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【芸能・社会】

猿之助&巳之助、異例のWキャスト 地方17都市公演

2016年6月28日 紙面から

ダブルキャストで臨む地方巡業「松竹大歌舞伎」への意気込みを語る市川猿之助(右)と坂東巳之助=東京・銀座東武ホテルで(中村千鶴子撮影)

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 歌舞伎俳優の市川猿之助(40)と坂東巳之助(26)が27日、東京・銀座のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで平成28年度「松竹大歌舞伎」製作発表に出席した。

 10月6日の愛知県・岡崎市民会館など、全国17都市を回る地方公演で、演目は「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」と舞踊「写書東驛路(うつしがきあずまのうまやじ)」、猿之助と巳之助は、地方公演では異例のダブルキャストで化け猫の宙乗り、十三役早変わりに挑む。

 鶴屋南北作の“五十三驛”は先代猿之助(現・猿翁)が81年に復活上演したスペクタクルにあふれた人気歌舞伎。地方公演バージョンでの上演だが、猿之助は「劇場が小さな“旅様”になっても、叔父(猿翁)に言われているように、地方には歌舞伎座以上のクオリティーを持っていく」と力を込めた。

 巳之助とのダブルキャストについては、「うちに伝わる早変わり、宙乗りの芸を役者として一番いい時に、最高潮の時に次の世代に見てもらい、くみ取ってほしいと思い、巳之助君にお願いした」と明かし、「ぼくもオッサンになっているんで」と笑わせた。巳之助は「身に余る大役。猿之助兄さんからたくさん吸収したい」と意気込んだ。

 

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