1年以上前から不正アクセス繰り返し情報入手か

1年以上前から不正アクセス繰り返し情報入手か
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佐賀県の教育情報システムが不正にアクセスされ、生徒の個人情報が大量に漏えいした事件で、逮捕された少年が少なくとも1年以上前から不正なアクセスを繰り返し、情報を入手していたとみられることが警視庁への取材で分かりました。
この事件は、佐賀県の教育情報システムや県立高校の校内ネットワークが不正アクセスを受け、生徒の成績といった個人情報などの大量のデータが漏えいしたもので、警視庁は、佐賀市の17歳の少年を不正なアクセスをした疑いで逮捕したほか、知り合いの高校2年の男子生徒を書類送検しました。
これまでの調べで、少年のパソコンから21万件のデータが見つかっていて、分析したところ、去年4月に一部のデータを取得していたとみられる痕跡が残されていたということです。
また、男子生徒は調べに対して、少年から不正アクセスの手口を教えてもらったとしたうえで、「1年ほど前から不正アクセスをしていた」と話しているということです。
佐賀県教育委員会が不正アクセスに気付いたのは、警察から情報提供を受けたことし2月ですが、警視庁は、少年が少なくとも1年以上前から学校への不正なアクセスを繰り返し、大量の個人情報を入手していたとみて、調べを進めています。