みどころ

アラフィフ熟女トリオが
女だらけの井戸端おしゃべり捜査会議で
謎を解く新ミステリー!
高島礼子が“総務のおばさん”に!?

女たちの特捜最前線

『土曜ワイド劇場』で好評を博したミステリーが、連続ドラマに!!
総務課・高島礼子×広報課・宮崎美子×食堂調理員・高畑淳子
――パワフル3熟女が競演!
他人の不幸は蜜の味!! ウワサ好きなオンナたちが“警察食堂”を舞台に、井戸端捜査会議!?

■フツーのアラフィフ女性が“井戸端会議”で事件を解決しちゃう新シリーズ誕生!

 どこにでもいるフツーの女性が活躍して一瞬だけ“等身大のヒロイン”になる、という姿を通して、世の女性たちに勇気と感動をお届けしたい――。そんな意図から誕生したドラマ、『女たちの特捜最前線~警察食堂極秘会議』。総務、広報、食堂の調理員など捜査本部の後方支援に携わる3人の女性たちが“井戸端捜査会議”を繰り広げながら真犯人を暴く新しいミステリーとして、2015年12月『土曜ワイド劇場』でお送りし、大好評を獲得しました。
 その『女たちの特捜最前線』を2016年7月、『木曜ミステリー』枠で連続ドラマ化します!
 彼女たちは捜査員たちの縁の下の力持ちとして事件解決を目指して働いていますが、3人を突き動かす原動力は、好奇心という名の覗き見趣味! 噂好きで地獄耳の女たちが、警察署内でゲットした極秘捜査情報を持ち寄って、“女だらけの井戸端おしゃべり捜査会議”を開催! ホンモノの捜査本部とはまったく違う視点で事件を分析していく中で、ふいに解決につながる意外なヒントを見つけ出していきます…!

■会社員時代の経験を生かして熱演!?高島礼子×宮崎美子×高畑淳子が熟女パワー満開!

 そんな噂好きの裏方トリオを演じるのは、高島礼子、宮崎美子、高畑淳子の3大女優! 昨年、『土曜ワイド劇場』の撮影で共演した3人は、すぐさま意気投合。井戸端会議シーンでの女子トークはとどまるところを知らず、まるで舞台のように臨場感あふれる会話劇が繰り広げられました。今回のシリーズ化でも、さらなる熟女パワーをさく裂させること間違いなしです!
 また、これまで“デキる女刑事”という役柄が多かった高島礼子が、“総務課のおばさん”役を熱演するのも、大きなみどころ。トイレットペーパーの補充、蛍光灯の交換…など会社員時代に経験があるという庶務をテキパキとこなしながら、時にコッソリ、時に厚かましく、捜査会議に潜入していきます!

■豪華ゲストも集結! 京都周辺のグルメ&観光情報も満載!!

 シリーズでは毎週、豪華ゲスト俳優を迎えて、目の肥えたドラマファンを満足させる本格ミステリーを展開! さらにロケ地の京都周辺では、グルメ、観光情報などをたっぷり織り交ぜて、ドラマをにぎやかに盛り上げていきます。
 フツーのアラフィフ女性たちが、オンナならではの視点から事件の謎を解いていく新シリーズ『女たちの特捜最前線』。7月からの放送に、ぜひご期待ください!

