2015/07/23時点の運用状況
はじめに(←最初のご挨拶)
■アセットアロケーションサマリ【簿外管理銘柄含まず】
■ポートフォリオと前月からの変動
■待機資金残高
■待機資金入出金
■2015年 運用状況サマリ【簿外管理銘柄含まず】
※当期売買+は購入、▲は売却による総額変動
※総額増減(実)は当期の売買による総額変動を控除した金額
※分配金は税金支払後の実績入金
※分配金には簿外管理銘柄の評価額および配当、税還付、貸株料、MRF利金を含まず
■口座別損益【簿外管理銘柄含む、参考】
※各口座とも簿外管理銘柄含む全銘柄による
■今月の売買
1597_MXS Jリートと1555_上場Aリートを購入しました。
7月上旬にギリシャの債務危機および中国の株式市場の動揺により、日本でも一時的に円高株安に振れました。その際に国内不動産と海外不動産のアセットクラスが防衛ライン(400万円)を割り込んでしまいましたので、押し返す形で追加購入しました。久しぶりにETFを購入しました。今年分のNISA枠は年明け早々に使い切っていますので、これらは特定口座での購入です。
それから個人向け国債(10年)を売却しました。これはずいぶん前に売却することを決めていたのですが、一年間の縛りのために売却できなかったものです。またこれは売買ではありませんが、今月はボーナス支給月でしたので待機資金を通常よりも多く積み増しています。ボーナスによる追加拠出金と前述の個人向け国債の売却により待機資金が大きく増加しました。
こちらも売買ではありませんが、簿外管理になっている8703_カブドットコム証券で株式分割があり株数が200株から400株に増えています。この株式は国内ETFをメインに資産運用している私にとって例外的に保有している個別銘柄です。保有の目的は株主優待で、優待の内容は取引手数料の割引です。たしか3%だったと思いますが毎回の売買手数料に割引を受けられるので保有しているというしだいです。
あとこれも簿外管理ですが2015年サマージャンボ宝くじ分の宝くじ積立を行いました。宝くじ積立についてはこちらからどうぞ。
■今月の分配金入金
1550_MXS外株、1597_MXS Jリート、1677_上場外債です。
税引き後の合計で42,062円が入金されました。2015年の累計では284,078円となっています。
■覚え書き
以下は私の運用に関する書き物へのリンクです。備忘用。
・アセットアロケーション:アセットクラス兵科説【6】
・ポートフォリオ:なぜ国内ETFなのか
・売買方針:長期投資のしくみ(防衛軍法)
・NISAの活用:日本版ISAについて
・国内ETFメモ:ETF・ETN市場に関する意見交換会@東証
・その他:メディア掲載履歴
■ダイヤモンドZAi(ザイ)2015年9月号に掲載されました
6月下旬にメールフォームより取材依頼があり、ダイヤモンド社(原宿)にて取材を受けました。7月21日発売のダイヤモンドZAi(ザイ) 2015年9月号115ページ、「個別株より安心のETFを始めてみよう! 日経平均やNYダウを2万円で買う方法」という特集記事の中で、ETFで資産を倍増させた個人投資家として紹介されています。
書いてあることは事実なんですが、私は毎月のお給料から資金を拠出して国内ETFをバイアンドホールドしていただけです。たまたま時勢に恵まれただけだと思っていますので記事のゲラ版を見せてもらったおりにはいささか後ろめたい気持ちを抱きました。誇大表示なのではないか、と。
しかしながらアベノミクス相場の中でも、誰もがみんな資産を増やしているわけではありません。なぜなら儲けた人がいる反対側には損した人が必ずいるからです。そういう勝ち負けの激しい環境において、国内ETFを使ってそこそこ資産を増やしている人間がいること、そしてそのことが本誌のように個別株式の売買を指向する情報誌の中で触れられたということには、一定の意味があるのではないかと思いました。
本誌を見た人はどう思うのでしょうか。しょっぱいヤツだなー、と思われるでしょうか。それとも資産の一部をETFにしてみてもいいかも、と思われるでしょうか。それはわかりません。いずれにせよ私は当面今のやり方を継続しますし、このブログに書いていきたいと思っています。まぁ、ひどく退屈な運用記録になることは請け合いですけれども。
