トップ > 富山 > 6月28日の記事一覧 > 記事
富山魚津 観光客1.4%減 昨年 新幹線で特急廃止 影響昨年一年間に魚津市内を訪れた観光客数が、前年より1・4%減少したことが分かった。市内のホテル、旅館の宿泊客や、駅前観光案内所の来訪者も軒並み減っており、昨年の北陸新幹線開業によって魚津駅に特急列車が止まらなくなった影響が、さまざまな観光面の数字に表れた格好だ。 二十七日開いた第二次市観光振興計画の策定委員会の中で、市が明らかにした。昨年の観光客数は百五十三万九千人で、前年より二万二千人減少。宿泊者数も二十八万六千人で二万人(0・7%)減、魚津駅前観光案内所の来訪者数も一万四千十九人で千九百五十人(12・2%)減だった。 策定委員会には地元商工関係者ら二十一人が出席。観光面の数字の苦戦について、市商工観光課担当者は「減少幅は小さい」と、特急列車が廃止された割に健闘しているとの見方を示した。出席者らは「ビジネス客が減ったのか、観光客が減ったのかなど、減少の中身を分析する必要がある」と、影響を深刻に受け止める必要性を指摘した。 市は、これらの統計などを基に、二〇一七年度から五年間の集客目標や戦略を盛り込んだ第二次観光振興計画を、本年度末までに策定する。 (伊東浩一) PR情報
|
|
Search | 検索