どうも、hashiken(@conteanime)です。
当サイト【コンテアニメ工房】では業務の一環として、絵や映像関連商品の受注制作などをお請けしています。先日も某カフェ用のイメージキャラクター制作のご依頼をいただき作業を行ってました。
幸いクライアント様にも気に入ってもらい無事納品となりましたが、イメージキャラクターとは実際にどのように流れで作っていくのか? 今回の記事では制作フローをまとめてみようと思います。
※実際の発注の際には、こちらの過去記事も参考になります。
目次
ビジネス向けのイメージキャラクターの制作依頼
最初はサイトのお問い合わせフォーマットなどを通じて相談するところから始まります。当サイトもそうですが相談や見積もりまでは無料の所も多いので、わからない部分はまず率直に聞いてみましょう。
元々親交のある業者に頼む以外だと、最近はネットで検索して探すことが割と主流となっているようですね。
・・・ちなみに当コンテアニメ工房では先日、関東にあるハンドメイドカフェのOHANACAFE様より【お店で使えるマスコットキャラ】として新規でキャラクターを作りたいというご相談をいただきました。
イメージキャラクター制作の内容確認、料金見積もりと発注書
業者はクライアント様のご要望を伺い、ご希望のイメージをある程度すりあわせた上で見積書を作成します。クライアント側は内容に了承したら見積書を元に発注書をご作成いただき、業者側の実制作が開始します。
必要な画像サイズや性別、動物か架空の生き物かなど大きい部分から細部まで確認します。また、この段階ではまだそれほどイメージが存在してない場合もあるため、当方のような業者側ははなるべくクライアントの希望の方向性を引き出せるようにやり取りを心がける必要があります。
料金のお見積もりは、作業にかかる日数(工数)や内容を鑑みて提示します。
おおよその金額はサイトの商品紹介ページなどに掲載してあるでしょうが、業者側が想定した仕様を超えるような注文の場合は都度見積もりとなることもあるので予め確認しましょう。
※下記は当サイトの例ですが、過去実績やサンプルとともにこのような形で掲載されることが多いのではないでしょうか。
また見積書を提出する際は、おおまかな納期も決めることになります。お互いの関係がまだ密接したものでなければ、双方のためにも工程ごとの修正回数を予め決めておく事が重要です。
ちなみに当サイトでは、発注書は正式な契約の開始という意味合いで必ずいただいています。料金や納品データの仕様などで後でお互いが揉めないように、書面で残すことが何より重要です。
ラフ案提出
すり合わせのイメージを元に、まずは業者側はラフの状態でアイディアを提出します。

今回、OHANACAFE様よりご希望いただいたのは【天使+ハワイ】というイメージのキャラクター制作だったので、まずはそれに沿うデザインを数点作成し提出しました。これを叩き台に双方のイメージを詰めていきます
キャラクターの具体的なイメージを絞り込んでいく
双方の意見を元に、案を厳選して調整をススメていきます。表情や所有アイテムなど、イメージに合うかどうかを細部までチェックしていきます。
ある程度は業者側主導で引っ張って進んでいく部分もあるでしょう。ただ、主導権を一方が握り過ぎないように気を配りましょう。
調整の期間をあまりタイトにしておくと必然的に内容が薄くなることも充分ありえます。急ぐ場合もあるでしょうが、仕上がりにある程度の質を保つためにも時間の猶予はお互いのためにもしっかり確保しておきたいものです。
OHANACAFE様は前述のようにハワイの天使をご希望していたので、ヤシの葉っぱをスカートにするなどの提案も都度行いつつ進めていきました。
今回なにより大事なのはキャラクターが内包しつつ醸し出すふんわりとした優しい雰囲気だったので、それに沿う方向性を相談や調整作業の中で具体的に固めていきます。

キャラクター素材の清書作業
デザインの方向性が完全に固まると、業者側はいよいよ納品のための清書作業へと進みます。最終的なカラーバリエーションを幾つか用意したり、線のタッチを複数用意して確認を取ることもあるでしょう。
クライアント側は厳密にチェックし、かつ早い回答を心がけてください。作業者側のモチベーションを止めるようなレスポンスの遅さはオススメ出来ません。相手には他にも仕事があるんだということを常に意識しましょう(笑
作っている側も、作ってもらっている側も同じ一つのものを協力して完成させようとしてるという姿勢が何より大事だと思います。
※中には、この段階で大きな修正が必要となるケースもあります。大きな直しはラフの段階で済ませておくよう取り決めておくべきですが、どうしてもということであれば業者に相談するくらいは構わないでしょう。
ただし、事前の契約とは違うなど依頼側の落ち度が明らかにある場合はあくまで相談ベースで行い、必要なら追加料金を相談してみましょう。
工程ごとに誠心誠意取り組む業者がほとんどですので、くれぐれも無下に扱うようなことはやめてあげてください。一業者としても心からお願いします(笑
キャラクターデータの最終確認と納品、請求と支払い
清書が完成したら、納品データにほぼ近い状態での最終確認を行います。
仕様や内容に不適当な部分がないか詳細に確認し、気になる点はしっかり解決しましょう。問題なければその旨を業者側に伝えて、納品へと進みます。
アフターサービス
業者によっては、納品物に対してのアフターフォローや追加オプションで別バージョンなども取り扱ってる場合があります。サイトで調べての注文もいいでしょうし、何か特別な要望が発生した場合は素直に相談してみるのもいいでしょう。
有名なデザイン会社になると逆になかなか難しいことでも、個人事業や中小の業者だと相談に乗ってもらえる場合は多いです。メリットデメリットを考えて使い分けましょう
お客様の声
おしまいに、取り上げさせてもらったOHANACAFE様のブログで今回のキャラクター制作の感想を書いていただいていたので掲載します。
お互いにとっての次の新たな機会にも繋がりますし、親密度が増したことで逆にデザイン視点からの面白い提案をもらえることもあるかもしれません。
さいごに、

キャラクターデザインの受注制作は、クライアントと業者の関係性でもまったく趣が変わってきます。自分の場合は幸いにしてこれまで上手く進められてきていますが、今後もうまくいく保証は何もありません(笑
実際のやり取り上の危険を回避するには、信頼性の乏しい相手であれば確実に事前の取り決めを固めて作業や支払いにおける条件を厳密にしておくことです。
言葉は悪いですが、証拠を残すのがすべての基本です。
言葉だけという状態は確実に水掛け論になり危険なので、絶対書面に残しておきましょう。細かい調整に関するやり取りの内容なども、メールやチャットワークなどを使って全て残しておくとより安全です。※改変が効かないようなPDFで双方書類を持っておくのも有効です。
さらに、ビジネス向けのキャラクターは作って終わりでなく、育てることこそがスタートラインです。
制作の手順だけではなく、キャラクターマーケティングの概念も是非おさえておきましょう。