主な登場人物

室町京子(むろまち・きょうこ)(49)…………高島礼子(たかしま・れいこ)
京都中央警察署の総務課に勤める警察官。捜査本部の雑務全般を取り仕切る“何でも屋”で、ひとたび捜査本部の設置が決まれば、机、電話、弁当、布団、備品、車両などを手配し、不要になった資料の廃棄や部屋の清掃までこなす。嫌でも捜査情報が耳に入ってくるため、誰かに話さずにはいられなくなり、美鈴や弥生についつい極秘の捜査情報を漏らしてしまう。
性格は、明るくポジティブ。好奇心旺盛で何でも聞き耳を立てる。
女性警察官の意見を積極的に取り入れ、風通しのよい警察署を目指していると内外にアピールするため、上層部の思いつきで設置された『京都中央署女子会』の会長でもある。だが、その『女子会』の実態とは、イベント企画の名目で集まりながらも、いつしか話題を捜査中の事件に移して、おしゃべりに花を咲かせる場なのだった…。
一条弥生(いちじょう・やよい)(53)…………宮崎美子(みやざき・よしこ)
京都中央警察署の広報課に勤める警察官。広報PR活動に従事し、子ども対象の交通安全教室を開催したり、毎月の署のスローガンを作ったりするのが仕事。
性格は、京子とは対照的にネガティブで慎重。“石橋を叩いて壊して渡れない女”とよばれるほど。夫は6年前に若い愛人と家を出て行方不明だが、そのことは京子以外の誰にも言っていない。今でも夫婦で暮らしているよう必死に装っている。
八坂美鈴(やさか・みすず)(57)…………高畑淳子(たかはた・あつこ)
京都中央警察署の食堂に勤める嘱託署員。独身。かつては京都府警の刑事だったが、親の介護のため、10年前に退職。その両親が他界し、2年前から署内の食堂で働きはじめた。“京都中央署のすべての男の胃袋を鷲掴みにしている女”を自称している。
話し方から料理の盛り付け方まで、何から何まで“大盛りの女”。京子や弥生から捜査情報を聞くや否や、先入観で事件の真相を断言し、話を大げさに盛りまくる。
『女子会』の顧問を務めており、食堂の空き時間を京子たちの溜まり場として提供している。食堂から、京子や弥生に指示を飛ばすだけでなく、ときには自ら先頭に立って“捜査”に乗り出すことも…!
加藤修一郎(かとう・しゅういちろう)(53)………… 渡辺いっけい(わたなべ・いっけい)
京都中央警察署の刑事課課長。捜査本部の指揮を執る立場だが、捜査方針を平気でコロコロ変えることから、署内では“朝令暮改の達人”とよばれている。
かなりのナルシストでもあるため、“ナルシー加藤”というあだ名もつけられている。
梅垣紀夫(うめがき・のりお)(54)………… 相島一之(あいじま・かずゆき)
京都中央警察署の広報課課長で、弥生の上司。下の人間には強く出て、上の人間には媚びへつらう、典型的なゴマスリ男。弥生への当たりも厳しく、何かにつけて自分のミスをなすりつける。エライ人にペコペコと頭を下げまくるその様子から、『女子会』では“コメツキバッタ”と揶揄されている。
松林智之(まつばやし・ともゆき)(51)………… 飯田基祐(いいだ・きすけ)
京都中央警察署の総務課課長で、京子の上司。事無かれ主義の人物で、なぜかいつも電球を磨いているため、“デンスケ”とよばれている。京子には冷たいが、総務課の若手女性署員にはデレデレの様子。
室町大輔(むろまち・だいすけ)(53)………… 冨家規政(ふけ・のりまさ)
京子の夫。仕事に生きるタイプではなく、このところ“主夫”化が進行。毎日、手料理を京子にふるまっている。
里中徹(さとなか・とおる)(45)………… 増澤ノゾム(ますざわ・のぞむ)
京都中央警察署の中堅刑事。黙々と仕事をこなしていくタイプで、朝令暮改の加藤課長の下でも文句をいわずに捜査に励んでいる。
神崎佳奈(かんざき・かな)(26)………… 近野成美(こんの・なるみ)
京都中央警察署の若手刑事。捜査本部を振り回す加藤課長にウンザリしている。うっかり、京子に捜査情報をもらすことも…!?
杉村伶香(すぎむら・れいか)(22)…………杉浦琴乃(すぎうら・ことの)
京都中央警察署の総務課の女子署員。いわゆる天然系のお嬢様タイプで、苦労をあまり知らないし、積極的に知ろうとも思っていない。課長の松林の大のお気に入りで、本来なら怜香がするべき仕事が京子に振ってくる事もしばしば。
峰岸千晶(みねぎし・ちあき)(21)…………泉川実穂(いずみかわ・みほ)
京都中央警察署の食堂に勤める女子署員。美鈴の部下として厨房で働いている。彼女が口を開くたびに女子会メンバーはいつもジェネレーションギャップを覚えることに。

