歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」が、7月末までの期間限定で13万8000円(税・送料込)で購入可能に。ゲーム世界を自分の足で歩き回りたい人には見逃せない品となりそうです。
同社サイトでは予約受付もスタートしており、定価は16万8000円(税・送料込)。7月末までに申し込めば早期割引として13万8000円(税・送料込)で購入できます。
「Virtuix Omni」は、米国Virtuixが開発したVRデバイス。2013年にKickstarterで資金を募ったところ、開始からわずか3時間で目標の15万ドル(約1800万円)を達成するなど、話題を呼びました。自分の足を動かすことでゲーム世界を歩いたり、ジャンプしたりすることが可能で、かかんだり、走ったりと言った動作も反映されます。
既にFPS『Battlefield 4』やRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim』をプレイしている動画が公開されており、様々なジャンルで高い没入感が得られる模様。「Oculus Rift」、「HTC Vive」といったHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に加え、「Gear VR」のようなモバイルVRにも対応しているのもポイントと言えるでしょう。
今回予約が開始されたセットは、本体、専用シューズ1足、トラッキングポッドとハーネスがそれぞれ1セットずつになっています。HMDやコントローラーは別売りです。
気になる使い方ですが、滑りやすい専用シューズを履き、足の動きを検知するトラッキングポッドを装着。Virtuix Omniのリングに入ってハーネスを腰に着ければ準備は完了となります。すり鉢状になったステージの上を歩く(足を滑らせる)と、コントローラーでの動作に置き換えられるという仕組みです。
ステージ上で向きを変えることも可能ですが、もちろん画面やキーボードは身体の動きについてこないため、HMDやワイヤレスコントローラを用意しておいた方がよいでしょう。
本体サイズは幅140cm、高さ139cm、奥行89cm とおよそ一畳分のスペース。身長195cm、体重130kgまでのユーザーに対応可能とのこと。2016年7~9月から出荷が開始される予定となっています。
実際にステージ上を歩いたり走ったりするため、運動量もなかなかのものである模様。Virtuixは、家電見本市「CES2015」において「1時間のプレイで3~3.5マイル(4.8~5.6km)歩くことになり350~400カロリーを消費する」としています。
「運動不足なのは承知しているが、ただ歩いたり走ったりするだけというのもちょっと......」という人には絶好のダイエットツールとなるかも知れません。