Photoshopで女性の肌をキレイに見せるテクニックまとめ 2015年8月11日 / Photoshop デザイナー Tweet こんにちは。グラフィックデザイナーのangeです。 今回は、写真や広告などで女性の画像を使用する際に肌をキレイに見せるために、画像を加工したりのにするテクニックで、芸能人の広告やCDのジャケットなどでも使用したりするテクニックを紹介したいと思います。 広告では女性の画像を使う頻度が高いテクニックとなりますので、プロを目指す方は必ず習得していきましょう。 目次1 1.ぼかし1.1 ぼかしテクニック その11.2 ぼかしテクニック その22 2.スポット修復ブラシ3 3.修復ブラシ4 4.パッチツール5 5.混合ブラシツール6 6.ハイパスフィルタ7 7.ダスト&スクラッチ8 8.肌の色を変える(トーンカーブ)9 まとめ 1.ぼかし 一番スタンダードな修正方法です。肌のシミやしわをぼかして目立たなくします。しかし、やり過ぎると肌感が潰されて違和感が出てしまいますので、やり過ぎには注意が必要です。 今回は2種類のぼかしのテクニックをご紹介します。 ぼかしテクニック その1 ①元画像をコピーし顔の部分をなげなわツールで囲みコピーします。 ②「顔のコピー」レイヤーに対しぼかしフィルターをかけます。 ぼかし(ガウス)の半径1.0pixelを指定しています。 ③目鼻や口の部分を消しゴムツールで消していきます。 ぼかしを掛けたいのは肌の部分のみになりますので、目鼻や口の部分は除いていきます。 ④出来上がり 拡大 ぼかしテクニック その2 ①元画像をコピーし顔の部分に対して直接「ぼかしツール」でなぞっていきます。 ブラシの強さは20%にしました。 ブラシの形状はこのような感じです。 ②出来上がり 拡大 2.スポット修復ブラシ Photoshopの機能でとっても優秀なブラシ。さっと塗って周りの肌に同化させて修正してしまう魔法のようなブラシです。初心者でも使いやすくプロのような仕上がりが期待できます。 ほくろやシミに塗るだけです。 3.修復ブラシ こちらもPhotoshopの機能で修正には欠かせないツールになります。 コピー元の画像を記憶して、修正したい箇所に塗っていくことで修正できるブラシで、ブラシを使って塗っていくようなカタチとなります。細かな修正にもかなり活躍するブラシになります。 使い方も簡単で、初心者の方もすぐに使いこなせる様になります。 4.パッチツール 修復ブラシと同じような性質のツールです。修正したい箇所に画像を宛てて同化させててしまうスグレモノです。修復ブラシと似ているような感じですね。 使い方は初心者さんでもすぐに使えてしまうほど簡単です。 5.混合ブラシツール 強い肌の質感を抑えて、肌をやわらかな印象に変える混合ブラシツールは、ブラシでなぞることで描画色や画像の色を混ぜることができるツールです。 ポイントはボケ味の強いブラシを使うこと。 質感を抑えたい部分を繰り返しなぞるように使用します。 6.ハイパスフィルタ しみ、そばかす、シワも肌の質感も一気に修正してしまうとっても便利なフィルタをご紹介します。 ①元画像をコピーした方の画像に対して描画モードを「ビビッドライト」に変更します。 ②そして、同じレイヤーに対して「階調の反転」→「ぼかし(ガウス)」フィルタを掛けます。 ③同じレイヤーに対して、ハイパスフィルターを掛けます。 灰色になったときはちょっと心配になりますが、ぼかしをかけるとほら様になってきました。 完成まであと少しです。 ③次にまた同じレイヤーに対してマスクを掛けます。 ④マスクに黒色のブラシで目鼻口を塗りつぶしていくと、完成になります。 ほくろもしみもしわも、一発でキレイになっちゃいました。 7.ダスト&スクラッチ 肌の質感を残したようなボケ味がちょうどいいフィルタです。 こちらもぼかしの時と同じように、目鼻や口はフィルタを掛けず、肌の部分だけにフィルタをかけていきましょう。 つるんとした仕上がりではないですが、肌の質感を出しつつシミが消え肌が均一になっているのが分かります。 8.肌の色を変える(トーンカーブ) 肌をキレイに見せるテクニックはレタッチだけはありません。色味を変えることで肌を綺麗に見せることもできます。 ①色域設定を使用して肌の部分を選択していき、クイックマスクモードに変更して選択範囲をブラシで修正していきます。 ②クイックマスクモードを解除して、調整レイヤーの「トーンカーブ」で肌の色を調整します。 今回は素材の女性の肌の色が白すぎたので、これ以上美白には出来ませんでしたが、黃味が強かったり赤味が強かったりした時の補正にも役立ちます。 まとめ どのテクニックも難しいものはないので、初心者さんにもすぐに実践で使えるものばかりです。仕上がりには多少差がありますので、用途によって使い分けましょう。 本サイトが運営するWebデザインのオンラインスクールが公開中! まずは無料トライアル! NESTonline - テクノロジーとクリエイティブのプロを目指す人のためのオンラインスクール (詳細はこちら)- 好きなときに、好きな場所で、好きなだけ学べる。テクノロジーとクリエイティブのプロを目指す人のためのオンラインスクールを運営しています。 PhotoshopやCSS、実践的なWebグラフィックデザインなど、500レッスン以上の数十万円相当のプロを目指すカリキュラムが、月々2,500円でいつでもどこでも学べます。 Photoshopを動画でしっかり学ぶ ange フリーランスでグラフィックデザイナーをしています。 ゲームキャラクターデザイナーを経てWEBデザイナーに転身。DTPデザインなど幅広く活躍しています。 http://studio-colorz.com/