■取材時のメモ
上記の取材を受ける際に用意したETF投資についてのメモ書きを残しておきたいと思います。ご参考まで。
多くの国内ETFの中身はインデックスファンドなのでインデックスファンドと同様のメリットがある。少額の資金でも簡単に分散投資ができる。
個別株式への集中投資のように一攫千金はないが、紙くずになることも考えにくい。大勝ちしないが大負けしにくい。
ETFは特に上場商品であるので各種法律や監査体制により厳しく管理されており非常に安心感がある。
また分配金が払い出されることも魅力。インデックスファンドに比べて税務的に不利であっても再投資のタイミングは自分で選びたいし、出口戦略として分配金を老後の生活費の一助としたいと考えている。
インデックスファンドと異なり、買うときに価格が分かる。逆にいくら分購入するということはできないし、1単元が高額なETFもあるのでここは人によりけり。
ETF投資で注意する点は、一定の流動性がある銘柄を選ぶこと。常時活発に売買されていることが望ましいが、国内ETFではそういった銘柄は多くない。
マーケットメイカーがついているので多くの銘柄は多少割高もしくは割安であっても売買はできる。そもそも頻繁に売買しないことが大事。
同じ指数に連動しているETFの場合は売買量、コスト、購入単位、運用会社をみて総合的に選ぶ。
売買量は多い方がよいが、十分な板の厚みがあればそれでよい。数回の売買で保有分を換金できるくらいが目安。
コストは当然低い方がよいが、同じ指数に連動しているETFでは極端な差はないことが多い。
購入単位は小さい方が取り回ししやすい。たとえば一つのアセットクラスに対して100口単位のETFと10口単位のETFを組み合わせると、まとめて売買するときは100口単位のものを、小さく買い足ししていく場合は10口単位のものを、と使い分けることができる。
運用会社は好みで選んでいいと思う。家電のブランドを選んでいるのとあまり変わらない。
投資の時期について、長期の積み立てを指向する場合はインデックスファンドを定期的に定額を購入する方法(いわゆるドルコスト平均法)が一般的だが、ETFは定期購入するには単元が大きい場合があるのでタイミングを選んで購入するスタイルを推奨する。毎月いくらではなくて期間を長くとり一年間にいくら分購入するという計画を立ててもよい。
私自身は変則バリュー平均法(防衛軍法)という売買方針を採用しており、基準総額とある程度の計画を決めて、評価総額が基準を割り込んでいれば購入し、上回っていればそのまま何もしない、そして予備資金がたまってきたら基準総額を上積みしていく、というやり方をしている。このやり方では予備資金を十分貯めることが大切なので分配金を払い出すETFが適していると考えている。また投資のゴールはETFの分配金を生活費として使うことを想定している。
■更新予告
次回の定期更新は8月23日を予定しております。
■今月のチラシの裏
今月は市場が結構動揺しましたね。ギリシャの国民投票とはなんだったのか。誰だったか「賽は投げられた!」とカエサルの名言を使っていた人がいましたが、某掲示板での「投げられたのは匙だろ」っていう突っ込みが秀逸で、個人的にツボでした。「ギリシャ国民諸君! 匙は投げられた!」是非銀河万丈さんにギレン風に言ってほしい。
ギリシャに問題があるのは確かなのですが、これが一国の話ならドラクマが下落して調整されるだけです。多くの識者が指摘しているようにユーロの本質的な問題は経済力の異なる国々が単一通貨を用いていることなのですから、同様の問題はこの先何度でもユーロ圏の他の国でも起こることでしょう。ギリシャがユーロを離脱するよりもドイツがマルクに戻った方が話が早いような気もしますが。
それから中国。いよいよバブル崩壊かと思いきや、株式の売買を停止するという荒業に出るとは思いもよりませんでした。中国株を組み込んでいる投信には一時的に換金できないものもあったようですね。私はとても怖いなぁと思いました。怖いのは暴落ではありません。売買できない、換金できない、そっちのほうがよっぽど怖いです。
