Monthlyのツール利用料の決済なども簡単に把握できるでしょう。

Todoist

Todoistは、500万人以上が使っているタスク管理アプリケーションとして有名です。
Slack上で「/todoist @ラベル #プロジェクト」のコマンドを入力することで、タスクの確認や追加が可能になります。

Trello  

Trello は使いやすさが評判のタスク管理ツールで、クロームの拡張機能が追加できたりもするため最近では人気になっています。
連携することで、Trelloで追加したタスクがSlack上に流れて来ることで、確認やその予定対するコメントが見れるようになるので、チーム開発のコミュニケーションスピードが大幅に上がるでしょう。

Twitter  

TwitterとSlackを連携すると、チャンネル上にTwitterのユーザーストリームを表示することができます。
自分のツイートだけではなくリプライやRTなどの情報も表示されるので、アカウントを共有するのに便利かもしれません。

Wunderlist  

Wunderlistはタスク管理ツールです。Slackと連携することによって、Wunderlist上の選択したリストでタスクが更新・完了した際に、Slackチャネルに通知を自動投稿させることが出来ます。
WunderlistはApple Watchでも見やすいようで、ご利用の方は検討してみても良いかもしれません。

Your.MD

Your.MDはAIを利用した唯一のパーソナル健康アシスタントサービスです。現在は40カ国以上で使われており、非常に人気のサービスであるようです。
Slackを連携できるようになることで、日々の健康管理もSlackのインターフェース上で管理できるようになるでしょう。エンジニアの健康を配慮したSlackの“心づかい”は、こうしたところに垣間見えますね。

Zendesk  

Zendesk は、全世界で45,000社以上が導入したカスタマーサポートツールです。これをSlackと連携することでお客様からの問い合わせなどがSlack上で確認できるようになります。
また、iPhoneやAndroidのアプリとしても利用できるので、自分の利用シーンに合わせて使い分けができそうです。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はSlackとの連携サービスを30選でご紹介しました。気になるのがあったら、早速連携させて使ってみてください。
また、今回ご紹介していない連携サービスもまだまだたくさんありますので、ご自身で探してみるのもいいかもしれません。(リクエストがございましたら、随時追加してまいります!)

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