コメント

高島礼子 コメント
 「実は今、プライベートでも女子会にハマっているんです! 特に年上の方たちとの女子会は勉強にもなるし、面白くて…。そんな女子会に、視聴者の皆さんも参加している気分になるようなドラマを作っていきたいですね。
 第1弾の撮影のとき、“もっと女子会シーンを面白くしたい!”と、撮影所の食堂で3人でミーティングをしたのですが、オンナ同士の会話って脱線するんですよね。高畑さんも宮崎さんも、ツッコミがすごいですし(笑)。でも時間はかかるけど、結果的にはきちんと結論もつく…。そんな女子トークの醍醐味に気づいたおかげで、面白い井戸端会議シーンを撮ることができました。今回の連続ドラマでも皆で話し合いながら、それぞれのキャラクターをしっかり持って、より一層楽しい井戸端トークを撮りたいと思っています。また、せっかく京都で撮影しているので有名観光スポットやグルメ情報もどんどん盛り込みたい。旅情気分も楽しめるのも、このドラマの魅力だと思います。
 これまでキャリア女性を演じることが多かったのですが、今回は等身大に近い感じで、無理せず自然に演じていきたいですね。実は私、かつて3年ほど会社勤めをしていましたが、総務部総務課だったんです。洗剤が足りなくて先輩に怒られたり、備品を整理したり、まさにこの京子の役を体験してきました。若い後輩を叱るシーンでは、当時の先輩のことを思い出して本気で怒れると思います(笑)。そんな会社勤めの貴重な経験をぜひ生かしたいですね! 
 女性目線で事件を解決していくのが、この作品のテーマ。普通の刑事ドラマになってしまってはつまらないので、監督に抑えられちゃうぐらいの勢いで、でも脱線しすぎず、視聴者の方が一緒に謎解きを楽しんでいけるような作品を作り上げていきたいですね。長く愛される作品になるよう、1本1本、大事に撮っていきたいと思っています。」
宮崎美子 コメント
 「連続ドラマになると聞いたときはうれしくて、今とてもワクワクしています。第1弾の“女子会”のシーンでは、おばさんらしいリアルな会話を3人で探りながら演じたのですが、緊張感もありながら3人のチームを作り上げることができて楽しかったですね。今回はもっと楽しんで、それぞれの個性をよりくっきりと際立たせていきたいと思います。
 弥生は、“自分はこうありたい”と思う基準が高すぎる人。だからこそ“私なんてダメ”と思ってしまう、損な女性ですね。でも一方では、“おばさんだから”という開き直りもあって、人前でも図々しくクヨクヨしちゃう…。私自身、先頭を切って走るタイプではないので、高島さん、高畑さんという、2つの大輪の花を眺めつつ、その隙間に出ていく弥生のポジションはとても心地よいです。
 3人は警察官ではありますが、捜査一課で活躍する花形刑事などではなく、総務、広報、食堂といった、視聴者の方々にとっても身近な存在。いわゆる刑事のやり方で捜査するのではなく、“気持ち”を大事に事件を解決していくところが、おばさんらしくていいなと思います。
 世の女性たちはふだんテレビを見ながら多々ツッコミを入れていると思うのですが、その雰囲気が画面から出せたら面白い! 言いたいことを言いあって、“おばさんたちだけど活きのいいドラマ”になれば…。テレビの前の皆さんにもたくさんツッコミを入れながら見ていただけたらうれしいです」
高畑淳子 コメント
 「オンナが3人集まると、自然とそれぞれのパートを担うようになると思うんです。前回の撮影でも徐々に3人のコンビネーションがしっくり来るようになったので、今回の連続ドラマでは前回やり足らなかったところを、遠慮なく演じたいですね! 
 オンナって、基本的に人の話を聞いていないでしょう(笑)。実際、世のオバサンたちって皆、我を忘れてしゃべっていますよね。今回は、あのエネルギッシュさをもっと出したいんです! “ホンモノの食堂のオバサンが出演しているんじゃない?”と思われるぐらい、そして世の女性たちに“この3人って私たちそのものだわ”と思われるような、自分勝手な女子トークをお見せしたいですね。 
 私は、3人の中で美鈴がいちばん純情な女性だと思っています。元刑事の美鈴は両親の介護という理由から職を退きましたが、実は刑事という仕事が怖くて第一線から逃げたんです。でも、実は誰よりも正義感が強くて、“正義を貫く場に身を置いていたい”という思いから、警察食堂で働いている…。そこに、彼女の純粋さを感じます。毒舌で下ネタも言っちゃうけど、根は恥ずかしがり屋で情にもろい。そういう、美鈴という女性の中に見え隠れする多様性が好きですね。
 女性の皆さんには、3人のおしゃべりに参加しているような感覚でご覧いただければうれしいです。男性たちには少々鬱陶しいかもしれないですが(笑)、“オンナって元気だなぁ”とうらやましがられるようなお芝居をしていきたいですね」

スタッフ

脚 本
深沢正樹 ほか
監 督
濱龍也
伊藤寿浩
ゼネラルプロデューサー
関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー
藤崎絵三(テレビ朝日)
島田薫(東映)
制 作
テレビ朝日
東映