目先では中国市場の動揺は抑えられたようですが、長期的には流動性リスクを強く意識させれられる出来事でした。まぁ、私は中国株に直接投資してないんですけどね。
市場が動揺しているときに私は何をやっていたかというと、仕事に忙殺されておりました。第一四半期決算の時期なので忙しかったのです。ですが市場の動きは一応見ていて、今月は久しぶりにETFを購入しています。購入したのは国内および海外の不動産のETFでしたが、不動産は世界的にバブル的な状況だったのかもしれませんね。他のアセットクラスに比べて下落幅が大きかったです。
アメリカの利上げが近づいています。またいろいろ動きがありそうですね。
■今月のゲーム雑談
今月はちょっとだけ。
黒猫のウィズに課金してガチャを引きまくってしまいました。ボーナスをもらって気持ちが大きくなって、そこに大して使うあてもないものだから、ゲームに突っ込んでしまいました。趣味に使った、ということで。
■アセットアロケーションサマリ【簿外管理銘柄含まず】
アセットクラス | 配分 | 防衛ライン | 評価額 | 充足率 | 方針 |
01_海外株式_先 | 17% | 400万円 | 444万円 | 111% | このまま |
02_海外株式_新 | 17% | 400万円 | 408万円 | 102% | 割れたら買う |
03_国内不動産 | 17% | 400万円 | 426万円 | 107% | このまま |
04_海外不動産 | 17% | 400万円 | 431万円 | 108% | このまま |
05_海外債券_先 | 17% | 400万円 | 407万円 | 102% | プチ株買い増し? |
06_海外債券_新 | 17% | 400万円 | 410万円 | 102% | 割れたら買う |
合計 | 2,400万円 | 2,526万円 | 105% | ||
99_待機資金 | 20% | 480万円 | 557万円 | 116% | 積み増し継続 |
■ポートフォリオと前月からの変動
01_海外株式(先進国) | ||
・1550_MAXIS海外株式 | 2,030口 | (±0口) |
02_海外株式(新興国) | ||
・1559_NEXT FUNDSタイ株SET50 | 610口 | (±0口) |
・1560_NEXT FUNDSマレ株KLCI | 361口 | (±0口) |
03_国内不動産 | ||
・1345_上場Jリート | 2,000口 | (±0口) |
・1597_MAXIS Jリート上場投信 | 420口 | (+200口) |
04_海外不動産 | ||
・1555_上場Aリート | 2,650口 | (+100口) |
05_海外債券(先進国) | ||
・1677_上場海外債券 | 70口 | (±0口) |
06_海外債券(新興国) | ||
・1566_上場新興国債券 | 66口 | (±0口) |
90_簿外管理 | ||
・1565_日経カバードコール上場投信 | 30口 | ・・・NISA/追跡用 |
・8703_カブドットコム証券 | 400株 | ・・・優待目的、株式分割により倍増 |
・eMAXIS バランス(8資産均等型) | 83,190口 | ・・・宝くじ積立 |
・金貨 | 1オンス | ・・・お守り代わり |
・プラチナコイン | 1/2オンス | ・・・お守り代わり |
・個人向け国債(10年) | 0 | ・・・売却完了 |
・i-mizuho先進国リートインデックス | 8,195口 | ・・・優待目的 |
■待機資金残高
99_待機資金 | ||
・野村MRF | 2,068,292円 | (+1,148,238円) |
・カブコム預かり金 | 3,504,196円 | (+541,711円) |
■待機資金入出金
◆出金: | ||
【野村】 | ||
他 | 2,779円 | 個人向け国債利金返還 |
他 | 417円 | 個人向け国債利金返還 |
【カブコム】 | ||
売買 | 344,000円 | 1597_MXSJリート購入 |
売買 | 153,333円 | 1555_上場Aリート購入 |
その他 | 6,000円 | 宝くじ積立 |
◆入金: | ||
【野村】 | ||
