2016年6月28日20時56分
囲碁の日本棋院は28日、新理事長を筆頭に新体制が発足し、六つある常務理事のポストのうち半数を女性の棋士が占めた。少なくとも平成以降、女性の常務理事が2人以上になるのは初めてで、創立90年を超える同棋院の歴史で半数が女性というのも初めてという。
常務理事は大淵盛人九段(50)、円田秀樹九段(49)、平野則一五段(52)の再任の男性3人に加え、小林千寿五段(61)、原幸子四段(45)、重野由紀二段(50)の女性3人が新たに選ばれた。6人は、5月に投開票されたプロ棋士による選挙で当選した。
折しも男女共同参画週間中のこの日、団宏明・新理事長(68)は「いろんな囲碁ファンがいるなかで多様性は大事。男女という多様性もあるし、新任の3人は外国での普及や子供への指導などの経験がある。いろんなニーズをくみ上げるにはふさわしい。非常に期待している」と話した。
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