曽田幹東
2015年6月30日03時00分
能代市落合中大野に住む農村青年が、ネット投稿でファンタジー小説の人気作家になった。投稿したサイトの閲覧数が25日、とうとう2億回を超えた。当の本人は実感が湧かない様子で「気づいたら2億を超えていた。好きな小説を毎日投稿しているだけ」と笑う。
両親と同居して農業を営む佐々木浩さん(35)は2013年8月19日、小説投稿サイト「小説家になろう」に自作の小説「レジェンド」の1話目を投稿した。以来、毎日5千~6千字の投稿を続けて700話近くに達した。
ペンネーム「神無月紅」で書くのは、異世界の冒険物語。東北の田舎町で暮らす高校生の佐伯玲二が交通事故に遭った後、異世界「エルジィン」で強大な魔力を持つ少年レイに転生し、魔獣グリフォンを相棒に冒険を繰り広げる。「頭の中でキャラクターが動いて、それをアウトプットしている感じ」と佐々木さんは話す。
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