どうも。こんにちは!タダ(@tadadadaaaaaan)です。
今日は最近勧誘された怪しいビジネスの話とそれに勧誘されたときの対処について語ろうと思います。
ヤバそうなことを始めた友人
タダにはかつてバイト先で出会った親友と呼べるであろう、親交の深い友人が居ました。彼は音楽で成功するというタダと同じ夢を持つライバルで日頃から切磋琢磨し合って生きていました。ですがひょんなことで喧嘩をし、その後彼はバイトをやめたため交流は途絶えました。
しかし、最近バイト先やいろんな友人から彼の話を聞く様になりました。(彼をAくんとします。)それはこういった内容です。
「Aくん、ネットビジネス(仮想通貨)で稼いでるらしい」
まぁつるんでた頃から楽な仕事はないかとかいろんなことを模索していたのは知っていたので、そっちで稼ぐことにしたんかぁという反面、「あいつにそんな能力あるの?」という思いがありました。
そこで、タダは一度ビットコインを学ぼうとビットコインの取引をしてみることにしました。はじめに振り込んだのは15,000円。それが取引を重ねるにつれ16,500円にまで膨らみました。レバレッジを一切かけていなかったのですが、もしマックスでレバレッジをかけていれば1,500×20(レバレッジ20倍)で30,000円の儲けになったことになります。
ビットコインって仮想通貨のなかでも1番時価総額も高く市場からのある程度の信用がある上に、まもなくやってくる半減期と呼ばれる発掘枚数が半減し価値が上がるであろう時期に差し掛かっているため、バブルのようにチャートが右肩上がりだったんです。(最近1回はじけた)しかも、イギリスのEU離脱の際にも円や金と同様に価格が上がっていることから世界的に信用のある仮想通貨といってもいいと思います。
4月には1枚$400代だったビットコインは6月の半ばには$770代にまで上昇している。
仮に4万($400)を投資し、レバレッジ20倍で4月に買い、6月の最高値のときに売っていれば、($770-$400)×20=$7,400=74万円
ということになるのである。(サイトから出金する際に手数料は引かれる)
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こりぁいい投資を見つけたな!と思っていたのですが、実はそうではなかったらしい....笑
(ビットコインは投資資金のある社会人にはいいかもしれない、まだ半減期が来ていないのでするなら早めの方がいいかも、責任は取りませんが)
紹介料で稼ぐ?!
Aくんは人当たりがよく、すぐにいろんな人と仲良くなれました。そして口がうまい。それを活かしてか、彼はとある仮想通貨の取引に参加する人を募って、1人につき40万円ほどの紹介料を得ているとのことでした。
まず、謎なのが彼がこの会社に入るために100万支払っているということ。そして1週間で3人紹介してペイ。怪しいと思わないのがバカです。どうやら上にもっと頭のキレる人物が居てその人の一つの駒として働いているようで、(どうやらアービトラージで利ざやを得ている模様)Aくんも結構稼げているらしく金遣いが異常になっています。(実は友人1人を介して久々に会った、ラーメンをみんなにごちそうし帰りのお金も置いていった)
キャバクラに入り浸り、かつての金欠でお金をバイト先の人に借りていた生活のことも忘れ、金を使いまくっているようです。
タダがAくんを信用しなかった理由
友人を介してラーメンに一緒に行ったとき、喧嘩していたにも関わらず異様にフレンドリーに話をしてきました。「最近どうなん?バイト先のあの人は元気?」などといった具合。
後日飲もうということになり、連絡も来ましたが一切返事をしませんでした。
その理由は以下の二点です。
Aくん自身がビジネスの全貌を知らない
彼はその達者な話術で次々に人を勧誘しますが、Aくんはビジネスの全貌を知らないためほぼ必ずその上に立つ上司的な人物が説明しにくるとのこと。さらには出資させた友人にこのくらい返ってくるよと伝えられていた額が返ってこないらしい。それはAくん自身にも起こっているが勧誘を続けているらしい。
野球を全く知らない人に野球をさせたいとき、ルールを一切知らない人から「この木の棒で玉打てばいい!」とだけ教わることで野球が楽しめるのでしょうか?
打ったら一塁に走って、もしその玉が返ってきて敵チームの人にタッチされたらアウトというルールを最低限知らなければ野球は楽しめないでしょう。さらには試合で勝ちたいということになると、これ以上に詳しいルールを知らなければならないのである。
Aくんはまさに「この木の棒振って玉にあたれば楽しいし、試合に勝てるぜ!」状態。
こんなの信用したらダメだと思いませんか?