他 | 1,000,000円 | 個人向け国債売却 |
他 | 150,000円 | 個人向け国債売却 |
他 | 1,236円 | 個人向け国債利金 |
他 | 186円 | 個人向け国債利金 |
他 | 12円 | 野村MRF収入 |
【カブコム】 | ||
分配 | 32,353円 | 1550_MXS外株分配金(源泉徴収後) |
分配 | 7,810円 | 1677_上場外債分配金(源泉徴収後) |
分配 | 1,056円 | 1597_MXSJリート分配金(源泉徴収後) |
分配 | 843円 | 1597_MXSJリート分配金(NISA) |
他 | 900,000円 | 追加拠出金 |
他 | 100,000円 | 月次拠出金 |
他 | 2,982円 | 貸株料 |
■2015年 運用状況サマリ【簿外管理銘柄含まず】
日付 | ___評価総額___ | _当期売買_ | __分配金__ | ________備考________ |
2014/12/22 | 23,928,456円 | |||
2015/01/23 | 24,942,280円 | 999,344円 | 28,453円 | 1566/1555/1597購入 |
2015/02/23 | 25,136,980円 | 203,610円 | 65,227円 | 1597購入 |
2015/03/23 | 25,113,740円 | 128,996円 | 7,754円 | 1566購入 |
2015/04/23 | 25,358,230円 | 0円 | 69,924円 | |
2015/05/22 | 25,521,050円 | 0円 | 7,810円 | |
2015/06/23 | 25,330,420円 | 0円 | 62,848円 | |
2015/07/23 | 25,260,280円 | 497,333円 | 42,062円 | 1597/1555購入、個人向け国債売却 |
2015/08/** | ||||
2015/09/** | ||||
2015/10/** | ||||
2015/11/** | ||||
2015/12/** | ||||
総額増減(名) | +1,331,824円 | |||
当期売買合計 | 1,829,283円 | |||
総額増減(実) | ▲497,459円 | |||
分配合計 | 284,078円 |
※当期売買+は購入、▲は売却による総額変動
※総額増減(実)は当期の売買による総額変動を控除した金額
※分配金は税金支払後の実績入金
※分配金には簿外管理銘柄の評価額および配当、税還付、貸株料、MRF利金を含まず
■口座別損益【簿外管理銘柄含む、参考】
日付 | 口座 | 元本 | 時価 | 損益 |
2015/06/23 | 特定 | 17,330,330円 | 23,741,120円 | +6,410,790円 |
2015/06/23 | NISA | 1,997,654円 | 2,289,400円 | +291,746円 |
合計 | 合計 | 19,327,984円 | 26,030,520円 | +6,702,536円 |
2015/07/23 | 特定 | 17,826,480円 | 23,716,150円 | +5,889,670円 |
2015/07/23 | NISA | 1,997,654円 | 2,251,030円 | +253,376円 |
合計 | 合計 | 19,824,134円 | 25,967,180円 | +6,143,046円 |
2015/08/** | 特定 | 円 | 円 | 円 |
2015/08/** | NISA | 1,997,654円 | 円 | 円 |
合計 | 合計 | 円 | 円 | 円 |
※各口座とも簿外管理銘柄含む全銘柄による
■今月の売買
1597_MXS Jリートと1555_上場Aリートを購入しました。
7月上旬にギリシャの債務危機および中国の株式市場の動揺により、日本でも一時的に円高株安に振れました。その際に国内不動産と海外不動産のアセットクラスが防衛ライン(400万円)を割り込んでしまいましたので、押し返す形で追加購入しました。久しぶりにETFを購入しました。今年分のNISA枠は年明け早々に使い切っていますので、これらは特定口座での購入です。