Photoshopで女性の肌をキレイに見せるテクニックまとめ
こんにちは。グラフィックデザイナーのangeです。
今回は、写真や広告などで女性の画像を使用する際に肌をキレイに見せるために、画像を加工したりのにするテクニックで、芸能人の広告やCDのジャケットなどでも使用したりするテクニックを紹介したいと思います。
広告では女性の画像を使う頻度が高いテクニックとなりますので、プロを目指す方は必ず習得していきましょう。
目次
1.ぼかし
一番スタンダードな修正方法です。肌のシミやしわをぼかして目立たなくします。しかし、やり過ぎると肌感が潰されて違和感が出てしまいますので、やり過ぎには注意が必要です。
今回は2種類のぼかしのテクニックをご紹介します。
ぼかしテクニック その1
①元画像をコピーし顔の部分をなげなわツールで囲みコピーします。
②「顔のコピー」レイヤーに対しぼかしフィルターをかけます。
ぼかし(ガウス)の半径1.0pixelを指定しています。
③目鼻や口の部分を消しゴムツールで消していきます。
ぼかしを掛けたいのは肌の部分のみになりますので、目鼻や口の部分は除いていきます。
④出来上がり
拡大
ぼかしテクニック その2
①元画像をコピーし顔の部分に対して直接「ぼかしツール」でなぞっていきます。
ブラシの強さは20%にしました。
ブラシの形状はこのような感じです。
②出来上がり
拡大
2.スポット修復ブラシ
Photoshopの機能でとっても優秀なブラシ。さっと塗って周りの肌に同化させて修正してしまう魔法のようなブラシです。初心者でも使いやすくプロのような仕上がりが期待できます。
ほくろやシミに塗るだけです。
3.修復ブラシ
こちらもPhotoshopの機能で修正には欠かせないツールになります。
コピー元の画像を記憶して、修正したい箇所に塗っていくことで修正できるブラシで、ブラシを使って塗っていくようなカタチとなります。細かな修正にもかなり活躍するブラシになります。
使い方も簡単で、初心者の方もすぐに使いこなせる様になります。
4.パッチツール
修復ブラシと同じような性質のツールです。修正したい箇所に画像を宛てて同化させててしまうスグレモノです。修復ブラシと似ているような感じですね。
使い方は初心者さんでもすぐに使えてしまうほど簡単です。
5.混合ブラシツール
強い肌の質感を抑えて、肌をやわらかな印象に変える混合ブラシツールは、ブラシでなぞることで描画色や画像の色を混ぜることができるツールです。
ポイントはボケ味の強いブラシを使うこと。
質感を抑えたい部分を繰り返しなぞるように使用します。
6.ハイパスフィルタ
しみ、そばかす、シワも肌の質感も一気に修正してしまうとっても便利なフィルタをご紹介します。
①元画像をコピーした方の画像に対して描画モードを「ビビッドライト」に変更します。
②そして、同じレイヤーに対して「階調の反転」→「ぼかし(ガウス)」フィルタを掛けます。
③同じレイヤーに対して、ハイパスフィルターを掛けます。
灰色になったときはちょっと心配になりますが、ぼかしをかけるとほら様になってきました。
完成まであと少しです。
③次にまた同じレイヤーに対してマスクを掛けます。
④マスクに黒色のブラシで目鼻口を塗りつぶしていくと、完成になります。
ほくろもしみもしわも、一発でキレイになっちゃいました。
7.ダスト&スクラッチ
肌の質感を残したようなボケ味がちょうどいいフィルタです。
こちらもぼかしの時と同じように、目鼻や口はフィルタを掛けず、肌の部分だけにフィルタをかけていきましょう。
つるんとした仕上がりではないですが、肌の質感を出しつつシミが消え肌が均一になっているのが分かります。
8.肌の色を変える(トーンカーブ)
肌をキレイに見せるテクニックはレタッチだけはありません。色味を変えることで肌を綺麗に見せることもできます。
①色域設定を使用して肌の部分を選択していき、クイックマスクモードに変更して選択範囲をブラシで修正していきます。
②クイックマスクモードを解除して、調整レイヤーの「トーンカーブ」で肌の色を調整します。
今回は素材の女性の肌の色が白すぎたので、これ以上美白には出来ませんでしたが、黃味が強かったり赤味が強かったりした時の補正にも役立ちます。
まとめ
どのテクニックも難しいものはないので、初心者さんにもすぐに実践で使えるものばかりです。仕上がりには多少差がありますので、用途によって使い分けましょう。
本サイトが運営するWebデザインのオンラインスクールが公開中! まずは無料トライアル!
NESTonline - テクノロジーとクリエイティブのプロを目指す人のためのオンラインスクール (詳細はこちら)-
好きなときに、好きな場所で、好きなだけ学べる。テクノロジーとクリエイティブのプロを目指す人のためのオンラインスクールを運営しています。
PhotoshopやCSS、実践的なWebグラフィックデザインなど、500レッスン以上の数十万円相当のプロを目指すカリキュラムが、月々2,500円でいつでもどこでも学べます。
Photoshopを動画でしっかり学ぶ
ange
フリーランスでグラフィックデザイナーをしています。 ゲームキャラクターデザイナーを経てWEBデザイナーに転身。DTPデザインなど幅広く活躍しています。 http://studio-colorz.com/
Next Articleシンプルなサイトに合いそうな細字フォントまとめ