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運営堂の森野さんが日々の情報収集で気になったことをインタビューしていきます。今回はカグア!の吉田さんと中小ECサイトでのデータの活用法や生き残り術を考えます。

森野 誠之[著]

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公開日:2016/06/29 08:00

 カグア!の吉田さんはGoogle アナリティクスの専門家で、幅広い業種の企業をサポートされています。最近は、アフィリエイトにも詳しい吉田さんに、データの活用法と中小ECサイトの今後についてお聞きしました。

カグア!吉田さん(左)と、運営堂・森野さん(右)

GoogleタグマネージャーでA/Bテストをしている!

森野 吉田さんって、タグの設置はGoogleタグマネージャー(以下、GTM)ですか?

吉田 直接設置するのは、こわくてできないです。その後、リプレースになった場合の作業も面倒になりますからね。コードを残したまま、リプレースしてしまったらさらに面倒です。だから、GTMを基本にGoogle アナリティクス(以下、GA)や他の計測ツールを設置しましょうという感じが多いです。データを取って解析しても、お客さんがどこまで予算やリソース割けるのか、そこの温度感が見えない限り、こちらがいくら仕込んでも仕方がないので。

森野 なるほど、無駄にデータを取ることはしないわけですね。確かにこのデータを取るとコンバージョン上がるって提案もしないですしね。上がらないから(笑)

吉田 コンバージョンを上げる施策は実験的にやっています。アナリストが、こっそりコンバージョンを上げるのも実はありなんですよね。GTMでデザインを変えられるでしょう。だから、これって絶対コンバージョン上がるだろうなと思ったら、下にあったボタンをこっそり上に持っていったとか。

森野 あー、なるほど!GTMでデザインを変えるのか!

吉田 答えを知ったうえで提案したら、まず通りますよね。コンバージョンが上がりますよと確約はできないけれど、GTMでデザインをこっそり変えてテストができるから、結果と提案を一緒に出せる。反則かもしれないけれど、制作をすっ飛ばしてテストができるんですよね。

森野 うちらのようなアナリストにとっては革命ですね~。

吉田 GTMでデザインを変えるのは、あくまで自分が実験的にやっているサイトだけですけどね。難しいのは、デザインの領域に踏み込んじゃダメだろうと言われていること。でもGAとGTMは、Optimizelyなどのテストツールと一緒なんですよ。今は、HTMLのAPIが拡張され、”クエリセレクタ”でいろいろできるようになって便利です。

森野 これまでアナリストがデザインの改善案を思いついても、制作の人に頼まないといけなかった。それがGTMでできるとなれば、幅が広がった気がします。

著者プロフィール

森野 誠之(モリノ セイジ)

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサー...


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