「誰でもいいんですよ」「自分を好きになってくれる人が理想の相手です」という人に恋人ができないワケ

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“誰でもいいんですよ”という言葉に潜む落とし穴……
Photo by Thinkstock/Getty Images

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「うるさいことは言いません。僕を好きになってくれる女性ならば、誰でもいいんですよ」

――“どんな女性がいいの?”という問いには笑ってそう答える男性。性格は穏やかで、仕事もそこそこできる。すこしばかり年齢がいってたとしてもメタボじゃないしルックスだってさほど悪くない。それなのになぜか、結婚はおろか女性の気配が全くみられない……。あなたの周りに、そんな男性はいないだろうか。

「なぜあの人に彼女がいないんだろう?」

その疑問を解消するカギは、実は冒頭のひとことにあるのだ。

女性の好みはない!? ひどく欲のない男


A男は39歳。手堅い中小企業に勤めるシステムエンジニアの彼は、俳優の堺雅人にどことなく似た、穏やかな風貌(ふうぼう)をもつ男性だ。女性に対して自らガツガツとアプローチをするようなところは一切みられないが、「僕にだって結婚に対して夢や希望はありますよ」と彼が言うのを私は何度か耳にしたことがある。

そんなA男に対し飲み仲間であるB子が一肌脱ぐことにした。B子の職場には魅力的なアラフォーの未婚女性がありあまっていた。彼女たちならば年齢や話題のつりあいもちょうど良いし、A男のような温厚な男性ならば友人たちにも安心して紹介出来る……という寸法だ。だが、思い込みによる一方的な紹介は破談のモト! そう思ったB子はA男にいろいろとさぐりを入れてみることにした。

「ねえ、あなたってどんな女性が好みなの?」

「いやあ、誰でもいいんですよ。

ライター情報

神崎桃子

体験型恋愛コラムニスト
大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

URL:神崎桃子オフィシャルサイト

2014年8月27日 07時00分

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