乳幼児6900万人死亡のおそれ 国連が警告
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国連は、途上国を中心とした子どもたちへの支援がこのまま強化されなければ、2030年までには、感染症や紛争、温暖化などの影響で6900万人の乳幼児が命を落とすおそれがあり、とりわけアフリカで被害が深刻になると警告しました。
ユニセフ=国連児童基金は28日、ことしの「世界子供白書」を発表しました。
それによりますと、途上国を中心とした子どもたちへの支援がこのまま強化されなければ、多くの子どもたちが劣悪な環境に置かれ続け、2030年までには、感染症や紛争、温暖化などの影響でおよそ6900万人の5歳未満の子どもたちが命を落とすおそれがあると指摘しています。
そして、その半数が、経済成長の陰で格差や貧困が拡大している、サハラ以南のアフリカの子どもたちだとしていて、2030年までには、アフリカで子どもたちの10人に9人が極度の貧困で暮らすことになると警告しています。
また、教育を巡る状況についても学校に通えない子どもたちの数が増え続けていて、2030年までには小学校に通えない子どもたちが6000万人に上り、その半数以上がアフリカの子どもたちだとしています。
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は「このままでは、私たちの世界がより不公平で、分断されたままになってしまう」とする声明を出し、国連が2030年までの世界の持続的な発展を目指して、新たに採択した開発目標の実現に向けて、国際的な取り組みの強化を呼びかけています。
それによりますと、途上国を中心とした子どもたちへの支援がこのまま強化されなければ、多くの子どもたちが劣悪な環境に置かれ続け、2030年までには、感染症や紛争、温暖化などの影響でおよそ6900万人の5歳未満の子どもたちが命を落とすおそれがあると指摘しています。
そして、その半数が、経済成長の陰で格差や貧困が拡大している、サハラ以南のアフリカの子どもたちだとしていて、2030年までには、アフリカで子どもたちの10人に9人が極度の貧困で暮らすことになると警告しています。
また、教育を巡る状況についても学校に通えない子どもたちの数が増え続けていて、2030年までには小学校に通えない子どもたちが6000万人に上り、その半数以上がアフリカの子どもたちだとしています。
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は「このままでは、私たちの世界がより不公平で、分断されたままになってしまう」とする声明を出し、国連が2030年までの世界の持続的な発展を目指して、新たに採択した開発目標の実現に向けて、国際的な取り組みの強化を呼びかけています。