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覚醒剤使用事件で男性無罪 東京高裁が一審破棄

(2016/6/28 07:51)

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた静岡市の40代男性の控訴審判決で、東京高裁(秋葉康弘裁判長)は27日までに、県警の捜査に「重大な違法があった」として懲役2年6月の一審静岡地裁判決を破棄し、無罪を言い渡した。判決は24日付。
 判決などによると、男性は昨年3月、同市内の自宅で覚醒剤を使用したとして逮捕された。秋葉裁判長は、警察官が覚醒剤捜査とは別のトラブルだと誤解させて男性を取り調べ、強制採尿令状を裁判所に請求する際に虚偽の資料を提出したと指摘。「尿の鑑定結果に証拠能力は認められず、犯罪の証明はない」などと結論付けた。
 一審判決は一部で捜査に不適切な点や違法な点があったとしながらも、「重大な違法があったとは認められない」としていた。
 男性の弁護人は「再発防止のための検証と指導を徹底してほしい」と話している。

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