それから個人向け国債(10年)を売却しました。これはずいぶん前に売却することを決めていたのですが、一年間の縛りのために売却できなかったものです。またこれは売買ではありませんが、今月はボーナス支給月でしたので待機資金を通常よりも多く積み増しています。ボーナスによる追加拠出金と前述の個人向け国債の売却により待機資金が大きく増加しました。
こちらも売買ではありませんが、簿外管理になっている8703_カブドットコム証券で株式分割があり株数が200株から400株に増えています。この株式は国内ETFをメインに資産運用している私にとって例外的に保有している個別銘柄です。保有の目的は株主優待で、優待の内容は取引手数料の割引です。たしか3%だったと思いますが毎回の売買手数料に割引を受けられるので保有しているというしだいです。
あとこれも簿外管理ですが2015年サマージャンボ宝くじ分の宝くじ積立を行いました。宝くじ積立についてはこちらからどうぞ。
■今月の分配金入金
1550_MXS外株、1597_MXS Jリート、1677_上場外債です。
税引き後の合計で42,062円が入金されました。2015年の累計では284,078円となっています。
■覚え書き
以下は私の運用に関する書き物へのリンクです。備忘用。
・アセットアロケーション:アセットクラス兵科説【6】
・ポートフォリオ:なぜ国内ETFなのか
・売買方針:長期投資のしくみ(防衛軍法)
・NISAの活用:日本版ISAについて
・国内ETFメモ:ETF・ETN市場に関する意見交換会@東証
・その他:メディア掲載履歴
■ダイヤモンドZAi(ザイ)2015年9月号に掲載されました
6月下旬にメールフォームより取材依頼があり、ダイヤモンド社(原宿)にて取材を受けました。7月21日発売のダイヤモンドZAi(ザイ) 2015年9月号115ページ、「個別株より安心のETFを始めてみよう! 日経平均やNYダウを2万円で買う方法」という特集記事の中で、ETFで資産を倍増させた個人投資家として紹介されています。
書いてあることは事実なんですが、私は毎月のお給料から資金を拠出して国内ETFをバイアンドホールドしていただけです。たまたま時勢に恵まれただけだと思っていますので記事のゲラ版を見せてもらったおりにはいささか後ろめたい気持ちを抱きました。誇大表示なのではないか、と。
しかしながらアベノミクス相場の中でも、誰もがみんな資産を増やしているわけではありません。なぜなら儲けた人がいる反対側には損した人が必ずいるからです。そういう勝ち負けの激しい環境において、国内ETFを使ってそこそこ資産を増やしている人間がいること、そしてそのことが本誌のように個別株式の売買を指向する情報誌の中で触れられたということには、一定の意味があるのではないかと思いました。
本誌を見た人はどう思うのでしょうか。しょっぱいヤツだなー、と思われるでしょうか。それとも資産の一部をETFにしてみてもいいかも、と思われるでしょうか。それはわかりません。いずれにせよ私は当面今のやり方を継続しますし、このブログに書いていきたいと思っています。まぁ、ひどく退屈な運用記録になることは請け合いですけれども。
■取材時のメモ
上記の取材を受ける際に用意したETF投資についてのメモ書きを残しておきたいと思います。ご参考まで。
多くの国内ETFの中身はインデックスファンドなのでインデックスファンドと同様のメリットがある。少額の資金でも簡単に分散投資ができる。
個別株式への集中投資のように一攫千金はないが、紙くずになることも考えにくい。大勝ちしないが大負けしにくい。
ETFは特に上場商品であるので各種法律や監査体制により厳しく管理されており非常に安心感がある。
また分配金が払い出されることも魅力。インデックスファンドに比べて税務的に不利であっても再投資のタイミングは自分で選びたいし、出口戦略として分配金を老後の生活費の一助としたいと考えている。
インデックスファンドと異なり、買うときに価格が分かる。逆にいくら分購入するということはできないし、1単元が高額なETFもあるのでここは人によりけり。