お世話になった人へ筋を通していない
こういう取引では絶対的に相手に対する信用が必要です。ものすごく信用が出来る人にはお金を預けてみてもいいかもしれないということになるかもしれません。
ですがそこも彼はダメダメ。
彼はかつて本当にお金がなかったため、バイト先の人にお金を借りていましたが、バイトをやめてからやめたことを告げる電話もお世話になりましたという連絡も一切なし。そして、タダとボイストレーニングの先生が一緒だったAくんは先生に非常にかわいがられており、スクールへの入会金や先生の機材の購入費などの支払いを待ってもらうなど、金銭面でもお世話になっていました。しかしながら3月から一切の連絡もなく、心配した先生が送ったラインに対しては嘘の内容を送る始末。
筋を通さないやつに対する信頼なんてありません。
Aくんが敬愛する矢沢永吉は筋を通して生きる人間です。
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Aくんのような人に対する対処
Aくんの勧誘方法はいたってシンプルです。かつてのバイト先の友人にラインをし、久々に飲みにいこう!全部おごるから!などと声をかけ、飲みの席で勧誘すると言うもの。
1,いくら勧誘されてもその全貌を聞いて納得しないことには始まりません。
その人の実績を見て、全貌を聞いて理解し、はじめる。もしかしたらあなたのまわりのAくんはとてもいい儲け話を持ってきているのかもしれないのです。ちゃんと聞きましょう。納得できなかったら断り続けましょう!
2,特定商取引法
彼は飲みにいこう!と友人をさそっていながらビジネスに勧誘しています。実はその時点で違法なんです。
(1) 氏名などの明示(法第33条の2)
統括者(連鎖販売業を実質的に掌握している者)、勧誘者(統括者が勧誘を行わせる者)または一般連鎖販売業者(統括者または勧誘者以外の連鎖販売業を行う者)は、連鎖販売取引を行うときには、勧誘に先立って、消費者に対して、次のような事項を告げなければなりません。
1.
統括者、勧誘者または一般連鎖販売業者の氏名(名称)(勧誘者、一般連鎖販売業者にあっては統括者の氏名(名称)を含む)
2.
特定負担を伴う取引についての契約の締結について勧誘をする目的である旨
3.
その勧誘にかかわる商品または役務の種類
(2) 禁止行為(法第34条)
特定商取引法は、統括者または勧誘者が契約の締結についての勧誘を行う際、取引の相手方に契約を解除させないようにするために嘘をつくことや威迫して困惑させるなどの不当な行為を禁止しております。具体的には以下のようなことが禁じられています。
1.
勧誘の際、または契約の締結後、その解除を妨げるために、商品の品質・性能など、特定利益、特定負担、契約解除の条件、そのほかの重要事項について事実を告げないこと、あるいは事実と違うことを告げること。
2.
勧誘の際、または契約の締結後、その解除を妨げるために、相手方を威迫して困惑させること。
3.
勧誘目的を告げない誘引方法(いわゆるキャッチセールスやアポイントメントセールスと同様の方法)によって誘った消費者に対して、公衆の出入りする場所以外の場所で、特定負担を伴う取引についての契約の締結について勧誘を行うこと。
(参照 連鎖販売取引|特定商取引法ガイド)
彼は飲みの席で勧誘する目的にも関わらず、前もってその勧誘の旨を告げていないのです。
もしそれやらない、といってもずっと勧誘してくるときにはこう言ってやってください!
「お前、特定商取引法違反してるけど、どうなの?俺はいいけど、YAZAWAはなんて言うかな?」
こんなもんですね!
Aくんについていけばもしかしたら稼げるかもしれません!しかし、Aくんを信頼して出資したBさんには一銭も返ってきていない状態。それに上の方で述べた様に彼は信頼するに足りません。知識もありません。
アメリカの大統領も輩出したアメリカ屈指の名家、ケネディ家。
そのジョセフ・P・ケネディ(大統領ジョン・F・ケネディの父)は、株取引で財産を築きました。しかし、1929年のある日一気にその株を全部売り払ってしまいます。
その理由は、
「靴磨きの少年までもが株に手を出していたから。」
そしてその数週間後には世界恐慌が起きました。
ここからタダが得た教訓は
「知識の乏しい人でもできるビジネスに将来性はない!」
ということ。
(本当のところは最下層である靴磨きの少年ですら株を買うということは今後一気に株の売りが始まり景気が悪化するという予測をケネディはした。)
ケネディのエピソードを使った勝手な解釈ですが、あたっているところはあるのではないでしょうか。
昔は仲が良かったのでなんとも悲しいのですが、仕方ない。
改心してくれるのを待とうと思います。
離れていく友達とくっついてくる友達の質を見てくれ。
どっちが人を見てるのか。どっちが金を見ているのか。
そんで考えてくれ、どっちが大切か。