
田中宏和
- DIY,今日のライフハックツール,趣味,連載 06:00 AM
アメリカの「なんでもテープで修理する文化」は本物だった【今日のライフハックツール】
折れてしまった棒や、穴の空いたパイプなどをテープで補修するというと、間に合わせの応急処置だと思われることでしょう。ところが、見た目さえ気にしなければ、そのまま使い続けることができるほど完璧に補修してしまうテープがあります。
アメリカ生まれの『FiberFix』は、樹脂の力で固めてしまうことで、テープの常識を越えた修理ができるツールです。
テープという名がつけられていますが、実際には「メッシュ状の芯材に樹脂を絡ませ硬化させる」という補修材ですので、一般的なテープとは一線を画しています。
封を開けたら、ジェル状の樹脂材がついたメッシュテープを取り出し、水またはぬるま湯(水温20℃ほどがベスト)に浸けて約10秒待ち、樹脂を活性化させます。
最初はゆるめに、巻きつけていくに従ってキツく、破損箇所を5~6周分巻くようにします。巻き終わったら、樹脂が馴染むように濡らした手袋でしごいておくといいでしょう。
最後に付属の透明テープを巻きつけます。約5分待てば硬化し、すぐに使えるようになります。
手袋は、樹脂で手を汚さないようにするためのもので、樹脂に毒性があるわけではありません。
DIY派なら、押さえておきたいアイテムだと思います。
(田中宏和)