今オーブントースター市場が憂き目を見ようとしています。
オーブントースターとは、食パンのトースト+その他のあたため及び焦げ目をつける器具
という概念しかなく、今までは数千円のものが大半でありそれ以上の商品はありませんでした。
トースターが壊れたから買いに来たお客様は、2枚トーストが焼けるか4枚焼けるかの大きさだけで
商品を選択し、せいぜい5000円に届けば高額なオーブントースターでした。
しかし、そんな中、新しく発売された商品がヒットを繰り返したことで
カテゴリー全体のラインナップの変化に大きくつながっています。
第一の転換点
ノンフライヤーのヒット
ノンフライヤーはそもそもオーブンレンジに搭載されているコンペクションオーブンの機能だけを
別の商品として発売したものにすぎません。
しかし、日本製品特有の機「能があり過ぎて使いきれない」という悪い部分から
わかりやすく、油が落ちる料理が作れるといううたい文句から、
また3万円という背伸びをすれば買える金額からヒットしました。
一度ヒットすると最近のメディアは大きく取り上げますから、おしゃれ家電としても評価され
プレゼントや景品の需要も高まりました。
これが今では10000円〜15000円くらいの高級オーブントースターとして
コンベクションオーブンの市場拡大に繋がりました。
ただ上下からヒーターの熱を当てるのではなく庫内を高温にして空気を循環させることにより
表面をカリッと仕上げ、油を落とせる機能を持った商品になります。
第二の転換点
バルミューダトースター
バルミューダートースターの発売により、
これによりそもそもパンを焼くことへの質を求めるようになりました。
毎日朝食にトーストを食べる人にとって、20000円は安く感じられます。
たった20000円で毎日の朝食を優雅な気持ちにしてくれる、
言い過ぎかもしれませんが、トーストをおいしくできる
それ以上の生活スタイルの向上がバルミューダートースターには起因させられます。
第三の転換点
グラファイトトースター
ヒーターの概念を覆す遠赤グラファイトヒーターでスピート加熱をすることで
食パンが保持している水分を逃がすことなく表面を焼き上げることができる
グラファイトトースター。
しかし、こちらはバルミューダートースターと違い、ヒーターそのものを進化させることにより
すべての調理に応用が可能なのです。
別にパンに限ったことではなく、瞬時に加熱が可能になったことで
使いやすさ、便利さも上がります。
オーブントースターを使っていて、なかなか焦げ目が付かないと思っていたら
ヒーターの熱が消えていて、赤く光っていなかったということはありませんか？
そんなことも解消してくれそうな一品になります。
すべての商品に共通して言えることは3万円以下のヒット商品であるということです。
家電製品に限らず５万円を超えるものは売れ筋として定着するのに時間がかかりますが
3万円以下理想は2万円程度の商品では興味で買ってみるというラインに入ってくるようになります。
そしてブームに乗って試しに買ってみるという範疇にも入ってきます。
それがよければ口コミで広がり一気に爆発するのです。
これが2年ほどの周期でノンフライヤー、バルミューダと2回目続き
さらに同時期に別角度から追随するライバル機種が現れた。
そして今までのヒットした家電製品は、キッチンに追加でおく必要がありましたが
今回のオーブントースターは買い替えでいいので置き換えが可能となります。
5000円で普通のを買うくらいならプラス1万円を出して１０年間おいしいものを食べたいと
思うのは日本人として普通ではないでしょうか？
ぜひ一度お試しをしてみてください。