ETF投資で注意する点は、一定の流動性がある銘柄を選ぶこと。常時活発に売買されていることが望ましいが、国内ETFではそういった銘柄は多くない。
マーケットメイカーがついているので多くの銘柄は多少割高もしくは割安であっても売買はできる。そもそも頻繁に売買しないことが大事。
同じ指数に連動しているETFの場合は売買量、コスト、購入単位、運用会社をみて総合的に選ぶ。
売買量は多い方がよいが、十分な板の厚みがあればそれでよい。数回の売買で保有分を換金できるくらいが目安。
コストは当然低い方がよいが、同じ指数に連動しているETFでは極端な差はないことが多い。
購入単位は小さい方が取り回ししやすい。たとえば一つのアセットクラスに対して100口単位のETFと10口単位のETFを組み合わせると、まとめて売買するときは100口単位のものを、小さく買い足ししていく場合は10口単位のものを、と使い分けることができる。
運用会社は好みで選んでいいと思う。家電のブランドを選んでいるのとあまり変わらない。
投資の時期について、長期の積み立てを指向する場合はインデックスファンドを定期的に定額を購入する方法(いわゆるドルコスト平均法)が一般的だが、ETFは定期購入するには単元が大きい場合があるのでタイミングを選んで購入するスタイルを推奨する。毎月いくらではなくて期間を長くとり一年間にいくら分購入するという計画を立ててもよい。
私自身は変則バリュー平均法(防衛軍法)という売買方針を採用しており、基準総額とある程度の計画を決めて、評価総額が基準を割り込んでいれば購入し、上回っていればそのまま何もしない、そして予備資金がたまってきたら基準総額を上積みしていく、というやり方をしている。このやり方では予備資金を十分貯めることが大切なので分配金を払い出すETFが適していると考えている。また投資のゴールはETFの分配金を生活費として使うことを想定している。
■更新予告
次回の定期更新は8月23日を予定しております。
■今月のチラシの裏
今月は市場が結構動揺しましたね。ギリシャの国民投票とはなんだったのか。誰だったか「賽は投げられた!」とカエサルの名言を使っていた人がいましたが、某掲示板での「投げられたのは匙だろ」っていう突っ込みが秀逸で、個人的にツボでした。「ギリシャ国民諸君! 匙は投げられた!」是非銀河万丈さんにギレン風に言ってほしい。
ギリシャに問題があるのは確かなのですが、これが一国の話ならドラクマが下落して調整されるだけです。多くの識者が指摘しているようにユーロの本質的な問題は経済力の異なる国々が単一通貨を用いていることなのですから、同様の問題はこの先何度でもユーロ圏の他の国でも起こることでしょう。ギリシャがユーロを離脱するよりもドイツがマルクに戻った方が話が早いような気もしますが。
それから中国。いよいよバブル崩壊かと思いきや、株式の売買を停止するという荒業に出るとは思いもよりませんでした。中国株を組み込んでいる投信には一時的に換金できないものもあったようですね。私はとても怖いなぁと思いました。怖いのは暴落ではありません。売買できない、換金できない、そっちのほうがよっぽど怖いです。
目先では中国市場の動揺は抑えられたようですが、長期的には流動性リスクを強く意識させれられる出来事でした。まぁ、私は中国株に直接投資してないんですけどね。
市場が動揺しているときに私は何をやっていたかというと、仕事に忙殺されておりました。第一四半期決算の時期なので忙しかったのです。ですが市場の動きは一応見ていて、今月は久しぶりにETFを購入しています。購入したのは国内および海外の不動産のETFでしたが、不動産は世界的にバブル的な状況だったのかもしれませんね。他のアセットクラスに比べて下落幅が大きかったです。
アメリカの利上げが近づいています。またいろいろ動きがありそうですね。
■今月のゲーム雑談
今月はちょっとだけ。
黒猫のウィズに課金してガチャを引きまくってしまいました。ボーナスをもらって気持ちが大きくなって、そこに大して使うあてもないものだから、ゲームに突っ込んでしまいました。趣味に使った、ということで。
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